5/23(日)、長い体調不良からやっと回復し、4/24以来の1ヵ月ぶりの釣行。石鯛連勝記録を伸ばしたい気持ちと、体力が不安なので重い魚は釣れて欲しくないという相反する気持ちで実績場の宇佐美の長根に入り、見事玉砕しました。でも、体力的に辛くはなかったので、結果としては良いリハビリになり、これで完全復活となりそうです。

体調不良ですが、4/24帰宅後に体のだるさを感じてから、熱が2週間続き、熱に弱い自分は倦怠感と頭痛でダウンしていました。日中は37.2~37.8℃、深夜から朝方になると38℃台と繰り返す良く分からない症状。せっかくのGWが丸々潰れましたが、命あっての物種。病気には勝てません。意図せず模範的な外出自粛となってしまいました。。。まさかコロナ?とも思いましたが、味覚・臭覚異常は無く、医者ではPCR検査陰性、肺レントゲン異常なし、血液検査では白血球増加なしでCRP値高め(炎症ある場合高い)ということで、コロナじゃなく、何かウイルス性の風邪だろうとのこと。3週目に入っても37.0~37.2℃位の微熱が残りましたが、これ以上動かないでいるとエコノミー症候群のように血栓で死ぬんじゃないかと不安になったので、歩く練習を開始し職場復帰。4週目半ばにやっと小走りできる元気が出てフラフラ感も取れたので復帰戦に出ることとした次第です。体重が4kg減って、丸々筋肉が無くなったのが不安です。斜面を下る時にロープをしっかり握ってられるだろうか。。。

4月末時点での近所の医者での対応を参考までに記載すると、
・電話連絡するとコロナ陽性者や海外帰国者との濃厚接触があるか聞かれ「無い」と答える。
・37.5℃以上は別室、37.5℃未満は通常診察とのことで家で37.2℃だったので通常診察で行くも病院で再度測ると37.5℃だったのでプレハブっぽいほぼ屋外の別室に通される。
・低めの熱が継続している旨を伝えると「風邪っぽい症状だけではコロナ分からないから希望ならPCR検査するよ?」と言われる。希望を聞かれても、それを判断してもらいに通院したのだけれど。。。と思いつつ、白黒はっきりさせたいのでPCR検査を受ける。唾液を2ml採取して終了。
・PCR検査しない場合は自由に出歩き可能だが、検査した場合は結果が出るまで自宅待機とのことで、翌日、電話で陰性が伝えられるまで完全自宅待機。
・症状が続くので数日後レントゲンと血液検査をするも異常なし。
まあ、軽い風邪症状では積極的にPCR検査しようとはならないようです。積極的な封じ込めは行わない国や都の方針に沿った対応なのでしょうか?

話を5/23の釣行に戻すと、前回釣行から1ヵ月経過したので気温の高さが心配でしたが、この日は朝から肌寒く杞憂でした。びっくりしたのはレギュラーガソリン140円台の看板が多かったこと。1ヵ月前から20円位上がった感覚。若干、タイムスリップした気分です。餌は行きがけに青木釣具店でサザエ1kg購入。1300円也。こちらは据え置き価格でうれしい。いつもならフカセ用のコマセも購入しますが、今日はリハビリなので荷物軽量化のためサザエのみ。

今日の計画は、朝8:30の潮位50cmで長根に渡り、日中はのんびりとイシダイ釣りを楽しみ、夜8:30の潮位60cmで戻る予定。12時間あるので餌は1.5kgは欲しかったのですが、釣れて帰りの荷物が重くなることを恐れた気持ちが働き、1kgに留めました。釣りたい気持ち半分、釣りたくない気持ち半分。

体力低下に配慮して早めの6:00頃に斜面をゴロタへ下りて行きます。案の定、毛虫たちは成長しており、そこかしこに大きな毛虫が。しかし、これまで体に触れそうな植生の剪定を進めてきた甲斐あって、毛虫に触れそうになる懸念はありませんでした。植生が成長する前の剪定は予想以上に効果的。今日も追加の剪定をしながら降りて行きます。

ゴロタへ着き一息つくと、生まれたての小鹿のように足がプルプルと震え出しました。久しぶりに筋肉を使って体がびっくりしたのでしょうか。まあ歩き始めれば回復するでしょう。前日までの雨の影響で海水の透明度はあまり良くないですが、ウネリや風は無く良い釣り日和です。

 

無理せずゆっくり長根へゴロタを進みます。

 

