捨てよう、HGダンバインシリーズ | Joon's blog

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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

…と、挑発めいたタイトルですが、たまには怒りに目が眩む時もあるんですよ。

 

先日綴った、『HGAB 1/72 ダンバイン』で起きた悲劇の後、割れたパーツを複製しました。

こいつらね。

 

写真を見返すだけでもムカムカしますが(笑)、複製したものは強度も万全、心置きなく最後まで突っ走るぞ!と思いきや、

今度は股間軸のボール受けが割れました…!

ボールの径を削ったり、天然グリス(中年オジサンの顔の皮脂)を塗布したりして、ABS特有のキーキー音も立てずにスムーズに可動すると思った途端にコレだもんね。

塗装計画も立て、頑張って完成させるぞ!と思っていたのに、いきなり冷や水をぶっかけられて夢から覚めさせられた気分。

 

…ここで俺ッチが採るべき最終手段を思い付きました。

捨てます。

…待て待て、この関節をまた複製したり、昨今充実しているサポートパーツ等で差し替えたりすればいいじゃん?

いや、捨てます。

なおかつ、まだ残っているHGダンバインシリーズのキットも全て処分する予定。

いつもなら「未開封だから勿体ない!」と、しみったれた事を言う俺ッチですが、今度ばかりは潔く見切りを付けます。

いつどうなるか分からない不安定な素材を使ったプラモなんて、いつ壊れるか分からないし、もっと最悪なのは時間を掛けて完成させた後に壊れたら目も当てられませんからね。

それほどまでに、このHGダンバインシリーズの(比較的)初期ロット分に使われているABSは質が悪いです。

よ~く見ると、破断面にデカい穴が開いているのが見えるでしょう? 材質どころか成型技術までもが低品質の、本当にタチの悪い粗悪品です。

パッケージのバンダイマークがまだ赤だった頃のキットであれば要注意です。

いつか作ろうと思っているとか、関節を差し替えるような改造でも計画していないのであれば捨てていいかも。組み上げられないんだもの。

 

手首を初めとするゴム素材が気に入らないと不満を垂れる人を多く見受けますが、そんな事よりももっと大きな死活問題があるだろうに。よく組めたなぁ…。

 

近年再版されている物に関しては、件のクソABSがKPS材に差し変わっているようなので、いずれまたHGダンバインシリーズを作りたくなった際はそっちを買うつもり。

出た当時に比べればずいぶん値上げされていますが、こういう不愉快な思いを経験した人であれば、安心&安全の保証が上乗せされているんだと思い込んで納得できるかな? できねぇよ。

 

…って事で、当時品を作って完成させた方々へ。

久々に動かしてみたり、奥にしまってあるものを掘り起こすのは破滅を導くに等しい行為なので、思い出の中に閉じ込めておくに留めておきましょう…。

 

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「大した事も出来ないくせに文句を言うだけのお前も、所詮はパチラーだな」と厳しいお言葉で責めようとする諸氏は、↑の旧パッケージ版を買って挑戦してみてはいかがでしょう。

余談ながら、旧パッケ版は1100円、新パッケ版は1430円が定価なので、奴らを付け上がらせるような額では買わぬように…。