はじめまして。カリフォルニアでトランスジェンダーのパートナーと娘2人の家族4人で楽しく暮らしている高山愛です。はじめてのかたはこちらからどうぞ。
地鶏は骨にそって切り込みを入れて、塩と胡椒を多目にふって、フライパンでオリーブオイルとともに焼くのが旨い
ビーガンのアリッサ用にかぼちゃのスープもココナッツミルク入りと2種類
弁当におにぎらず。おデブちん、肉はみ出してる
幼少期、我が家はあまり裕福でありませんでした。看護婦だった母は常に仕事で忙しく、料理もあまり得意ではなかったので、昭和のあの時期にしては珍しく、わたしと姉は結構ひもじい思いをしてました。いつもお腹をすかせてた。
あの頃の体験がトラウマになっているのか、わたしは常に「子供にはひもじい思いをさせてはいけない」という強い使命感にかられています。育児に関してあまり自信がなく、胸を張って教えてあげることもあまりない。だからせめて栄養満点で美味しいものを毎日食べさせてあげたい。
特に朝食が大切で、朝も相当早くからキッチンに立ち、包丁握って、フライパンを振り、気付くとなんだかがんばってる。美味しいものをしっかり食べて、幸せな気持ちで一日をスタートしてほしい。夕食も手抜きできない。あれこれ作らないと母親失格な気がして。
娘たちは多分、それほど期待してないのに。ふたりとも食が細く、アリッサも常にダイエット。いっぱいあれこれ作っても、みんなそれほど食べない。なのに、作る。なんか喜劇というより悲劇っぽい。
昔、アリッサが男だったころ、わたしが作る料理をモリモリ、ガツガツ、残さずペロリと完食してくれました。美味しそうに食べてくれるあの人の幸せな顔を想像しながら、料理をするのが楽しくてしょうがなかった。
女の子を望んでふたりの美しい娘たちを授かり、娘たちを愛してやまないけど「男の子が家にいたら、料理の作りがいがあっただろうな」って思うことが多々あります。うちには男子がいないから。
娘たちがもうちょっと成長したら、モリモリ食べてくれるかしら。
娘たちが将来、食欲旺盛な男性と結婚したら、娘婿や孫たちに、美味しいごはんを差し入れしてあげようかな。46歳のお母ちゃん、今から期待に胸を膨らませてます。
いつもブログを読んでくださってありがとうございます。わたしはこのブログを書籍化を目標にして、真剣に書いています。それは、トランスジェンダーの人たちと彼らが関わる人たちすべてに伝えたいメッセージがあるからです。このブログとほぼ同じ内容を下記のサイトにも掲載しています。「読んでよかった」ボタン押していただけたら本当にうれしいです。よろしくお願いします。






