釣りたくない気持ちが半分あるため、前回のように願掛けに毛虫とウミガメの死骸の写真を撮るのは止めました。40分弱のゴロタ歩きの後、長根付近に到着。少し休憩して7:30頃に、ウェダーを履いて溝を渡ります。まだ潮位は少し高いですが、今日は帰りの方が行きよりも潮位が高いので、その予行練習も兼ねて潮が下りきらないうちに渡ります。


8:00頃、1本目の竿をセットすると、すぐに当たりがありウツボが釣れます。今日はウツボ活性が高そう。

 

9:00には2本目もセット完了。

 

10:00に2本目のウツボ。

しかし、その後は当たりが遠のきます。

休んでいた1ヵ月の間に季節は移り変わっており、今年、はじめてイソヌカカの襲来に悩まされることに。とうとう今年も始まってしまいましたか。こうなると、快適な釣りが難しくなります。イソヌカカやカに対して、自分は避ける派ではなく戦う派です。足元にたかって来た相手を、数十匹倒すとかなり個体密度が減って楽になる気がするのですが、気のせい?

当たりのない置き竿は暇なので、わずかに磯に残るハンバノリでブダイを狙うことに。
11:11、1匹目のブダイ、30cm強。

 

12:00頃、全く反応が無かった置き竿がいきなりフイっと食い込むような動作を見せて元に戻ります。何事かと巻き上げるとベラがスレ掛かり。せっかくなので食材の足しにお持ち帰り。

 

13:00頃、2匹目のブダイ、30cm強。

 

1時間位お昼寝した後、釣りを再開するも、イシダイもブダイも反応が全く無くなってしまいました。つまらない。夕方、再びウツボの活性が高まり、2本ほどウツボが釣れますが暗くなってくると再度当たりが無くなります。

ふと長根の陸側を見ると、釣り人が一人準備中。長根まで人が来たのはこれまでの今日を入れた12回の釣行で初めてなのでびっくり。しかも日曜の夕方の時間に何しにきたんだろう。ゴロタからフカセ釣りするのでしょうか。

18:00頃には餌が尽き、日も落ちてきたので、干潮の潮止まりにはまだ早いですが片付け始めます。すると、もう1人釣り人が。そして二人ともウェダーを履き始めました。あれっ、もしかしてこれから長根に渡って来て明日の朝まで釣るのか?

帰宅が遅くなりたくなかったので、潮止まりにはまだ早い19:30頃に少し無理して溝を渡ります。2人の方に話を伺うと、長根は初めてで夜釣りの泳がせでアオリイカを狙い朝に帰るとのこと。なんでわざわざ長根?と不思議に思って聞くと、何と、自分のブログを参考にやって来たとのこと。こんな偶然もあるんですね。自分がブログを書く目的として、忘備録の他に、いままで先人の記事を参考にさせてもらったことに対して、自分も後継に参考になる情報を残せればという思いもあったのですが、まさに参考にしてくれている人がいて何だかうれしくなります。基本、単独釣行の寂しいぼっちなので、こういうことがあると、少し人とのつながりを感じられて良いですね。人が来ないと思って潮だまりをブダイの血抜きで汚してしまったことを謝り、満潮時の波は怖いので、くれぐれも気を付けてと伝え別れます。結局、何か釣れたのでしょうか。この時期、運が良いとジャンボイサキ、ヘダイ、クロダイなど釣れるので、可能であれば自分も夜釣りやりたかった。。。宇佐美側から40分かけて来たと言っていましたが、自分は北側から40分ゴロタ歩きで、その前に10分の斜面下りがある事を考えると南からのアプローチの方が実は楽?そのうち試してみますか。。。

本日の釣果は、ブダイ2、ベラ1。今週分の食料としては十分なので満足。

 

石鯛が釣れなかったのは残念ですが、のんびりと無理のない釣りだったので、リハビリとしては丁度良い塩梅でした。磯釣りに復帰できたのはうれしいですが、今年もイソヌカカに悩ませられる季節が始まったかと思うと悩ましい。離島の長い堤防の先ならばイソヌカカはいなくて快適ですが、半島周りの地磯ではそうもいきません。まあ、イソヌカカを吹き飛ばしてくれ、かつ釣りの邪魔にならない、適度な風に期待しますか。。。

 

4/24(土)、4~6月のノッコミ期に脅威のイシダイゲット率(50%以上)を誇り自分の中でイシダイ釣りのメッカの地位を確立している宇佐美の長根だが、今日から長根ウィーク(勝手に命名)が始まる。

