何を今時に『HGAB 1/72 ダンバイン』を作ってるんですが……組めないんですよ。
「HGのダンバインならガンプラみたいなモンだろ、そんな物が組めないとか、いい歳こいて15歳未満か!」とツッコまれそうなものですが……ちょっと見てやって下さい。
新発売当時の、HGブランドのダンバインシリーズに使われるABS材は脆いと言われていますが、こんな感じです。
“折れる”のではなく、“割れる”んです。
肘関節はC型ジョイント=“C”字のパーツを軸にくわえさせる方式なんですが、まぁご覧の通りです。まさか3つにまで割れるとは誰が想像できよう?
よく見れば、割れた断面は“ス”どころか空洞になってるんだから、ふざけんじゃねぇと。
近年ではHGダンバインシリーズが割とよく再販されているようで、その際には件のABS材がKPS材に差し換えられているとの事。
こんなクズ材のパーツなんか無償で交換しろよ!と言いたくもなりますが、グッと堪えて該当パーツのみの部品注文を検討。
もちろんのごとく在庫なんかあるはずがないのは分かっていますが……そんな事よりも死活問題が発生…!
…だそうです。
ガンプラの部品注文に関して、郵便小為替という昭和から旧態依然のままの支払い方法にウンザリしていましたが(このメンド臭さがコレクション目的に節度なくパーツを欲しがる連中に対する抑止力になっていると思う)、それを廃止する英断に踏み切ったと思いきや、今後は受け付けはネットから&支払いはカード決済オンリーってんだから、もはや暴挙にすら思えます。
実質上、18歳未満から部品注文の申し込みは門前払いって事ですよね。そのくせプラモに若い客を取り込みたいとか、何言ってんだよと。
小中学生の頃だったかな、マクロス関連のプラモの部品注文をしようとイマイに電話をして、申し込み方法を教えてもらった記憶があります。
学校では教えない事を学ぶ、子供なりの社会勉強ですよね。
それがカード払い一択になってしまうと親が面倒を見る羽目になるし、自分が興味ないサイトにカード情報なんか提供したくない慎重な親だっているでしょうから、当の子供としてはその時点で部品注文を諦めざるを得ない→プラモへの興味が薄れていくという、被害妄想コンボの出来上がりですよ。
まぁ、わざわざ部品注文までして一つのパーツにこだわる子供がどれほどいるのかは疑問ですが(笑)、数個の部品欲しさにわざわざ新しいキットを買い足すような、金に物を言わすような可愛くない子供はあまりいないでしょうし。
せめてPayPayやプレバンPayあたりの支払い方法でも増やしてくれればねぇ。
大昔のようにプロショップ で部品注文ができればいいんですが、どうにかして小売店と縁を切りたがっているような態度が見え隠れしている現状では、もちろんやらないよね。
ほんと、青バンダイになってからのバンダイって、どんどん好感度が下がってくよな、というお話です。
そして、この話の顛末は次回に続く…。