忘れな草を忘れないために。 -3ページ目

別府で忘年会 1




3連休の初日。
彼家族と忘年会。
新幹線で福岡へ。




朝は車内で
権米衛の玄米おにぎり、と、月餅。





初九州新幹線。
(手配を彼任せにしてたので、当日まで乗ると思っていなかった)



レトロな車内。
椅子の座り心地も抜群!!
ひと駅しか乗れないなんて残念。





それでも、駅弁はしっかり堪能。





そして、新鳥栖駅に到着。
綺麗な駅だけど何もなかった。。。


ここで忘年会メンバーと合流。
甥っ子ふたりは大きくなっていてビックリ。
小6の子には身長抜かされていた。。。



ここからは義父の車で別府へ。
眼下に湯布院が見下ろす辺りを通ると、立ち上る湯けむりが見えた。

不具合とストレス。

仕事中、耳がボワンボワンしていることに気がついた。


聞こえづらいわけじゃない。

けれど外界とは隔たりがある。

まさか、突発性難聴?

と翌日慌てて耳鼻科へ。


基本、異常なし。
強いて言えば低音性難聴。
ストレスかなあ?と。

ちゃんと食べて寝てね。
ノルバデックスの副作用は聞いたことないなあ。

とりあえず、ビタミン剤と血流を良くする薬をいただいて様子見。



引き続き、仕事休みついでに眼科へ。
眼鏡生活だったけど。
1年ぶりにワンデーコンタクトを作ろう!

と初めて行く眼科へ。

目を見るなり、
「前は何処の病院?」
と聞かれる。

何処と言われても、1年以上前なのに。


それから促されるままに初めてやる検査をした。


そしてまた呼ばれるなり、眼球をパソコンを見せられた。



こっちが正常の人の。こっちがアネモネさんの。
ほら、ここが正常のと違うでしょ、と始まった。




どうやら、緑内障と言いたいらしい。



が、理解力を棚にあげて言います。
説明が下手すぎる。。。



とりあえず、視野検査することに。



結果、異常なし。
でも、眼圧等は異常。

予備軍とのこと。


パソコン等のやり過ぎも関係あるとは言っても、皆やってること。



どちらもノルバデックスとは関係ないというし。


ストレスのある女性は耳にくることもあるという。



以前の生活に比べたらストレスないはずなんだけど!!


ただ。
奥さん、社会人、娘。


どの立場もちゃんと全う出来ない自分に苛々してはいた。
周りが協力してくれる分、出来ないことに申し訳なく納得いかず痛みが伴う。
でもどれも手放せず。
好き勝手な自分から抜け出せない。


それがストレス?


贅沢過ぎます。


まあ、ノルバデックスの副作用なら服用続けられなくなっちゃう。
それは避けたかったから善しとしようかな。


様子見よう。
深呼吸しよう。


ムーミンショップ。

来週に迫った、彼側家族との一泊温泉旅行。


手土産を買いに二子玉へ。

が、ホームに降り立った途端見つけたのが、ムーミンショップの看板。


目的地、追加。






ママがお出迎えしてくれた。

ソラマチにはないものもあって
気になる気になる。。。

とりあえず今回は見るだけ。
フィンランドから輸入している商品も、最近見るようになった。
ブーム、来てる?





我が家の主?北欧から連れ帰ったパパ。
ブームに乗って日本で、ママに会える日も近いかも?!
(ママも連れ帰ったはずが家に帰ったらいなかった。
成田離婚という噂。)





ちなみに一番の目的。
手土産はOggi の詰め合わせを購入。
チョコレートは文句なしの美味しさ。
薄くスライスされたパウンドケーキもしっとり。
見た目も品がいいし、かさばらない。
自己満足。

1年検診が終わったら。

会社で地毛デビュー


と決めていた。
異常無し、だったら。


大変お世話になった、人毛ウィッグ。
しかし最初の段階で、お店の方にあまり意向も聞かれず雑にカットされた印象があり、愛着が薄かった。


そのせいか、若干短すぎようが、会社以外はさっさと脱ヅラ過ごしていた。
友人の結婚式にもそのまんま出席する始末。


しかし会社となるとさすがに慎重になった。

事情を知る人と知らない人がいるので勇気がいった。



で、とりあうず。
検診を一区切りと決めた。




結果を聞いた翌週、1年ぶりに美容院へ。
何も知らない美容師さんはビックリ。


手短かに(というか一言で)事情を話した。

終わり際、

「これからボブになってロングになりますよ(そういう風に切りました)」

という言葉にちょっとグッときた。




会社は。。。
知らない人にも何だか好評。。。

と喜んでいたけれど。

こんだけ思いきり短くされたら
とりあえず褒めるしかなかったのかも?


