このニュースを最初に聞いてから、
余りにも酷すぎて、
書こうと思いながらら
何から書けばいいのか分からなくなって、
かといって、他の記事を上げる気にもなれず、
あっという間に5日経ってしまった。
その間に出てくる続報は、
益々救いようが無くて、
加害者の男は勿論、
何度も通報されながら、
緊急性が無い、という判断をし、
その上適切な対応をしていた、という責任逃れをする摂津市も、
情報を警察と共有しなかった児相も、
こんな男と子供を2人きりにした母親にも、
怒りが抑えられない。
しかも母親の交際相手である犯人は、
お湯の温度を上げる遊びをしていて60℃迄上げた。
故意にやった訳ではない。
タバコを吸いに行って目を離した隙に亡くなった。
火傷後すぐに応急措置をし、救急車を呼んだ。
嘘八百並べ立てているが、
そんな話が通ると本気で思っているのか?
桜利斗ちゃんは上半身に、
深部まで焼け爛れる重度の火傷を負って、
熱傷性ショックで亡くなっている。
少しかかった位で、
ショック死する程広範囲に火傷を負うはずが無いし、
大体熱いからすぐ逃げようとするはず。
少なくとも10分近くはかけ続けられなければ、
これ程酷い火傷にはならない、という。
しかも加害者の松原容疑者には、
全く火傷の跡は無い。
となれば、動けないように椅子などに縛りつけて、
自分にはかからないようにして、
熱湯を浴びせ続けたとしか思えない。
そして、怪我の状況と、
搬送時既に死後硬直が始まっていた事から、
熱湯を浴びせた後、数時間放置し、
死後も更に放置していたと見られるらしい。
火傷は直後にすぐ冷やすことが肝心で、
京都アニメーション放火犯のように、
全身の9割を超える重症の火傷でも、
直後から適切な処置をすれば、
救命できる場合もある。
だが、死ぬまで放置したのだから、
助けられる筈がない。
こんな冷酷な無職の男が、
保育士を目指していた、という話もあって、
呆れて物も言えない。
絶対に子供に関わる仕事をしてはいけない人種だろう。
このニュースを最初に見た時、
夫は、こんな奴死刑やな!と激怒していた。
心情的には全く同感だが、
残念ながら日本では、
1人殺してもまず死刑にはならない。
被害者1人で死刑になるのは、
身代金目的で誘拐し、
誘拐直後に殺害したにも拘わらず、
しつこく身代金請求を続けた事案位だ。
このケースでは、
殺人、死体遺棄、加えて保護責任者遺棄、が、
考えられる罪状だが、
抵抗できない幼児への暴力であること、
執拗に熱湯をかけ続けたと見られる事から、
明確な殺意を認定できること、
放置していたのに嘘を並べ立てて、
反省が全く見られないこと、
等を考え併せると、
最長で無期求刑の懲役20年~25年、辺りか。
下手するともう少し短くなるかもしれない。
万一殺意が認定されず、
殺人ではなく傷害致死での起訴になれば、
更に短くなるだろう。
なまじこの手の知識があるのが、
却ってやりきれなくなる。
弱者へのこういう事件が起きる度に、
罪が軽すぎないか?と毎回思う。
対抗も抵抗もできる者間の犯罪とは違う。
弱者への犯罪、
ましてや保護するべき、
親やそれに準じる者の犯罪には、
虐待、という別の言葉がある。
虐待は一方的な暴力なのだから、
虐待による死傷については、
通常の殺人や傷害より、
1段重い罪の設定が必要なのではないだろうか。
以前、日本には尊属殺人、という規定があった。
直系尊属、つまり親や祖父母などを殺した場合、
法定刑は、死刑または無期懲役だった。
様々な情状酌量等で減刑しても、
懲役3年半にまでしか減らせず、
それは3年以下にしかつけられない執行猶予がつかず、
必ず実刑になることを意味していた。
ところが昭和43年に、
実父に13才から強姦され続け、
子供まで産まされた挙げ句、
29才になって職場で恋愛をし、
結婚したい、と告げたところ、
10日間に渡って監禁され強姦され続け、
遂に思い余って実父を殺害する、という事件が起きた。
その裁判で、こんな鬼畜な親を殺しても、
親だと言うだけで実刑にしなければならないのか?
それは法の下の平等に反するのではないか、という判断で、
最高裁で尊属殺人の量刑が違憲とされ適用停止になった。
その後、1995年の刑法改正時に
この条文は削除され、
日本から尊属殺人規定は完全に無くなった。
それ自体は当然の事だと思うが、
元々そういう規定があったことそのものが、
日本という国は直系尊属を重んじ、
直系卑属(子や孫)を軽んじる傾向があったのではないか、という気がしてならないのだ。
子供も、どんなに小さくても1人の人格であり、
対等な人間だが、
未熟で弱者であるから庇護しなければならないのだ、という意識が希薄に思える。
対等な人格、と認めていないから、
親の思うように育てようとするし、
気に入らなければ、暴力も平気で振るえる。
大人になっても親の価値観を押しつけ、
支配し過干渉を続けようとする。
実際、アメブロを読ませて頂いていると、
配偶者の親の干渉に苦しむ人が大勢いる。
勿論実親の干渉に苦しむ人もいるが、
実親の場合は、少々ならずっとその環境で暮らしてきたので、
義親に対するより抵抗感や違和感が少ないのだと思う。
だが、時代は変わっているのだ。
子供はいつまでも子供ではない。
確かに私達の世代が子供の頃や結婚した頃は、
親や義親の干渉がかなりあった。
私自身もそうだった。
だから嫌だったこと、不愉快だったこと、は、
子供にも子供の配偶者にも、
絶対するまい、と決めている。
だが、自分もこうされてきたから、
我が家の伝統だから、という、
理由にもならない理由で、
前時代的な慣習を押しつけてくる人は多い。
その事自体が、
自分も自立していない未熟な人間であり、
子供の自立を喜べない、
子離れできない情けない大人だ、と言っているに等しい事に気づかない。
そして、大人になれていず、
他人を支配したがる、という点で、
子供を虐待する大人と、
根っこは同じなのではないか、と思うのだ。
大人も子供も別の人格で、
他人である以上、尊重しなければならない存在なのだ、という意識を、
皆がもっと持つにはどうすればよいのだろう。
結局は、尊属殺人の逆で、
直系卑属への虐待には、
通常より重い法定刑を設定することで、
弱者への虐待は重罪なのだ、という意識を、
植えつけるしかないのか。
だがそうなればなったで、
子供のDVが増えて、
今度は親への虐待が増えたりするのだろうか。
単に直系卑属、という括りではなく、
体力的に劣る幼児や児童に限定するか。
体力や体格には個人差があるから、
厳密に線引きするのは難しいが、
少なくとも未就学児で、
大人に対抗するのは無理だろうから、
せめてそこだけでも、
何とかより厳しくできるといいのだが。
それで虐待が無くなるとは思わないが、
重い罪に問われる、と思えば、
少しは自重する人が増えるかも。
少なくとも虐待は重罪であり、
厳密に捜査されて立件され、
この事件の松原容疑者の言うような、
嘘や言い逃れは一切通用しない、と、
皆が理解すれば、
幾らかは抑止力になると思いたい。