政治家の失言が続いている。
自民党の鶴保参議院予算委員長が、
主な生活拠点ともう一つの拠点の、
二地域居住の推進をする上で、
総務省が協力的だったと言いたくて、
能登の地震が「運のいい事に」起きた、と言い放ち、
非難轟々で、
翌日、発言を撤回して陳謝した。
えっ、あれだけの被害が出た地震が、
運が良かった!?
自分が推進する政策の実現に寄与した、と言いたかったのだろうが、
沢山の国民の犠牲も、
お陰で有利に働いた、と言わんばかり。
いや、そういう発想だから、
「運がいい」なんて言葉がでてくるのだろう。
その上、恐らく能登半島北部の珠洲の事だと思うが、
「あの上の方、たま···なんだっけ」と言った。
確かに珠洲の珠はたま、とも読むけどね、
地名だよ!?
あれだけの被害を受けた地名を知らない事自体が問題。
全く興味も関心も無い、って言ってる様なもんだわ。
酷すぎて怒りより呆れる方が強い。
一市民に過ぎない私でさえそう思うのだから、
家族や家や仕事を失った被災者の方達にすれば、
とても許せないと思う。
なのに謝罪会見でさえ、
時々薄ら笑いをしていて、
その態度が更に火に油を注いでいるという。
被災地への配慮が足りなかった、とか言ってたけど、
配慮が足りない、という問題では無い。
全く配慮が無く、寄り添う気も無い、と宣言している様なものだ。
こういう人が予算委員長なんだから、
参議院も酷いもんだね。
間近に迫った参議院選挙で、
ただでさえ苦戦が予想されている自民党は、
更に議席を減らす事になりそうだ。
一方、上越市の中川市長は、
上越市のコメが美味しい、と言いたさに、
以前住んでいたという兵庫県三田市のコメについて、
「お酒はおいしい。でも、コメまずいんですけどね」と発言して、
これまた問題になっている。
そりゃ上越のコメは美味しいでしょうよ。
でも褒めたいが為に他者を落とすのはアウト。
それ、我が子が可愛い、と言いたくて、
隣の子は不細工、と言ってるのと同じ。
他人が聞けば不快感しか無い。
この人、これまでにも何度も失言で問題になっていて、
昨年6月にも市議会の答弁で、
企業誘致による人材獲得に言及した際、
市内に工場がある企業の実名を挙げて「工場では高校卒業程度のレベルの人が働いている。頭のいい人だけが来るわけではない」と発言。
高卒者への差別と捉えられかねない発言で、物議を醸すことになった。
自分は広島大学を出ているから優秀だ、と思っているのかもしれないけど、
世の中には高卒で優秀な人なんて幾らでもいるし、
有名大学出でも使えない人だって幾らでもいる。
家庭の事情等で進学しなかっただけ、という人もいるし、
学校の勉強は好きではなかったが、
技術者として超優秀、という人も大勢いる。
学歴なんて所詮ラベルの一つに過ぎす、
もっと言うなら高学歴も、
学校の勉強が得意だった、に過ぎないのに。
その他にも、過去には市民との対話集会の中で、
子どもの教育に関して
「人を傷つけたらゲンコツをくれるぐらいでいい」と“体罰容認”とも取れる意見を述べ、市民からはたしなめられたらしい。
その後の定例記者会見において、
“発言の趣旨としては誤って伝わったもの”と弁解をしたそうだが、
「ゲンコツをくれる」のが、
「人を傷つける」のと同じだ、と分かっていない。
まだ50歳なのに、
この前時代的発言は何?
世の中変わっているのに、
ここまでアップデートできないのなら、
政治家は辞めて欲しい。
こんな首長、嫌だわ。
何度も失言を繰り返す、というのは、
単なる不用意、不注意ではなく、
元々そう思っているから、
「つい」でてしまうんだから。
本当にザンネンな政治家が多過ぎてため息が出る。
15年若かったら、自分で立候補したい位だわ😁
あ、15年前にはダンナはアメリカに単身赴任中で、
既にワンオペで義両親の自宅介護してたから無理か😅
それにしても思うのは、
失言する政治家は大勢いるけど、
その失言もさることながら、
撤回の仕方、陳謝の仕方、も、
ガッツリ見られている、という事に、
政治家諸氏は無頓着過ぎるのでは無いか。
ま、そういう人は早々に淘汰されるだろうし、
そうあるべきだと思うけどね。