3年前、あれ程日本中を騒がせた悪質タックル問題で、

責任を取って辞めたはずの人達が、

不起訴になった途端、シレッと復帰して、

あまつさえ出世までしている、という。


本当にこの大学はどうなっているのだ?


今回の背任容疑での逮捕だが、

簡単に言えば病院の建て替えに伴って、

業者に水増し請求をさせ、

水増し分を還流させた、というもの。

その際、大学が支払える上限金額の少し下の数字をレクチャーしていたそうなので、

より悪質、と言えるだろう。


そしてその為に日大事業部という株式会社をわざわざ作り、

全てそこを通す事にしているのだ。

それは建て替え事案だけではなく、

それこそペン1本、ノート1冊に至るまで、

学内の全ての商取引を、

この事業部を通すように、という指示を出していたそうで、

その結果、学生達は割高な物品を買わされる羽目に。



ところが今回逮捕された田中理事長と井ノ口理事、

背任容疑で立件できるかどうかは微妙らしい。


還流させた2億2千万を、

私的に使ったかどうかの証明が必要で、

もしこの金が、大学ぐるみで裏金を作る為だったら、

大学に損害を与えた事にはならないんだとか。



でもそれっておかしくないか?



そもそも裏金作りの手法その物が脱税なので、

今後背任容疑で立件できなくても、

所得税法違反で立件されるかもしれないが、

それ以前に、裏金作りの為に業者に一旦払われたお金は、

学生とその保護者が支払った学費であり、

原資は税金である国からの補助金のはず。


これ、国や学生達に対する背任にはならないのか!?

学生や保護者の代表訴訟、ってできないものか。



それにしてもこの日大、という組織、

他校の学生に大怪我をさせても、

全く何の反省もしていないのね。

ホントにウンザリだわ。

大学自身に自浄能力が無いのだったら、

理事全部クビにして、

外部から人材を入れた方がいいんじゃない?