何とな~く再見したくなった『ジュラシック・パーク』。
吹替版で2回目の鑑賞です。
前回の鑑賞記はコチラ。
初めて観た時のビジュアルショックは薄れてしまうものですが、未だに圧倒される画が多く感じます。ようやくアニマトロニクス=恐竜ロボットの動きが少々ぎこちないかな?と思うようになった程度の、幼稚なアラ探しくらいしかできないくらい。
ビジュアルだけではなくテーマやメッセージに関しても、傲慢という言葉がこの世から消えない限りはまだまだ味がする、まさにエンタメ映画の見本です。
2年おきくらいでも、定期的にテレビ放送していい作品だと思うんだよ。
一行が初めて恐竜=ブラキオサウルスを目の当たりにするシーンは何度見てもゾクゾクします。
この時のアランとエリーが本当にいい顔をしているんですよね。
公開当時=リアルタイムで本作を観て衝撃を受けた我々の表情を代弁(?)しているかのようです。
表情と言えば、ティムとレックスの恐怖におののく芝居も素晴らしい。あの顔から伝わる緊迫感は半端じゃありません。
そんな二人と行動する事が多いアランは子供嫌いでしたが、苦難を共にして信頼し合える関係になっているのも好きです。
祖父であるハモンドではなく、アランに身を寄せて二人が眠るラストにはほっこりしますね。
クライマックス、4人がヴェロキラプトル=ラプターに追いつめられたところにティラノサウルスが現れるところで、例のテーマ音楽を流すのはチト違うんじゃないかと。
まるで正義のヒーローが参上した時の演出に感泣しちゃう人もいるんだろうけど、ティラノさんは別にこっちの味方じゃないんですよ…。
ところで、ティラノサウルスが“T-レックス”と呼ばれている事に関して。
T-レックスってはティラノサウルスの俗称orあだ名なんじゃないの?と思っていたんですが……正式名称は”ティラノサウルス・レックス”なんだそうで、“ティラノサウルス”は属名、“レックス”は種名なんだそうです。
車で例えれば、
ランボルギーニ:カウンタック
ティラノサウルス:レックス
みたいなモンかな(笑)?
今のところはレックス種しか確認されていないから、単に“ティラノサウルス”だけでアイツの事だと通じるんだそうです。
…久々に調べてみたけど恐竜界隈は深いな!
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吹替版の配信はないみたい。
今回はBlu-ray版での吹替版を観ましたが、やっぱり情報量が変わりますね。
ブロントサウルスが今ではアパトサウルスだという旨の台詞があったので調べてみれば、ブロントサウルスとアパトサウルスは同属なので、先に見つかったアパトサウルスが正式名称になったようです。
…小うるせぇ御託なんざ要らねぇ、オジサンなら”ブロントザウルス”呼びが正解なんだぜ!