長根に安全に渡るには伊東市のタイドグラフで潮位60cm以下、ウェダーか水着を用意する。
タイミングとしては以下のパターンが考えられる。
①1日2回潮が大きく引く→12時間釣行
②1日1回潮が大きく引く→6時間または24時間釣行
24時間釣行は体力・精神的に厳しいので、通常、6時間あるいは12時間の釣行となる。
そして、その時間帯はイシダイが釣れる日中帯でなければならない。
帰りに渡れないと遭難となるため、帰りの潮位は十分に低く設定する。

ウネリのある日は極力避ける。

今週は、4/24(土)の夜から4/27(火)の朝まで干潮時の潮位が50cmを切るため午前中から晩まで勝負できるし、4/28(水)~5/1(土)までは1日1回昼間に潮位が1桁まで下がるため、実釣時間4時間位で勝負できる。まさに、(自分の中では)長根に行くためにあるような週だ。

残念ならが平日は仕事の為、4/25(日)9:42の潮位44cmのタイミングで長根に渡るのがベストであるが、この日は午後に一時雨の予報。4/24(土)9:06の潮位62cmのタイミングで渡ることに。若干潮位は高めだが、海が荒れていなければウェダーで渡れる範囲。風の一日中微風。波予報の「うねりを伴う」の記載が要注意だが、これは現地で判断することに。朝に渡れさえすれば、帰りは21:09に潮位34cmとなるため、多少のウネリなら問題ないだろう。昼間に石鯛が釣れ、夜釣りで40cmオーバーの良型メジナが釣れることを期待する。

行きがけに青木釣具店でサザエ購入。今日は長丁場となるため1.5kg1950円(1300円/kg)。7:30頃にゴロタへ降りて行く。前回、邪魔な植生を剪定しているため入磯しやすさを実感する。気温が上がり、今後、植生が一機に伸びてくるだろうから、今日も丁寧に剪定しながら斜面を下る。途中、ガサガサッと2匹のシカが逃げて行くのが見えた。このあたり、猪は見たことないが、シカは時々見かける。

ゴロタに出ると海況は問題なさそう。

朝の気温が低い時間帯なので快適にゴロタを延々と歩いて行く。

 

願掛けに2週間前に長根に入った時のルーティンをこなしておく。
毛虫の写真

 

亀の死骸の写真

亀は先日よりも腐敗が進み甲羅の穴が増えている。匂いは弱くなっているがハエがタカっているので中身はまだ乾燥していないだろう。まだ触る気になれない。

8:30頃に長根に到着。渡礁地点は2箇所の割れ目の部分。

左側は深いが底が平らで安全。右側は溝を跨いで大岩の上に乗れば浅いが、ウネリでバランスを崩して落ちると海水浴することになる。

台風の影響か長い周期のウネリが入っており、ウネリが来ると下の写真のように水位が30cmほど上がり水中も見えなくなるので、タイミングを見て渡る。


今日は潮位が高いので右側のコースを選択。竿ケースを背負子に横長に乗せて一度に荷物が運べる体制にして大岩に飛び乗ったところ、その反動で荷崩れ。慌てて落ちそうになる竿ケースを手でキャッチして事なきを得た。バランスを崩して海に落ちてたらと思うとゾゾっとする。無理をするものではない。今度からはめんどくさくても2回に分けて運ぼう。。。こういう反省で危険回避能力が高まれば良いが、大失敗をして命を亡くすとだけは避けなければ。

9:00頃、1本目のタックルのセット完了。

すぐ近くに遊漁船がウロウロしている。根魚でも狙っているのだろうか。2本目を準備していると早速反応が来た。まさかまた1投目でイシダイかと期待するが、上がって来たのはウツボ。まあそうだよなあ。

9:30頃、やっと2本目のセット完了。

ここからまったりした時間が続く。小魚につつかれるような当たり、忘れたころにウツボの反応、ウツボが釣れるというのが1時間半置き位で繰り返される。先々週に来た時は、当たるのは右側の竿ばかりだったが、今日は左側の竿ばかり当たる。潮によって変化するのだろうか。面白い。暇なので、胴付き仕掛けを磯の周辺に垂らして見るも、魚の反応自体がほぼ無い。

13:30頃、またウツボらしい当たり。竿が入ったのでまたウツボかと手に取ると、重いは重いがウツボにしては抵抗が無い、これは魚?と思うとググググッと突っ込む引き。まさか、本命か。今日は半ば諦めていたのに、また釣れちゃうのか。

