アレクサンダー・テクニーク教師の骨折日記

アレクサンダー・テクニーク教師の骨折日記

アレクサンダー・テクニークを教えています。交通事故に遭い骨折してしまいました。アレクサンダー・テクニークがどれ程リハビリに有効か身をもって実感!
動きと身体の関連についても、私の考えを書いています。自分の動きに疑問を持っている方もご参考に!

名古屋市中区でアレクサンダー・テクニークを教え始めて15年目になります。

 

日本人は完全にできるようになるまで挑戦しない傾向にあるように感じます。

 

最初にそれを痛感したのはイギリスに留学中に出会った一部の日本人の友人の振舞からでした。

彼らに共通していたことは、文法的に正しい英語を話せるようになるまで、英語を話そうとしないことでした。でもそんなことをしていたら、いつまでたっても正しい英語を話すことなんてできません。

私がイギリス留学中に実感したことは、自分が伝えたいことを一生懸命話せば、相手はその英語が間違っていても理解しようと”君はこういうことを言いたいの?”って分かるまで聞き返してくれるし、その時にピッタリの言い回しや単語を使ってくれるので、”そういうふうに言えばいいんだ!”と正しい言い回しや新しい言葉を覚えていくものです。

 

日本でアレクサンダー・テクニークを教えていても時々それを痛感します。

その傾向は個人差がありますが、年配の男性にその傾向が多いような気がします。

そういうタイプの人は、最初から何もかもを理解しようとします。そして、最初から完全を求めます。

結果、残念なことに長続きしません。

アレクサンダー・テクニークに限らず何でも新しいことを学ぶときは、少しずつ試行錯誤しながら理解を深めていくものです。しかし、彼らは子供の時、若かった時はそうやっていたことをすっかり忘れてしまっているのです。

この言葉を聞いた時、この何年間かの間私の心の中でモヤモヤしていたものが何だったのかが、ハッキリしました。

名古屋でアレクサンダー・テクニークを教えていますが、何人かの生徒さん達に対して、何かが違うと感じていたのですが、それが何なのかずっと心に引っかかっていました。

私は、彼らに「学んでほしい」とずっと思っていたんだんですね。

子供の頃、「またね」は明日だった。

若い頃、「またね」は来週とか、来月だった。

40代、50代になると、「またね」は一年後であれば、良い方だ。

努力しなければ、「またね」はやってこない。

今は、コロナ問題があるからしょうがない...と思っていると、そのまま音信不通になりかねない。

そうやって音信不通になる人たちというのは、それだけの人たちなのだろうか?

それとも、またいつか会う日があるのだろうか?

 

 

誰でも間違えます。

間違えた時に、なぜ間違えたかを考えると、そこから学ぶことができます。

間違えた時に、間違えたことをなかったことにすると、そこから学ぶことができません。

 

私は、間違えた時、なかったことにしたり、誰かのせいにしたいタイプの人間です。

でも、アレクサンダー・テクニークを習得する過程では、それは一切通用しませんでした。

なぜなら、アレクサンダー・テクニークを学ぶということは、自分の動きを変えるということであり、自分の考え方を変えるということであるからです。

自分の存在がなくならない限り、間違いは誰のせいでもない自分の動きの結果として、考えの結果として、あまりにも明確にそこにあり続けました。

 

アレクサンダー・テクニークのレッスンから学んだことはアレクサンダー・テクニークだけではありませんでした。

間違いから逃げないということは、苦しいことではあります。

しかし、間違いから逃げないということは、その先に、充足感や達成感という至福が待っているということを学びました。

 

 

 

名古屋でアレクサンダー・テクニークを教えています。

アレクサンダー・テクニークは、一言でいうと動きについて実践的に学ぶものです。

 

最近は、Head leading という理論が私の中でピッタリきています。

生徒さん達にも、上手く伝わっているようです。

Head leading とは、頭が動きを誘導するというものです。

例えば、競馬で疾走している馬を観察してください。

頭がぐんぐん突き進み、それに合わせて背骨が長く波打つように動き、脚が地面を蹴って、空気を切り裂くように駆けていきます。

 

人間は二足歩行なので、その関係性が分かりずらいのですが、理論は同じです。

 

特に長期間レッスンを受けている生徒さんは、Head leadingの理論を使うと上手く動けます。

なぜなら、からだ全体が上手く連動して動く準備が整っているので、教師が頭を誘導してあげるだけで、あらゆる動きが滑らかになるのです。

それは、それは、気持ちが良いほど、動きがスムーズで無駄がありません。

 

言葉だけではなかなか伝えるのが難しいので、ご興味のある方は是非アレクサンダー・テクニークを試してみて下さい。ホームページもご参照下さい。

http://www.wb.commufa.jp/atlesson/