やりきれないニュースは多いし、
児童虐待のニュースも後を絶たないが、
とりわけこのニュースには心の底から腹が立った。
一体この母親は何故、二人も子供を産んだのだろう。
犬や猫の子だって、飼い始めた以上責任があるのに、
ましてや自分が産んだ子供を、
虐待を繰り返した挙句に、
「育てるのが嫌になった。」から灼熱の大阪の夏に置き去りにする・・・
どうすればそんな事が平気でできるのだろう。
この母親、とりあえず死体遺棄で逮捕されたようだが、
間違っても保護責任者遺棄致死なんかで立件しないで貰いたいものだ。
直接手を下していなくても、これは立派な殺人だ。
食事も水も与えずに、1才と3才の幼児を、
夏のマンションに置き去りにすれば、死に至る事は分かりきっていたはずだし、
実際、子供なんていなければと思った、と言うのだから、
不作為による殺人を適用すべきだ。
保護されるべき親に遺棄され、暑い部屋の中で、
どんなに二人は心細く辛かった事だろう。
考えると涙が出る。
そしてこの母親に対するのと同じ位腹が立つのがこども相談センター。
通報を受け、5度も訪問しておきながら、
呼び鈴を鳴らしても応答が無かったので不在票を置いて帰ってきた!
子供の使いじゃあるまいし、
自分達の仕事には命がかかっているのだ、という自覚が希薄過ぎる。
挙句の果てに、子供の名前も分からないから、
裁判所に踏み込む許可を申請できないので、
どうしようもなかった、と言い訳。
死んでしまった子供達に対してもそう言い訳できるのか。
結局、相談センターのお役所仕事が、止めを刺したのだ。
5月の時点で保護していれば、彼らは死なずに済んだのだから。
加えて警察。
子供が泣き叫んでいる、という通報があって出動したにもかかわらず、
泣き声が確認できなかったから、とそのまま帰っている。
これだけ虐待死が続く社会情勢なのに、危機感が無さ過ぎる。
結局二人の幼児は、無責任な母親と、無責任なお役所仕事のせいで、
みすみす落とさなくていい命を落としてしまった。
子供を育てるには、多大な労力と犠牲を要する。
産まれて何年かは、養育者が全てにおいてケアしなければ、
生き続けることができないからだ。
つまり人一人を育てる、という事は、
少なくとも数年の間、丸ごと人生を引き受ける、という事に他ならない。
それでもそれを補って余りある喜びを与えてくれるのもまた子供なのだ。
その重荷を背負う覚悟がなければ、安易に子供を産むべきではない。
苦労と共にある喜びを感じられない人は、子供を育てるべきではない。
この母親のような人間は、子供を産むべきではなかった。
が、往々にして、そういった無責任な人間ほど、
無責任に産んで、虐待したり、育児放棄したりする。
残念ながらそれが現実だ。
だからこそ、児童相談所は、そういった被害に遭っている子供たちの、
最後の砦にならなければならないのだ。
今回かかわった全ての人、相談センターや警察は、
もう一度自分達の仕事が、何の為に、誰の為に、あるのか、
真剣に考えて貰いたい。
そしてマニュアル通りでは救えない命もある、ということ、
その時にどうすべきだったか、を、
自分の頭で考えて貰いたい、と思う。
幼い二つの命、桜子ちゃんと楓くんの冥福と、
二度同じことが繰り返されないことを、
心から祈る。