アレクサンダー・テクニーク教師の骨折日記

アレクサンダー・テクニーク教師の骨折日記

名古屋市でアレクサンダー・テクニークを教えています。交通事故に遭い骨折してしまいました。アレクサンダー・テクニークがどれ程リハビリに有効か身をもって実感!
ホームページもご参照ください。http://atnagoya.sakura.ne.jp/

肩こりで困っている人は、「肩に力が入ってるからだよ」「肩の力を抜いて」って言われたことがあると思います。

ほとんどの人は、肩の力を抜く方法がわからなくて、無理やり脱力しようとして頑張った結果、より肩に力をいれて緊張させてしまいます。

そういう失敗を繰り返し、諦めてしまった経験があるのではないでしょうか。

 

では、どうすればいいでしょうか?

 

肩に力が入っているのには理由があります。

*精神的にいつも緊張している

*からだの重心がきちんと降りていない(バランスが崩れている)ので、肩に力を入れないと倒れる状態が続いている

*絶えず頑張りすぎている

が主な理由だと思います。

理由を取り除けば、肩に入っている力は自然と抜けていきます。

しかし、ここで問題となるのは、これらの状態であることに本人が気づいていないことが多いのです。

 

名古屋市中区でアレクサンダーテクニークを教えています。

肩こりを何とかしたいと思っていたら、ホームページをのぞいてみて下さい。

 

 

 

名古屋市でアレクサンダーテクニークを教えています。

30回近くレッスンを続けてくださった生徒さんと話していた時のこと。

私は彼女の動きが随分良くなったので、「随分理解が進んだなあ」と思っていました。

しかし、彼女は「私は全く理解できていないんです」っておっしゃいました。

 

アレクサンダーテクニークは、自分のからだの動きを改善してコリや痛みを改善したり、パフォーマンスの向上に活かすために学ぶものです。

学ぶ時に、第一に ”からだで感じて、からだが学び、からだで理解する!” ことが大切だと思います。

頭で理解することは後付けというようなものだと思います。

先に頭で理解しようとしていると”学びを邪魔してしまうのでは?”と思います。

 

私たち教師は、教えなくてはいけないので頭で理解することも重要ですが、それでも教えるためにも自分のからだで理解することの方が第一です。

だから、教師になるトレーニングは3年間を要し、その3年間、日々レッスンを受けて繰り返し動きながらアレクサンダーテクニークを学ぶのです。

私の場合は、教師として教える為に、からだで理解したことを何とか言葉にするために苦心しました。感覚を言葉で表現することはとても難しいし、人によって同じ言葉でも違う受け取り方をすることも多々あります。教え始めて20年近く経ってやっと端的でわかりやすい言葉を確立しましたが、今も格闘中です。

 

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世の中ものすごいスピードで変わっています。

この50年という短い期間で、ものすごく変わりました。

 

例えば、

私が子供の頃は、電話(ダイヤル回す黒いやつ)と郵便が通信手段でした。

そこにファックスが登場した時は、その不思議さと便利さに目を輝かせました。

そして30代の時にインターネットが登場した時は、海外の人とこんなに簡単に、確実にやり取りできるんだと、「すごーい!」と叫びました。

 

今は、更に、更に、更に、ものすごい勢い変わっていきます。

私は、最近ではこの変化は、「便利なのか?」と首をかしげたくなります。

あまりにも早すぎる変化は人間のからだにとっては害になるのでは?

どんどん複雑になってしまって逆に不便になっているのでは?

私たちの知らないところで怖いことが起きているのでは?

こんな風に感じるのは私が年を取ったせいかもしれませんが。。。

 

こんな時代になってしまったから、単純でシンプルな 『アレクサンダー・テクニーク』 ってますます必要なものなのかもしれません。

だって、どれだけ時代が進んでも私たちは私たちのからだを使って生きているのだから。

 

 

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2006年からアレクサンダーテクニークを名古屋市で教えています。

アレクサンダーテクニークの先生になる資格取得のため、2003年から2006年までの3年間イギリスに在住していました。

イギリスに住むにあたり生活費をアルバイトで稼ぐことを想定していました。

 

1年目:アルバイトを見つけて生活費を稼ぐため、資格取得の学校と仕事を両立しようと必死でした。

学校が終わったら、昼食を食べる時間もなく仕事に行き、帰宅したら疲れ切って寝るだけ。

しかし、1年間その生活を続けたら心身ともに疲労困憊状態になってしまいました。

そこで立ち止まり、”私は何のためにイギリスくんだりまで来たのか?”と考えました。

そして、”私はアレクサンダーテクニークを勉強したくてイギリスまで来たのだ!”ということに気づきました。

 

2年目:アルバイトをやめました。そして、とにかくアレクサンダーテクニークを学ぶことに集中しました。

朝9時から午後1時くらいまで学校でレッスンを受ける。

その後は、帰り道にあるテムズ川沿いの公園の芝生で座って目に入ってくるものを見たり、寝転んで空を見上げたり、川の流れを見たり、散歩中の犬の動きを見たり、その日に学校でやったことを頭の中で映像化して再現したり、とにかく『何もしない時間』を作りました。

 

この何もしない時間というものが非常に大切です。

☆その何もしない間に、頭の中が整理整頓されます。

”今の自分は何が分かっていて、何が分かっていないのか” が見えてきます。

”明日のレッスンで確認すること、試すこと、追求すること” をまとめます。

何も見えてこない日があっても、別にいいんです。ただ、ぼうっとしているだけのことが気持ちいいので。

☆もう一つ、何もしない時間を作ると、集中しなくてはいけない時にきちんと集中できます。

 

休みなく頭とからだを使い続けていると、自分の中に何も残らないような気がします。

ただ、ただ、通り抜けていっているだけ。

入れているつもりが、ダダ洩れになっている。

 

アレクサンダーテクニークって何だろうと思ってくれた方はホームページもご参照ください。

 

 

名古屋市中区でアレクサンダーテクニークを教えています。

15年ぶりにレッスンに来てくださっている生徒さんがいます。

当時は、教師である私が「一方的に良い動きを誘導する」というレッスン形式でした。

今は、生徒である皆さんが「自分で意識をもって自分の動きを誘導する」と同時に教師である私が「良い動きを誘導する」というレッスン形式です。

これによって、生徒さんは自分の動きの癖に気づけるようになっていきます。

 

そして何より大切なことは、

「生徒さんが自分で考えて、自分で意識的に、自分の動きを変えていかなければ、変われない」

という現実です。

一時的に変われても、本当の意味で変われないのです。

あっという間に元に戻ってしまうのです。

 

身体的な不調は、日々の悪い動きの積み重ねによるものであるという事実があります。

だから、アレクサンダーテクニークは自分の動きを変えていけば、身体的な不調は改善されていくという理念です。

 

アレクサンダーテクニークにご興味を持っていただけた方はホームページもご参照ください。