あただの映画三昧 -15ページ目

シリアナ

初めの5分からもう不明…

何が爆発したんや?

あれ誰?


日本人が最も苦手とするパターン
・登場人物多い→誰やわからん。
・微妙な台詞回しで見せる→英語わからん。


観客に“優しくない”作品は嫌いではないが、難易度の高い部類に入るこいつは体力と集中力がいるね。


描かれるのは、国家間や組織における、表と裏、上と下、すへてが2重もしくは3重構造になっている関係の難解性である。

アメリカ人はアラブ人を、アラブ人はパキスタン人をと虐げる。

ジョージ・クルーニー演じるところの主人公。
CIAのエージェントでありながら“アラブ王子暗殺”というDarkな役割を引き受け、そして結局は組織に切り取られる。


最後の2発のミサイルで、勝ったのは果たして誰なんだろう?
最後まで深い内容だった。
1500円

運命じゃない人

これはおもしろいっ。
良く出来たコメディだ。
『サマータイムマシン・ブルース』にも匹敵する。

PFFのスカラシップ作品ということで、低予算で作られた秀作。
“邦画バブル”の昨今、乱造される駄作の多い中、必見の作品。
(そういや『美女缶』という名作もあったなあ…)


時間軸を上手にずらしながら、登場人物をリンクさせて行く。
私の大好きな手法である。
出演者はほぼ無名(?)。
大げさはでない演技が、この脚本にはピッタリ。

05年のキネ旬で上位にランクされていて、とても気になっていたが、ようやく納得。
2800円

バベル

公開2日目ということもあり、レイトショーでもほぼ満席。

やはり「菊地凛子」というパーツが為せる現象か…
この類の作品では見かけることは、まずないであろう観客の層が多数。

案の定、終演後はかなり疲労コンパイの様子。
ぐったりする内容であることは確かかも。

さっき、TVニュースを見ていたら、上映中に気分が悪くなった人が何人かいたらしい。


さて本題。
モロッコ、メキシコ、日本、3つの場所で同時に起こる群像劇。

共通する言葉は「偏見」「差別」「親子愛」。
スピーディーな展開の中に心理描写を見事に織り込んでいる。

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ。わずか3作目というキャリアだが、凄い監督である。
大絶賛された1作目の『アモーレス・ペロス』より、描写的にはマイルドに作ってあるが、題材は今作の方が断然重い。
もちろんよく出来た脚本ではあるが、巧くラストまでしっかりとまとめきった監督の力には、舌を巻く。


最後に“リンコ・キクチ”
昔の邦画によくあるフレーズ「体当たり演技」。
この役柄を受けるかどうかが問題で(辛口過ぎるが…)、魅力的な演技であったとは思えない。
3000円