引き的に本命っぽいが、半信半疑で淡々と撒いて行くと、イシダイが姿を現した。結構良型そうだ。ウネリに合わせて磯へぶり上げようとするも、そんなタイミングに限って波が無くなる。しっかり針掛りしているようだから、ぶり上げちゃえ!っと持ち上げると、結構な重量感。お腹がデブっと膨らんでいるせいか重い。とりあえず足元にぶり上げて写真を撮る。57cm、4.0kg、メス。自己新記録です。

より安全な場所に移動させようとハリスを持ち上げると、針がスポッっと外れた。あっぶねーっ!針は口元を貫通しておらず、針先が口の奥に引っ掛かっていただけだったようだ。慌てて、両側のエラをつかんで場所を移動させる。

その後、ぱったりと当たりは無くなって暇なので、ハンバノリを摘んでブダイ釣りを試す。シーズンはもう終わっているとは思うが釣れるのだろうか。磯の左側に仕掛けを放り込むと、しばらくしてウキが沈み14:30頃、オスのブダイ40cmが釣れた。

サイズが良いということは魚影が保たれている証拠でしょう。続けると、またウキが沈むが針掛りせず。

今度は磯の右側を狙ってみる。15:20頃、ウキが沈みブダイ2匹目。33cm、メス。

その後も1回ウキが沈みましたが針掛かりせず。とりあえず2匹釣れれば十分なので適当な所で終了です。サザエは今回4個余ったので、前々回と同様に持ち帰り生かしておくことに。

夕側から夜釣りの準備を始めて日が落ちると同時に夜釣りを開始します。しかし、朝よりもウネリが強まり、しかけが左右に動いて釣りにならない感じ。1度だけウキが走りましたが小さなフグ。20:00頃コマセが尽き、夜釣りは全く釣れる気がしないまま坊主で終了。ウネリに注意しながら撤収。ゴロタ歩きでは突然のシカの鳴き声やガサガサという音にビクッとさせられる。

帰りがけ、青木釣具店に釣果報告に寄ったところ、イシダイは57cm、4.0kgだった。バネばかりでは3.9kgだったが、電子ばかりで測り直してくれて、4.0kgとなったので、そちらを採用することに。青木のブログの釣果報告では、58cm、4.0kgとなっており1cmほどサバが読まれていました。

 
本日の釣果はイシダイ1(57cm、4.0kg、メス)、ブダイ2(40cm、33cm)。

 
せっかくなので、娘に石鯛の手持ち写真を撮ってもらいました。
 

今季、3回連続、3週連続のイシダイでまさかのイシダイ率100%。こんなこともあるんですね。贅沢ですが、もう石鯛はお腹一杯な感じです。重量があるだけあって、3枚に下ろした身の量も多い。どうやって食べるか。ブダイもあるので、唐揚げか天ぷらで一気に消化するのが良いかもしれません。次週、4回連続にチャレンジしたい気もしますが、足ることを知ることも大事だと思うので悩ましい。


 

4/18(日)、今週末の天気は悪く土曜は雨、日曜は晴れだが強い西風が吹き相模湾には南からウネリが入る予報。当初、土曜は昼まで曇り予報たった為、土曜未明から夜釣りし夜明けから昼まで先週余ったサザエでイシダイを狙う予定だったが、前日夕方には全日雨の予報に変化。日曜に釣行することに。丁度、行こうと思っていた川奈の地磯は西風と南からのウネリを避けられる場所。

伊東市の天気予報は西風10m、波4m後3m。普通なら磯釣りへは行ってはいけない気がする。真鶴なら問題無いが今回行く場所はどうだろうか。風裏、波裏になるはずだから大丈夫だと思うが、入って無理そうなら真鶴に変更しよう。

先週余ったサザエはエアレーションしながら生かしていたが、だんだんと粘液で泡立ち出し、土曜日にやや元気が無くなったので、水を替えてやると元気に復活。

今回、エサはそのサザエと前回使用しなかったコマセを持って行くため購入はなし。

磯に到着すると、思った通り風と波の影響は無し。6時過ぎに竿2本出しで釣り開始。まだ反応は無い。

 

暇なので、ダイソーで見つけたバイブレーションを投げてみる。反応なし。10回ほど投げて飽きたので終了。


7:00頃、自作の4号ハリスの胴付き仕掛けに小さな巻貝の身を付けて垂らして見る。すると良い引きの魚がかかり上げてみると27cmのイシガキダイ。

坊主回避のため潮だまりに生かしておく。餌をオキアミに変えると、ベラやスズメダイが釣れて来る。

10:00頃、やっと石鯛竿に反応があり小型のウツボかと思ったが22cmのカサゴが釣れる。

その後、サザエのワタ部分はつつかれるが、釣れないまったりとした時間が続き順調にサザエが消費されていく。まあ、これが普通だよなあ。先週、1投目で釣れたのは、やっぱり出来すぎだよなあ。。。

