『バーバレラ』も定期的に再見したくなる映画の一つです。
このくらいのセクシー加減で程よく感じる人は俺ッチと同様、ずいぶん歳を食って枯れてきた証です(笑)。
その代わり、そういう人ほど本作のユーモアを理解できるんじゃないかと思います。
重箱の隅を突っつくがごとく、矛盾やアラを指摘するような見方に楽しみを見い出す人にはもってこいなんでしょうが、お話的には雑でいい加減な作品です(笑)。本作が好きな人は、そこに愛おしさを感じてるんじゃないかな?
デュランがいるのはタウ・セティ星系→星までは特定されていない状態から始まり、バーバレラの宇宙船が磁気嵐に見舞われて操作不能に陥るものの、不時着した星はデュランのいる第16惑星だった!というラッキー。
双子の子供たちに捕らわれたり、鳥の監獄(?)に閉じ込められた際、人形やインコに襲われて服はビリビリに引き裂かれ、出血するくらいの傷を負いますが、着替えてしまえばそんな傷も全快(笑)。
…なんかもう、突っ込むのが無粋に思えるようなアッケラカンとした作風がいいんですよ。
終盤、デュランがオルガンみたいな機械でバーバレラを拷問にかけるものの、バーバレラはそこまでダメージを負わず、機械がオーバーヒートしてしまいますが、この辺はまさに艶笑コメディですよね。
ピンと来ない人は、あれを巨大なアダルトグッズだと思ってもらえれば、ああなるほどと思うはず。
バーバレラをイカせて殺そうとしますが(なんとアダルトな殺人手段!)、機械がブッ壊れるくらいに酷使してもバーバレラは涼しい表情。それなりの効果はあったようですが…。
無邪気、かつ底なし(笑)なところもバーバレラの魅力なんです。
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あんま堅苦しくない、ユル~い映画が見たいなーという気分に持って来いの作品ですよ。