がんだと勘づいた人もいたかもしれない。
まあ、それならそれで。
勝手に噂すればいいし。
ダイレクトに聞いてくれれば話す覚悟もあってのデビュー。


それにしても

「髪切ったんですね!」

と言われる違和感。



伸びたんですけどね。。。

と言い辛いいもどかしさ。

再手術後1年検診。

11月末検査内容。

骨シンチ、血液検査、左マンモグラフィー、胸部レントゲン、腹部エコー


12/6乳腺外科診察。

異常なし。
「安心して年越せますよ」と先生。

健側にしこりがある様子だが、前と大きさも変わっていないし様子見とのこと。

CEAが上昇してない?と思ったが
体調が悪いわけでもないし基準値内だし気にしない。
ca15-3は微妙に下がっているし。
他が原因なら来月の会社の健康診断で引っ掛かるはず。

ホルモン感受性が強いのだから、ノルバデックス&リュープリンさんに良い仕事していただかないと。



「痩せます」
と伝えたら、付き添っていた母が
「食べ物に気を使うようになって食べないんです。。。」
と訴えていた。
母が言うと大袈裟になる。

→変なもの食べなければ大丈夫ですよ。
痩せすぎない方がいいですよ。

先生がおっしゃる「変なもの」て何だろう?
痩せすぎない、は、閉経前は痩せてる方がよくない、て聞いたことあるけどそれかな?


疑問を飲み込むのは相変わらず悪い癖。



「ノルバデックスのジェネリックに変更出来ますか?副作用に変わりはありますか?」

→ありません。今回から変更しますか?