11:00頃、竿先に当たりが出だす。石物の当たりのようではあるが、イシガキダイかもしれない。そのうち、竿が突っ込んだ。これは来た!と思って竿を持ち上げるもスポッと手応えが無くなる。ウツボに引っ張られていたが咥えていた餌を離したのだろうか?、当たりは本命っぽかったのだが。。。

当たりのあったポイントに投げ続けると、当たりは続くがなかなか掛からない。やがて、11:25頃、竿先が突っ込んだ。竿を手に取ると今度はしっかり重い。手応えはウツボで無さそう。イシガキダイか、イシダイか、カンダイか、イラか。上がって来たのは本命のイシダイ。

見事な銀ワサ。48cm、オス、1.8kg。やったー!今日も釣れた。2週連続は結構良い確率なのでは。

オスが釣れたのだから、もしかするとメスも釣れるかもと期待しますが、その後は本命らしき当たりは遠のきます。暇なので胴付きじかけで遊んでいると、12:40、良型のメスのブダイ35cmがかかりました。

今日の食料調達はもう十分ですが、まだ時間が早いので15:00位まで遊んでから帰ることに。


13:10頃、オキアミを竿下に撒くと、オスのブダイが現れ、ついばみ始めました。これはサイトフィッシングだ!と胴付き仕掛けを目の前に落とすと、すぐに食ってきました。39cm。

 

その後、ウツボの活性が何故か高まり、イシダイ仕掛けにウツボが頻繁にかかり始めます。

 

16:00には餌のサザエが尽きて終了。磯を後にします。片付けていると、あれっ、脱いだ上着が無い。磯中探しましたがありません。そういえば、釣ったイシダイの血抜きのために1度だけ釣座を離れたタイミングがありました。あの時、カラスにでも持っていかれたのでしょうか。不思議です。お気に入りだったのですが大分痛んでいたし新しいのを買うタイミングだったのだと前向きに考えることに。

夜釣りのために持って来ていた先週余ったコマセは今日も持ち帰り冷凍して次回に使うことに。獲物は十分であるため、最初に釣った27cmのイシガキダイはリリース。帰路につきます。また来るときのために、今回もまた、伸びて来た草木を剪定しながら戻ります。

まだ体力が残っていたので、一度行ってみたいと思っていた「ゲタ根(ゴロダイ)」という釣り場を偵察することに。運動不足なので重い荷物を持ったままトライします。ロープが張られてきちんと整備されたルートを見つけますが、最近はあまり人が入っていない様子。植生が伸びてきているので、剪定しながら進みます。ロープの強度はまだ大丈夫そうですが、部分的に、それなりに痛んできている様子なので、なるべく体重をかけないようにすすみます。しかし、斜面が急で足場も土が堆積して崩れやすくなっているので、そうもいっていられない。

斜面が急になるにつれ、さすがに竿ケースを持ったままだと厳しくなってきたので、途中で竿ケースは放置。やがて釣座の上に出ます。ほぼ垂直な3mほどの崖にロープと梯子がかけてありますが、ロープは結び目が無いので握力が弱いと滑って落ちそう。安全を期して、背負子は崖の上に放置し空身で下りていくことに。

 

梯子はネットで見つけた昔の写真にも写っているものだったので強度が心配ですが、とりあえずは大丈夫そう。下から見た梯子。

 

磯は非常に居心地の良さそうな場所でのんびり釣るのに最適な天国でした。

ルートは慣れないとかなり厳しめな部類に入るとおもいますが、是非また来たい。ネット情報によると、深さは4~5m程度と深くはありませんが、夜釣りに良さそう。場所は、富戸のスズメ岩の北に延々と続くゴロタの最北端に位置する岩場ですが、南側、北側のゴロタの両方からのアプローチは不可能で、上から崖を下りて来るしかなさそうです。

再び来る機会はあるのだろうか。帰りはヒイヒイ言いながら崖上りです。

帰りがけ、まだ青木釣具店が開いていたので検量してもらうことに。50cm、1.8kgとのことでしたが、自分にはどう見ても49cmにしか見えない。さらに家に帰って定規で測ると48cm。青木釣具店の釣果報告の記載は50cmでしたが、自分のブログでの公式データは48cm、1.8kgとしたいと思います。

