使ってます、『江戸の用語辞典』 | Joon's blog

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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

先週あたりですかね、『吉宗評判記 暴れん坊将軍』に関する記事のおかげでアクセス数が爆増したんですよ。

つっても、たかだか200を超えた程度ですから、聞き流してもいいレベルなんですがね。現在は安定の2ケタ台で、普段通りの通常運転です(笑)。

 

昭和ドラマ、しかも時代劇に興味ある人は少なくないんだな~と思った次第です。

別に俺ッチはジャンルとしての時代劇が好きというわけでもないんですが、今回の記事は時代劇を嗜む一助となれそうなアイテムの紹介です。

 

周知の通り、現代において時代劇は衰退の一途を辿っています。

なら、何がそんなに受けないんだろう?と分析すれば、単純に“分かりにくいから”と答えます。

過去の日本の話でありながら、現代とはまるで違う社会や光景も、今となってはアニメのように荒唐無稽な世界にしか見えないと感じる人も多いのではないでしょうか?

そんな世界で使われる専門用語もワケ分かんねーし見るの止めようかな……となりそうなアナタにコレ!

『江戸の用語辞典』!

タイトル通り、江戸を舞台にした時代劇に出てくる専門用語を載せた辞典です。

 

「新さん、例の流れ者、“ハタゴ”に寝泊まりしてるらしいですよ」

「…てか、“ハタゴ”って何?」

といった風に(?)、こういう用語に引っ掛かってしまう事、ありますよね。

そんな時に、この辞典を開いてみれば、

こんな風に解決できるわけです。

時代劇でよく使われる言葉に特化した辞典なので、一般的な国語辞典よりも偏って解説されているのも良いと思います。

他にも幕府の役職や身分、髪型や提灯の種類等々がイラストや図で解説されたりしてます。

特に『暴れん坊将軍』は、市民の助力を得た上で政治家の汚職を糾弾→処罰するお話ですから、幕府のシステムをそれなりに知っておかないと置いてけぼりを食らうんですよね。

 

“辞典”というと、知りたい言葉を探して調べた時点で完結しがちですが、↑の画像でと分かる通り、この書は江戸に詳しい貸本屋の善右衛門さんというキャラの、一貫して口語的な文体によって解説されるので、読み物として1ページから順に読んでみても知識が身に付くと思います。

 

映像や小説のみならず、時代劇を鑑賞する際に必携とまでは言わないけど、脇に置いておくと便利な本だと思います。

 

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ちなみに定価は1650円です。

 

…けど、それでも本書に乗っていない言葉は少なからずあり(俺ッチの根本的な学が足りないのも要因ですが)、そんな時はどうしてもネットの力を頼ってしまいます。

そう、ハッキリ言ってしまえば、全てネットで済ませられる話ではあるんですよ。なので、そっちの方が効率的だと感じる人には、特にお勧めしませんので悪しからず…。