とりあえず、今回はそのまま。
同病ブロガーさんの記事を色々読んでみてから決めようかと。


万が一よくない結果ならしようと思ってた質問を、1回忘れられる幸せ。

有り難いこと。



基本的には病を忘れて生活出来たらいいと思う。

毎日1錠の、ノルバデックスを忘れない程度に。



考えたくなった時だけとことん考える。

あとは。日々に疲れたら思い出せたらいい。

抗がん剤中の生活を。

副作用にぐったりしながら、
自分のキャパシティを重い知ったこと。
元気になったら送りたい、と夢見たささやかな生活を。


コスメキッチン。

少し前、迷わず購入したのが




コスメキッチンのムック。



抗がん剤中、洗顔料をシンプルなものにしたら調子が良かったこと。

当時、人工的な匂いが苦手になったこと。

「アンチエイジングの鬼」の石鹸で落ちる、アムリターラのオーガニックファンデーションを使ってみたら思いのほか良かったこと。


そして女性ホルモンと仲違いしている故の衰えが気になること。


色々重なって、少しずつ自然派化粧品が気になり
コスメキッチンも覗くことが増えた。


でも正直、何がいい、てわからないし。
合わなかったら高いし無駄になるから購入しづらかった。


今回のムック。
私にとっては渡りに船。
使うの楽しみ。

ムーミンカフェ。

ソラマチで行きたかったお店。



ムーミンカフェ。



平日なのに、まさかの1時間待ち!!
しかも室内ではないので寒さに震えながら待つことに。



やっと入店。
温まるものを。








お腹もペコペコ!!
ポタージュの中はムーミン谷仲間のマカロニ入り。





運が良ければムーミンと相席なんてことも。
今回は叶わず。
いいトシして、ハシャギ過ぎない様に、てことかしら。




人気なくて、すみに追いやられていた。。
カワイソウ。。。





だから、というわけじゃないけれど。
ニョロニョロさん、お買い上げ。
ドーナツ(彼購入)とトング。

ドーナツ、ブルーベリー入りで美味しかった。

ムーミンスプーンはスープ用。

スープスプーンを探していたので嬉しい♪


正直、味はお値段通り、普通。
とはいえ、内装、食器、御手洗いまで徹底してムーミン仕様。
1時間並んだしアトラクション気分満載だった。


付き合ってくれた彼に感謝です。



またね。


ソラマチへ。

先週の平日。
彼がお休みだったので、彼の思い付きで ソラマチへ。

平日なのに人が多いこと!!
休日の都心の百貨店くらい。



長時間見上げると首が痛い。



お菓子もスカイツリー。



スカイツリーと仲良しになった模様。



こちらは。。。



居眠り中。




日も暮れてきて。



鮮やかにそびえ立つ。


入院中、病棟から眺めていたけれど
近くで見る方が美しく感じた。

グッズもデザイン性が高くて
普段使いも違和感なしなものばかりだった。

来月、九州の彼の実家と温泉旅行。
持参土産もしっかり購入。


山田養蜂場のスカイツリーボトルの蜂蜜。

candy show timeのキャンディ。

カルディのスカイツリー羊羮。


「こちらに遊びに来ていただいたら
展望台まで行ってみるもありだね」

と先の予定?を残しながら1日終了。

水戸の花嫁と余興あれこれ。

抗がん剤中の目標のひとつになっていた
、友人の披露宴。


しかしながら。
まさか2か月前に連弾余興を依頼されるなんて。。。

ベテラン連弾相手Aに、
前奏、ペダルを任せ。
弾き方まで教わり。

どうにか当日になった。


Aの披露宴の時、
泣きじゃくりスピーチにならなかったので。
もし泣きそうならAが私の分も代わりに読んでくれると約束してくれた。


直前、緊張して冷えきった手を、
Aと別の友人に温めてもらった。


たかが披露宴。
されど披露宴。


どうにか笑顔で乗り切ったものの。
演奏も、やっぱり粗い。

あとで動画を見た彼には
「走ってるね。」
と指摘された。
テンポが明らかにイマイチだった。

でもまあ。致命的な間違えもしなかったので、勘弁して欲しいレベルだと思いたい。




弾いたのは
Aiさんのstory


『限られた時の中でどれだけのことができるのだろう』

『ひとりじゃないから』

『孤独じゃ重い扉もともに立ち上がればまた動き始める』


この歌詞が自分にも重なったりもして。





友人から依頼がきた時、
やりたい、気持ちはあれど自信はなく。

まだ見ぬ副作用に怯えもあり。
(実際体は変化してる感じもあった)

ウジウジしてもいた。


それを助けてくれたのが
Aと彼と母だと思う。


Aは弾き方を教わったのはもちろん、
絶対、ネガティブなことも不平も言わず、私のペースで付き合ってくれた。



母は騒音のような練習を黙って聞いていてくれたし。
私が集中できるよう、サポートしてくれた。


彼は「余興は断るものじゃないから」
と、
候補曲選びを付き合ってくれたり。
何時ものことながら
これにまつわる、とめどない私のおしゃべりに付き合ってくれた。


何かをやろうとすると
私はゆとりがないから周りに必要以上に迷惑をかけてしまう。


でも何もしないままだと
自分以外の人間が、「できた人」だと感じることさえしないで過ごしてしまう。


人と関わると自己嫌悪になるから疲れるけれど
その辺りのバランスを上手くとって生活出来たらいいのかもしれない。


なんて思った余興騒動?だった。






水戸の花嫁。

先週末、友人の結婚式で水戸へ。

午前中に実家を出発。



フレッシュひたち。
青と白がフレッシュ?
おもちゃみたいな色み。



旅の合間の腹ごしらえ。
まい泉の上野駅限定パンダかつ。


車中は連弾相手Aと余興前の一言スピーチを調えた。



受付担当の友人にベリーショートを驚かれ、ついでにカミングアウト。
写真撮ったり。
席次表の印字ミスが新婦の友人らしくて笑っちゃったり。



白無垢姿の新婦は予想どおり美しかった。





もちろん、ドレス姿も裏切らない。
元女優、て言っても信じてもらえそう。


美人で気だてもいい人、中々いないんだから。
旦那様はほんっとに幸福者。





抗がん剤中、彼女の結婚式出席はひとつの道標だった。

脱ウィッグも果たせた。

彼女は何も知らない。
それでも、私に明るい未来を示してくれた何時も一生懸命な彼女に
沢山の幸せが降り注ぐことを祈って止まない。