本日の釣果は、イシダイ1(オス、48cm、1.8kg)、ブダイ2(39cm、35cm)、イシガキダイ1(27cm、リリース)、カサゴ1(22cm)の4目5匹でした。

 

2週連続のイシダイは非常にうれしく幸先の良いシーズン開幕となりました。でもイシダイって、滅多に釣れないからうれしいですが、毎回釣れると飽きてくるんですよね。大きいから重いし、肉の量は多いですし。去年の夏場はイシガキダイを釣りまくって、毎週食べていた所為もあるかもしれません。まあ、そうそう良いことは続くものでもないので、来週は坊主を食らって、また落ち込んでいるかもしれません。とりあえず、2週連続持ち越して良い具合に痛んで匂いだしたコマセをそろそろ消化せねば。

 

4/11(日)、4月になって初めての大潮が4/10~4/13。このタイミングで春の石鯛の乗っ込みシーズンが開幕するのではと予想します。2週間前位から青木釣具店の水槽に石鯛が泳いでいるので、真鶴の定置網ではイシダイが捕れはじめている様子。良く拝見するクリフハンターさんのブログをチェックすると、丁度、4/10(土)に真鶴の赤壁でイシダイが釣れた動画が公開されており、また、その釣果が青木釣具店のブログでも報告されていました。まさに予想がドンピシャ。

一昨年の2019年は5/2に石鯛が釣れました。昨年2020年は少し早い4/24に石鯛が釣れました。今年はそれよりも早いタイミングを試してみようと、今回、4/11に実績場である宇佐美の長根に入ることに。ここは潮位50cm以下でウェダーを履いて渡ると安全に渡れるので、丁度、そのタイミングで天候良い日が4/11だったのです。

伊東の潮見表では干潮は10:36に潮位42cm、22:47に潮位44cm、夕方の満潮は16:43。午前中に長根に入り、夕方までイシダイを狙い、引き潮に合わせて夜釣りでメジナを狙い、深夜の干潮で撤収する計画を立てます。我ながら、今回の計画は、これなら釣れないはずは無いという完璧な計画。大潮、前日は晴れ、夕マヅメに満潮を迎え深夜に向かい潮が引いて行くという釣れる要素満載。しかも、風無く波弱く釣りやすい予報でこれ以上無い条件。

行きがけに青木釣具店でオキアミ3kgを購入し混ぜ混ぜ。サザエ1.5kg購入。長根に入る時は、いつもサザエ1kgで勝負しますが、今回はまだ石鯛シーズン前の可能性もあり釣れない公算が大きいので夕方まで餌がもつか不安だったため多めにしました。サザエは時価ですが、今は1kg1300円と最安値です。(青木釣具店の場合、だいたい年間1300円~2000円/kgで変動し、通常は1800円/kgの時が多いです)

8:00頃に駐車スペースに到着し磯へ下りていきます。ここは5月頃になると植生が成長し大きな毛虫が出て来るのですが、降りて行く時に枝を払おうとして、その葉に毛虫が這っていると「ギャーッ」と叫びたくなります。その事態を避けるため、ロープ場に伸びて来た植生の枝葉を今のうちから剪定しつつ、ゆっくりと磯へ下ります。ふと見ると、既に毛虫たちが。。。

 

今は5cm位ですが5月には10cmくらいの毛虫も現れるので恐ろしい。。。

斜面を作業しながらゆっくり下ったので浜に出た時には8:30過ぎ、べた凪だと思ったのですが、少しウネリが入っていました。これまたメジナが釣れる要素が加わり、これで釣れなきゃ噓でしょ。


途中、大きな海亀の死体が打ち上げられていました。腐乱しており臭いです。頭蓋骨と甲羅部分を標本として持ち帰りたいと思いましたが、今回はトライする勇気が出ませんでした。大きな甲羅なので、持ち帰って亀仙人のコスプレをすれば子供達にウケそう。

 

浜を歩きながらビーチコーミング。サンラインのバッカン、ダイワの尻当て、ウキを拾いました。磯釣師が大波に襲われ流したものでしょうね。バッカンは蓋が破れており尻当ては劣化していて使えそうに無いですが、ウキはお持ち帰り。

 

9:00頃、やっと長根に到着。

ゴロタ浜を30分歩くのは疲れます。荷物が多いし重い。底物用に2本出し分のタックルとピトン、夜釣り用の1タックル、コマセ4.5kg、サザエ1.5kg、氷1kg、ウェダー。ああ疲れた。


