観た、『デイ・アフター・トゥモロー』〜その2〜 | Joon's blog

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今年は暖冬だと期待したところで、別に雪が降らないわけじゃないですからね。早退して、おっかなびっくりで車を運転して帰ってきましたよ。

となれば、帰宅して余った時間を映画にでも費やそうかなという事で、何故か雪が降っている日に観たくなってしまうのが『デイ・アフター・トゥモロー』というね(笑)。

もちろん暖房なんか使わねぇ!けど、布団の中から観てました。

前回の鑑賞記はコチラ
 
2004年の作品という事で、もう20年も前の作品になるんですね。ビジュアルの迫力とか、今の目で見ても圧倒されます。
ニューヨークの市街地のド真ん中に巨大なタンカーが漂流してくるとか、アイデアとしても秀逸です。
 
本作で語られる地球温暖化の学説はもう20年も前のものですから、今では新説として更新されている部分もあるんでしょうが、改めて地球温暖化って何が良くないの?と感じるところもあるし、そもそも何を招くのかを知らない人も少なくないと思います。
温暖化が原因で氷河期が来るとか意味不明なんだけど?という質問に対し、
逆説的ですが、地球の温暖化が寒冷化を招くのです。北半球の気温を左右するのは北大西洋海流。赤道一帯から太陽熱を北に運びます。しかし地球温暖化が極地の氷を溶かし、海流の流れを変え、ついには流れを止め温暖な気候は失われる
と、ジャックは答えます。
ここまで分かっている人、どのくらいいるんでしょうね。SDG'sなんてのにカブれている人には簡単すぎる問題だったかな(笑)?
 
溺れそうになったサムが、寒さに震えながら着替える際、ローラがハグで体を温めようとするシーンがあります。
冷えた血液が急激に心臓に流れ込むと心臓マヒが…
という台詞、これって先のジャックの地球温暖化が氷河期を招くという説と似てませんか?
つまり、地球が心臓麻痺を起こすようなものなんだなと。
まぁ、これは俺ッチが勝手に思い込んでいるだけなんですが、こういうリンクのさせ方が絶妙です。これは巧い!
 
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本来ならクソ暑い時期に見るのが正解なんでしょうが、ド冬に雪が降ってる中を一苦労しながら帰宅した後に本作を見て、コレに比べりゃ今日の雪なんて全然マシだったなと、自分の運が良かった事を実感するのも一興かと思います(笑)。