与那国フィールドノート -282ページ目

シロヘリハンミョウ

7月7日。

午後の最も暑い盛り。

昆虫たちの多くも、木陰などの涼しい場所で休息している時間帯。


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僕も家で昼寝でもしようか。


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いやいや、休日は朝から晩まで目いっぱい動きたい。

ならば、暑さをものともせず活動するシロヘリハンミョウに会いに行こうか。


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シロヘリハンミョウが生息するのは海岸の岩礁地帯。

まさに灼熱地獄。


岩礁の上をハエのように飛び交い、獲物を探すシロヘリハンミョウ。
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さすがに暑いのか。

細い脚を目いっぱい伸ばし、体を最大限に地表から離している。


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あち。


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あちあち。


脚を交互に地表から離す。


ピントをシロヘリハンミョウから外す。

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旧閏5月15日。大潮で最干潮を過ぎてまもなく。


僕にはシロヘリハンミョウのような姿勢を撮り続けることは不可能。

炎天下腹這い状態。


それでも耐えられる。
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しばしシロヘリハンミョウに遊んでもらった








三光鳥

7月8日。


先日とある人を森に案内しました。

翌日その人から、

「夕方にもう一度あの場所を訪れたら、警戒心の薄いリュウキュウサンコウチョウに出会いましたよ。」

そう聞かされました。

写真も撮っておられてうらやましい。


ツキ(月)、ヒ(日)、ホシ(星)、ホイホイホイ。


三光鳥の名の由来になっている声はよく聞きます。

森でふいに出会うこともたびたびです。

しかしながら、じっくりと撮影できるような状況にはなかなかなりません。


・・・・で、で、で、場所はどのあたり?!

なんてことは聞きませんでしたが、もう一度案内した場所を訪ねてみると、見まごうことのないシルエットが出迎えてくれました。



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長い長い尾が特徴のオス。

しばらく撮影条件の良い場所に移動してくれるのを待ちました。


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待った甲斐あり!

コバルトブルーのアイリングと嘴が愛らしい。

しかし、ギィギィ鳴くばかりで、三光に例えられるあの声では鳴いてくれません。


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待った甲斐あり!

月、日、星と鳴き始めました。


ギィギィと鳴き返してくる別の個体がそばにいるようです。
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メスがそばにやってきました。

オスはとりあえず満足する写真が撮れたので、次のターゲットは彼女に。

ところがこちらは警戒心が強く、一定の場所に留まらないばかりか、近づいてもきません。


おやおや、さらに茂みの奥には別の個体がいるようです。
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尾が長くありませんが、顔つきがオスのようです。

巣立って間もない幼鳥でしょうか。

ひょっとしたら、夫婦と子供、家族なのかなあ。







カタブイ

この数日、カタブイの雨に見舞われる日が続きます。


カタブイ=片降り。

局所的なにわか雨のことで、大粒の雨は一瞬にして止み、直後に降り注ぐ強烈な日差しが、地上から多量の水蒸気を湧き上がらせます。

その時、不快指数は頂点に達します。

サウナ状態のなかを耐えていると、上空に上った水蒸気が再び冷たい大気にさらされ、またカタブイの雨となって地上に降ってきます。

ああ、不快、不快、不快、不快の悪循環!!


なんて言いながら、ほんとはとっても楽しんでいたりして。



また雨がきたあ!

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足早にアカギの木の下に逃げ込むと、目の前にヨナグニサンのオスがいました。

後翅が左右対象に欠けています。

おそらく、翅を閉じた状態で鳥に襲われたのではないかと思います。


前翅の先端をヘビだと思って鳥は驚く。

そんなことはないと思います。

その巨大さゆえに食べない鳥は食べれないだけであって、コノハズク程度の大きさ(全長22㎝)があれば、格好の獲物としています。


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順に葉を見ていけば、孵化して間もない1齢幼虫も次々と見つかります。


やがて雨音が止みクマゼミが鳴き出すと、再び雲間から日差しが降り注いできました。


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 最高だね、君。                           オキナワウスカワマイマイ


チョウたちは日差しを受けて体温の上昇を図り、活動の準備です。

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                                                 クロアゲハ

                                                     

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                                                カラスアゲハ       

そしてまた僕は、不快指数100パーセントの森の中を、喜々として歩を進めてゆくのです。