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H+13 ARCHITECTURE & ASSOCIATES

京都在住の週末ケンチクカ、H+13の活動ブログ。
建築とアート、時々水平式クレーン。

久しぶりのブログです。

こないだ谷尻さんの講演会に行って来ました。
地方で、有名な大学とかでてなくて、成功しているし、
前々から気になっていた人ではある。

かなり噛み砕いた説明で、分かりやすい話し口。
プレゼンもうまいし、絵も綺麗。

一貫して言っていたのは、
何気ないものでも良さを見出し、新たな価値を創造する。
拾うことで、境界を越えること。

なにか、広告やプロダクトのデザイナーに近いアプローチだと思った。
ローコストを逆手に取ったり、埋没している普通に疑いをかけるとことか。
ごりごり何案もスタディしまくりことはしないらしい。

一番印象的だったのは、盛り土ととんがり屋根の西条の家。
見積もり見て、残土処理費を削ることから、案ができたらしい。
合理的な上に、精度の高い空間になっている。

以前、内藤さんも言っていたが、
「合理的なものが美しいのではなく、美しさの中に合理性を求める。」
まさに、履き違えたモダニズムは前者にあたる。
それが、均質な墓石みたいなビルをつくり、
そのアンチテーゼで、無理した奇抜だけの建物を作る。

デカルトでは無いが、「我思う。ゆえに我あり。」の懐疑的精神を忘れず、
思い込みの普通を見極めて、新しい普通を作りだしていかないといけないと思った。
今後も、楽しみな建築家の一人だ。





屋上庭園。
ちょっと期待して行ったんだが、
企画としては...残念。
寄せ集め感と、三階のスペースが余った感が感じられた。

ただ、記憶された庭。
中林さんの腐食銅版画は、
儚く、美しく、痛々しい。
出会えて、良かった。



で、1、2階の大岩さんの方も見てみた。
全然好みではないはずなのに、
動揺する自分がいた。

圧倒的な世界観と楽しげなマンガチックな表現。
宮崎駿の世界にトリップしたような感覚に襲われた。
後で知ったんだが、北千住でアトリエを構えていたらしい。


最後に、地下でワンダーウォール入選展を見た。
ましもゆきさんのネオ日本画みたいのが良かった。



ジンズの流山店はやられた感があった。
立地とプログラムを逆手にとって、
ありそうでなかったモノと空間のかたち。
アートふるで、わくわくする気分になる。

展示はいつもの立体トラスのようなオブジェ。
確かに綺麗ではあったが...
わざわざ新宿に行くなら、流山店にいった方がマシだった。






AXISギャラリーに行ってきた。

イームズの100の言葉と100の写真が
廣村さんのシンプルな会場構成によって、
さらに強度が高まっていた。

「Desgin is method of action.」
「デザインとは行動様式である」

これを心に留めて精進しよう。




現場で試験杭。
中掘拡大根固工法で、
13mのPHC杭と13mのSC杭を継いで打ってるとこ。

この三点式杭打機はなかなか渋い。
地盤がゆるいから下杭をズブズブ入れていく。

水平式タワークレーンは、空中に向かっていく感じが
ゴシック的だが、
三点式杭打機は、地中に向かっていく感じが、
ソリッドで重厚なロマネスク的だ。

また、一つ好きな重機が増えた。








仕事で環境展に行ってきた。

壁面緑化を検討していて、
このとあるメーカーのが良かった。

ブランのとまでは言えないが、
なかなか多様的で立体感のある仕上がりになっている。

コストも以前のものより下がっているし、
メンテナンスも良くなっている。

最近、エコはやはり流行で
ブランディングも含め、検討することは増えてる。
例え、その意味が本質とは異なっていたも、
やることに意義はあるだろう。
何とか、通したいものだ。














モバイルアートに行って来た。

アートとブランディングの関係が双方にとって
良い相乗効果を与えている。
一流ブランドだから成せる業だろう。

内容も予約制だから人でごった返すこともなく、
さらに、音声に誘導されながら進んで行くから、
狭い展示スペースでも、きちんと見ることができた。

運営側もコントロールし易いだろうし、
気持ちよくエスコートされた感じだ。



レアンドロ・エルリッヒの水たまりに映る
都市の風景は、日常的だが、
静的で儚げだった。

ザハの建築も外見はスッポンみたいでいまいちだが、
内部は、実験的なこの試みと在ってるし、
流動的でスムーズな空間だった。

これで、冊子(図録並)までもらえて、
ただなのはさすがにすごい。



共演。





やっと見ることができたダミアン・ハーストの《母と子分断されて》。

生々しいほどの生と永遠の死。
光と闇が同時に存在する、

マグリットの光の帝国のような美しさと、
SAWのようなリアルな具象がそこにはあった。

高校の時、まだ何も知らない時に
「ザ・セル」で見て、衝撃をうけた。
初めてモノに恋に落ちた感じだった。

本物を見て、また二度目の恋に落ちた。


実際、これは7トンもあるらしく、
一度ホルマリン溶液を抜いてから
運んで、また入れたらしい。

設置場所も重すぎるから、
梁のある場所を選んだりとなかなか苦労したみたいだ。






越後妻有アートトリエンナーレ、田中文男文庫、南洋堂の展示とか、

最近気になるアーティストだったし、ちょうどアーティストトークがあったから行って来た。

やはり、モノとしても美しいし、都市空間に対しても良い多様性を与えてると思った。


山本想太郎さんが会場構成をやったみたいだけど、

アクリルに映る知の光は、何度も空間をオーバーレイしていて、ぐっと来た。


トーク自体は、日本語の語彙は少ないせいか、深い話しは聞けなかった。

もっと熱い話しが聞きたかった。


事前申請の後に寄った。



水というよりは、

降り積もる雪の現象に似ている。

緩やかに規則正しく落ちる粒は、

微かに揺らぎ、皮膜性を与える。

視覚、聴覚、嗅覚、四次元のすべてが、

自分に安らぎと高揚感を与えてくれた。


視覚と二次元だけでは何も伝わらない空間のあり方。

こんな空間があれば、東京でも生きていける気がした。

気づいたら、一時間くらいそこにいた。





一階の鉄の方も自分の好み。

文様のようなところやハードで渋い質感が良かった。


ギャラ間はあれこれごちゃごちゃ展示するより、

このくらいの質と余白で構成されている方がいい。

平日に行くことが前提だが。