■概要
親指が変形し、小指の方へ曲がっている状態を言い、身体の中心線からみて親指が外側に曲がっているので「外反母趾」と呼ばれています。
「外反母趾はハイヒールなどの靴が原因で起こる」とよく言われますが、実際に子供や男性にも見られ、多くは足の横アーチを形成している中足関節の靭帯が緩んでしまうことが原因です。
つまり靴は二次的障害であって、足指の機能が低下して弱った足先がいつしか靴型に合わされてしまうわけです。多くは足裏の刺激不足による足底反射障害が隠れているのです。
同じ要因によって外反母趾と逆に足の小指が親指の方向に曲がってしまう症状は内反小趾(ないはんしょうし)と呼ばれる。
■症状
以下の4期に分類される。
可逆期(代償期): 親指の外反が、靴を脱ぐ、マッサージした場合にもとに戻る状態。
拘縮期(非代償期): 関節の炎症等が起こり靭帯などが固まってもとに戻らない状態。
進行期(悪期): 外反が自然に進行し、立っているだけでより外に曲がって行く状態。
終末期: 親指が他の指に重なり、親指の関節が脱臼したような状態。外反母趾角親指の曲がった角度、外反母趾角で症状の重さが分類される。
~15度 - 正常
15~20度 - 軽症
20~40度 - 中程度
40度以上 - 重症
■原因
原因については個人差が大きい。発生が女性に多いために環境要因と遺伝的要因が上げられている。
環境要因:女性の靴はファッション性が高いものが多く、足先を保護する機能が低い。それにもかかわらず、女性はそうした靴を選択してしまう。
また、近年社会状況の変化から立ったまま行なう仕事が増えたことも原因として上げられている。
遺伝的要因:一般に女性の方が関節が柔らかく、筋肉の発達も弱いためになりやすい。また親指の長さが足指でもっとも長い場合に外反母趾になりやすいとされる。
出生時、外反母趾ようの母趾の異常がある場合、進行性骨化性線維異形成症の場合がある。200万人に一人の難病だが遺伝子検査で早期診断をする必要がある。
■治療法
外反母趾の治療法は、症状や進行具合、年齢などに応じて、選ぶ事が大切です。
まだあまり進行していない外反母趾や、若い人であれば、テーピングや市販の外反母趾用の矯正器具でも、効果が期待できるでしょう。
外反母趾の治療に用いられる薬は、外用薬が基本です。炎症を抑え、痛みを和らげるために塗り薬や湿布が用いられます。
塗り薬にはクリームタイプと軟膏があり、効果を持続させるためには、一日何度は塗り直す必要があります。
仕事などでそれが無理な場合は、昼間は貼り薬を使い、夜は塗り薬にするなど、使い分けると良いでしょう。
また、外反母趾の当たる部分に貼って痛みを和らげるパッチなどのフットケア用品も様々あります。
外反母趾には運動療法も効果的です。
運動療法で大切なのは、親指の付け根の関節の拘縮を予防し、母趾外転筋の筋力を強化することです。
ホーマン体操と言う外反母趾の体操や、
タオルを足でたぐりよせる運動、足指の屈折運動や開閉運動、俗にグーチョキ運動と呼ばれる体操など、外反母趾治療に効果的な運動を毎日根気よく行うようにします。
※当院では各患者様の症状に合わせた治療を行っています。詳細は、施術スタッフまでお気軽にご相談ください。⇒アキレス腱が痛みを伴って腫る(アキレス腱周囲炎)⇒運動を始めると、すねの中心の下部分の痛みや腫れ。(シンスプリント)大阪市生野区の『あたらし整骨院』です
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