ウェダーを履きすぐに溝を渡ります。潮位は十分低くなっていましたが、ウネリが短い周期で入って来ていたので、波でバランスを崩されないように慎重かつ素早く。

 

南に見える二つ根も良い雰囲気。そのうち泳いで渡ってみたい場所です。夏場に泳いで渡って良型メジナを釣っていたyoutube動画を以前見たことがあります。


ちょっと休憩後、ゆっくりと準備、サザエを2個掛けでセットし、竿2本出しで開始します。

初島方向に向けて遠投しますが、左側の竿は左手方向にそれてかなり手前側にポチャリ。右側の竿は右側にそれて飛距離出ずにポチャリ。腕が無いのでしょうがない。まあ、1投目の様子見だし、久々にウツボの洗礼でも受けるか。。。この時点で時間は既に10:30になっていました。

どうせ釣れないのだろうから、並行してブダイでも狙ってみるかとも思いましたが、久々なので暫く穂先の様子を観察することに。左の竿はピクリとも動きませんが、右側の竿はフグかウツボにでもつつかれているのか小さな反応があります。ウツボがかかったら根に潜られる前に釣り上げないと仕掛けをロストするので、右の竿の穂先を注視します。

あたりは続いているようなので小さいウツボかな、でもなかなか掛からないな、と見ていると、穂先がフヨフヨフヨと揺れはじめました。ウツボにしては小刻みなので、小さなカサゴかアカハタでも掛かったのでしょう。

竿を手に取ると小さな魚の手応え、かなり小さなカサゴかと思って巻き始めるとズシっと重くなりました。ああ、なんだ、やっぱいウツボかと巻くと、グイーっと引っ張られます。ウツボにしては引きが強いなあ、あれっ、魚のように引っ張られる。もしかしてコブダイでも掛かった?。段々と引きが強くなってくる。結構良型かも。

さらに巻くと、さらに強く引っ張られる。これはまさか本命?でもタモをまだ用意していない。浮かせると、やはり本命の石鯛じゃないか!、しかもそれなりの良型!、やったー!、でも、まだ1投目なのに、こんなにあっけなく釣れちゃっていいの?でも、ここからばらしちゃうかも。何とかタモを用意すべき?など色々考えましたが、結局、めんどくさくなって一か八かエイヤーっとぶり上げ、何とか無事にゲットできました。掛かっていた場所はカンヌキではなく唇でしたが、皮が丈夫なので外れる心配はなさそうでした。このドラマがあるから長根通いは止められない!

10:38、丁度大潮干潮の潮止まりのタイミング、石鯛、メス、56cm、3.1kg。


今年の1匹目。嬉しーっ!。美しーっ!。いやーっ、この所ずっと貧果が続きましたが、釣れると釣れたで何とあっけない。。。いきなり良型だし、来週分の食料にはこれ1匹で十分だな。

ふと我に返って考える。これは、今日これ以上食料調達のために魚を釣る必要はないんじゃないか?。今ならまだ水位が上がって来ていないので陸へ戻れる。楽しむためだけに釣るのは自分の主義ではないしモチベーションも沸かない。でも4.5kgのコマセも、1.5kgのサザエもほぼ丸まま残っているから、魚の3kgを加えて熱いさなかに帰りのゴロタ歩きと斜面上りは厳しい。またいつ周ってくるか分からないせっかくの好条件なのだから、予定通り夜まで釣って餌分軽くして帰るべきか?でも、大漁だったらもっと荷物が重くなるし。

色々迷ったあげく、十分に満足したのだから、ここは思い切って帰ることに。餌は次回まで冷凍保存しておけば良いし、できた時間は家族サービスに使えば有意義だ。庭の草取りをしていないので、草ぼうぼうで大変な状況になっているのも放置状態で何とかしないといけないからなあ。。。

うじうじ迷っていた所為で既に時刻は11:30。さようなら長根。今回もありがとう!

