＃２のコントですが、独立しているので、
＃１を読んでいなくても楽しめます。
ちなみに、＃１はこちら。
勇者
「くそぉ！すごい力だ！」
戦士
「あきらめるな！
最後まで全力で戦うんだ！」
魔王
「やるな・・・、勇者たちよ。
しかし、所詮は人間・・・。
魔王と人間、その力の差は歴然としている・・・。」
勇者
「そんなことない！
いくぞ、みんな！」
戦士・魔法使い
「おう！！」
（戦い続ける勇者たちと魔王）
魔王
「ふふふ・・・、やるな・・・。
今まで生きてきた１６年の人生の中で、お前たちが一番力を持っている・・・。」
勇者
「お前にほめられても嬉しくない！」
戦士
「こいつ、１６歳だったのか！」
魔法使い
「意外と若いわね！」
勇者
「５０００歳とか、１００００歳とか、桁外れの年齢じゃないのかよ！」
魔王
「ふふふふ・・・。
歴代最年少で魔王の座に就いたワシを見くびるでないぞ・・・。」
勇者
「くそぉ！未成年のくせに！」
戦士
「選挙権もないくせに！」
魔法使い
「高１なんかに負けないわよ！」
魔王
「喰らえっ！（火を吐く）」
勇者
「うわぁ！
火を吐いてくるのか！」
戦士
「酒を飲めない年齢のハズなのに、どうやって火を？！」
魔法使い
「もしかしてコイツ、呑んでる？！」
魔王
「ワシはシラフじゃあ！！」
勇者
「全く攻撃が効かない！
なんてヤツだ！」
戦士
「オレらより年下のハズなのに！」
魔法使い
「芦田愛菜ちゃんと同い年なのに！」
魔王
「１６歳と言えど、犬で言えばおじいちゃんじゃあ！！」
勇者
「確かに、犬ならそうだ！」
戦士
「魔王も犬と同じ換算をしないといけないのか？！」
魔法使い
「だったら、ほっとけば寿命で死ぬんじゃない？」
魔王
「ワシの世界征服の野望を止められてなるものか！」
勇者
「くっ！
１６歳の時点で世界征服の野望を抱くなんて！」
戦士
「世界征服を目標に掲げるのは早すぎる！」
魔法使い
「あれは５０００年とか１００００年とか生きて、
やることが無くなったヤツがやることよ！」
魔王
「ふふふふ・・・！
ティーンエイジャーの恐ろしさ、見せてやるっ！」
勇者
「くそぉ！
未成年だけあって、やることがやんちゃだ！」
戦士
「まだ実名で報道されない年齢じゃないか！」
魔法使い
「だから、出発の時、王様も魔王の名前を伏せてたのね！」
魔王
「ふはははははは！
若さの力、思い知れ！」
勇者
「うぅっ！
やはり、オレのような４３歳の身体にこたえる！」
魔王
「ふた回りも違うではないか！
このアラフォーめ！」
戦士
「お前はまだいいよ。
俺なんか４８だぞ。」
魔王
「アラフィフもいるではないか！」
魔法使い
「もはや、一日宿屋に泊まったくらいじゃ回復しないもの・・・。」
魔王
「これが年齢の怖さというやつよ！
今日の戦いの筋肉痛は忘れた頃に来るぞ！」
勇者
「やつに弱点はないのか！」
戦士
「若さゆえの弱点・・・、何かないか！」
魔法使い
「あっ！
一つ使えそうな攻撃があるわ！（全員で耳打ち）」
魔王
「さぁ、これで終わりだっ！」
勇者
「くらえ！！
大音量のモスキート音！！（スマホのアプリを起動する）」
魔王
「うわぁっ！！
や、やめろ！！
その耳障りな音を止めろぉ！！」
戦士
「１６歳のコイツにだけは聞こえているようだな！」
魔法使い
「あたしたち、アラフォーには聞こえない音よ！」
魔王
「くそぉ・・・！
卑怯なマネを・・・！」
勇者
「今だ！くらえっ！！」
魔王
「ぐわぁぁぁぁぁぁーーーーーっっっっっ！！」
はじめての冒険の時にティーンエイジャーだった若者も、もはやアラフォー。
なんなら、アラフィフもいる。
しかし、新たな魔王が現れた時、彼らはまた立ち上がるのだ。
仕事の合間を縫って。
ふと、魔王の妥当な年齢っていくつだろう・・・という疑問が浮かび、
逆に魔王にふさわしくない年齢を考えた結果、未成年という設定にたどり着きました。
最初は１７歳で書いていたのですが、「芦田愛菜ちゃんと同い年」というセリフを言いたいがために、１６歳になりました。
人数：４人
勇者
戦士
魔法使い
魔王
所要時間：４分～５分
上演難易度：★★★★☆
備考：一見、真面目に戦っているけど、話題は年齢の話ばかり、という状況が面白いと思うので、割と動くコントです。
実演するとなると、動きの稽古も必要になるので、結構大変です。
【コント】崖
【コント】金田一少年の悩み
【コント】こうさくしようよ
【コント】記者会見
【コント】羊が一匹
今後のコント作りの励みになるので、ぜひ、感想をお聞かせください。
↓こんなコメントでもＯＫです！
・今回のコント、実演（アニメ化）するならキャストは誰？
・お気に入りのセリフは何？
・今回はゲームの世界のコントでした。そこで、好きなゲームは何？
・コントのお題も募集してます。