2025.05.01現在、日本のプロサッカーリーグ「Jリーグ」加盟チームは
「J1」20チーム
「J2」22チーム
「J3」18チーム
で全部を合わせて、41都道府県に60チーム(球団)。
しかし、コロナ禍明けから全国でそのホームスタジアム新設移転について、報道で取り上げられる程大きくクローズアップそして物議を醸している。
何故なら、「おらが街のJリーグチーム、スタジアムは税金で建設されて当然」だと言う、何とも言えない筋の全く通らない論理がサポーター発で各地に於いて巻き起こっているからだ。
日本は、「失われた30年」との言い方には真っ向から大反対だが、長い間続いたバブル崩壊以降の超長期経済不況から世界中の国や国際機関に全く頼る事なく、ようやくその回復基調が軌道に乗って来たところ。
だが、その陰では「全世帯の子供達で、7人に1人が家庭経済の貧困に」との厳しい現実が。
加えて、世界各地で起こっている大規模な軍事衝突及び紛争の影響で、食料品を中心とした生活に不可欠な原材料の調達が縮小してしまっていて1980年以来の物価高そしてインフレに、何処のご家庭も苦労をされていると存じ上げる。
かく言う私も、実家の母が既に後期高齢者で少ない年金+生活保護費受給者で、しかもそこには長い間病気療養中の次妹も同居している。
しかも、基準に未達で障害年金の受給には至っていない。
この物価高で、どうしても終日在宅にせざるを得ない実家は、毎月の家計がどうやり繰りをしても赤字。
なので、私も食事の差し入れ等で応援しているが。
もっと大変なのが、
「片親世帯、特にシングルマザー世帯でお子様が小さいご家庭」
「39歳以下の青年層で、就業状況が大変な単身世帯」
「発達障がい者・精神障がい者で、働けているが身体的理由で制限あるも障害年金受給に至らない世帯」
等で、毎日の生活が本当に切羽詰まっている世帯も。
そうした社会状況なのに、その人達へのセーフティーネットとして活用されなければならない税金の一部を、一部のサッカーファンの要求である「サッカースタジアム建設」の為に使って良いものだろうか?
いや、私はダメだろうと思う。
この文頭に、動画を貼り付けたのでご参照されたい。
J1・セレッソ大阪のホームスタジアム、「ヨドコウ桜スタジアム(大阪市立長居球技場)」である。
クラブの創立母体で筆頭スポンサーのヤンマーディーゼルが、大口スポンサーの日本ハムと全国のサポーター各位から集めた浄財に自己資金を合わせて、球団を指定管理者として3年以上の工期をかけて改修工事を竣工させた。
少しずつ、大阪市へもスタジアム使用料は支払えているとか。
そして、以降の改修工事も全て自己資金で。
此処にはないが、同じくJ1・ガンバ大阪も球団の筆頭株主・Panasonicグループや大衆薬大手のロート製薬等スポンサーの提供資金で、大阪府吹田市の万博記念公園内に「パナソニックスタジアム吹田(吹田市立スタジアム)」を竣工させて吹田市へ寄贈。
そのまま、指定管理者として使用している。
後は、J2のV・ファーレン長崎やJ3?・FC今治が球団の用意した自己資金でスタジアムを竣工させてホームに。
言わば、「Jリーグ理念」からすると「市民に愛される球団」ってこれだと思う。
もっと言えば、
「年(年度シーズン)に、ホームでわずか数試合しかしない」
「チケット代はかなり安い設定、付加価値を付けたシートの販売とか何の営業努力はしていない」
「そのくせ、公共性の観点からスタジアムの所有者(自治体)へは使用料はごくわずかしか払わない」
って、むしろ「苦しむ市民が居るのに、何がサッカーチームの応援なのか?」と。
この点で、全国で
『サッカースタジアム等無用の長物、万里の長城以下』
『それよりは、もっと公共性のあるものの建設に使うべき』
との声が多く上がっているのも事実。
此処で言う。
Jリーグは、「スタジアム設置基準」を全て抜本改正すべき。
ピッチは、天然芝に近いクッション性の高い土(ベース素材)の高規格の人工芝で良い。
観客席スタンドを、全て覆う屋根は絶対に必要なんて無い。
落雷時に、スタンド内へ警報を発令して全観客が避難出来るスタンドを義務付けたら済む。
専用スタジアムではなく、陸上競技場のインフィールドを上述に改修して使用すれば良い。
そうすれば、他の球技も陸上競技でも十分使用できる。
プロ野球のスタジアムは、全てこれで開放しており例えば阪神甲子園球場は所有者の阪神電気鉄道が、高校野球開催時には日本高等学校野球連盟へ無償で貸与していて、大会運営にも全面協力している。
だから、スタジアムの女性アナウンスも阪神電気鉄道社員が阪神タイガースの公式戦同様に担当。
Jリーグ全体が、もう一度解体的出直しで本来の趣旨を見直す時期に来ている。