 

ゴロタ歩きはアップダウンが無いので比較的楽ですが、最後の斜面上りはきつかった。。。体鍛えないと。。。

 

ただいま、毛虫君達。

 


帰りに青木釣具店に初めて釣果報告に行きました。以前、良型のイラを持ち込んだことがあったのですが「イラじゃねえ。。。」と断られた苦い思い出があります。今回は「いい型だねえ、すごいじゃん!」と言われご満悦。ペンネームで顔出し無しの魚だけの写真ですが、写真は青木釣具店のブログで公開されているので参考まで。釣った場所はおおよその地名で「網代」と伝えたのですが、「東伊豆」と書かれていました。これで、ますます青木釣具店の石鯛餌の売れ行きも伸びることでしょう。

サザエは今回4個しか使用しなかったのでダメ元で「来週まで預かってもらっちゃだめ?」と聞いてみたのですが、「管理できないので。食べちゃってください。」と丁重にお断りされました。そりゃそうか。

 

帰り際、早川でサザエを来週まで生かすための海水を汲んで帰ることに。丁度、SUPで釣りをして上がって来た方がいたので話を伺うと今日はタイは釣れずにカサゴ等のみとのこと。帰宅後、小さな水槽に海水を入れエアレーションするとサザエが元気に動き始めました。来週まで元気で生きているだろうか?。弱ってきたら腐る前に冷凍して次の釣行時に使用したいと思います。

本日の釣果は石鯛1(メス、56cm、3.1kg)。

 

釣れた途端、ハングリー精神が失われてしまい成長の機会を失った感もありますが、釣果的に十分に満たされた為、次回は、それほどガツガツせずにのんびりとした釣りができそうです。

4/4(日)、妻良からの帰宅途中、仮眠のつもりが熟睡し目が覚めるとすっかり疲れが回復していた。前日頑張って地磯を巡ったあげくに坊主で疲れ切って早く帰りたい気持ちで一杯だったが、気力が戻り、何度かお土産を確保したい気持ちが蘇る。土日両日を釣りに費やすと妻がぶち切れそうだが、まだ日曜の早朝。休みの日は10:00位まで寝ている可能性もあるし、8:00位までなら釣りしてから帰っても誤魔化せるかもしれない。日頃から帰りは安全第一で十分に仮眠してから帰るから帰宅は何時になるか分からないと伝えているので、最悪、うっかり朝まで寝過ごしたと言えば、そこまで怒りが爆発することもあるまい。嘘じゃないし。。。

ということで、朝の5:00頃に真鶴のいつもの地磯へ降りて行く。残った付け餌を使って、先週の3/29のように、胴付き仕掛けを垂らしてカサゴかカワハギでも釣れれば御の字。携帯を車に忘れたので写真は無し。

さっそく仕掛けを準備し釣り始めるころ頃にはあたりが薄明るくなってきた。先週同様に大きなうねりが入っており危険そうだが、ウネリの大きさがやや小さく、今回は手前の小岩の上にギリギリ入れそう。

1投目で当たりがあり、早速カサゴが釣れた。ここは暗いうちに胴付きを垂らすとカサゴが結構釣れます。ふと赤壁方向を見ると崖の上にライトが。そしてスルスルと3人ほどロープで崖を下り釣座へ。3/29同様ウネリが大きいので今日もイシダイ狙いでしょうか。頻繁に入っているということは、3/29はイシダイが釣れたのだろうか。。。

引き続きカサゴの2匹目を期待するも、明るくなって小魚の活性が高くなって来たので、ベラやキタマクラ、スズメダイばかり釣れてきます。先週と比べスズメダイの活性が高く、今回はスズメダイばかりで他の魚種がなかなか掛かって来ません。キタマクラとスズメダイを交互に釣り上げる感じ。8:00まで時間が無いため、型の良いスズメダイを釣って持ち帰ることに。捌く手間が大変ですが、味は悪くないので、先程のカサゴと合わせて1食分の刺身にはなるはず。

釣れた型の良いスズメダイは足場の水たまりに放り込んで5匹目標で釣り続けますが、丁度5匹釣れたところで波が足元を洗い0からやり直し。。。

 

フカセ師が1人やってきたので、大岩の上は使ってないのでどうぞと勧めると、うねりがある時は大岩の上だとつりずらいので右側でやるとのこと。どう考えても大岩の上の方が安全だし釣りやすいと思うのですが人それぞれですね。

8:00頃、結局、ベラ1匹とスズメダイ3匹を釣って終了です。お昼ごろまでやればもっと良いものが釣れるとおもうのですが、時間が無いため仕方ない。

本日のお土産は、カサゴ1、ベラ1、スズメダイ3。

スズメダイを持ち帰ることになるとは落ちるとこまで落ちた感じ。そういえば昨年11/1-2で三宅島へ行った時も、釣れないので最後オヤビッチャをお土産に持ち帰ったなあと屈辱の記憶が蘇ります。この悔しさを次の釣行のモチベージョンにしたいと思います。