日本がコロナで大騒ぎになっている間に、
アメリカでは、
大統領が議会で決定するという重要な日が来ていた。
その日にあろうことか、
敗北を認めないトランプが支持者に、
連邦議会議事堂に向かって歩け、と扇動し、
集まった数千人のトランプ支持者が暴徒化し、
遂には一部の者がガラスを破って議事堂内に侵入した。
本会議場内に入ろうとした暴徒は、
侵入を止めようとした議事堂警察に発砲され、
死者が出る事態になってしまった。
議事堂の外でも、爆発物や火炎瓶を持ち込んだ者がいて、
大混乱の中、両方で、少なくとも4人の死者がでたようだ。
流石にマズイと思ったのか、
トランプは得意のTwitterで家に帰るように呼びかけたが、
その中でさえ、暴徒を偉大な愛国者、と呼び、
反省の色は無い。
とうとうTwitterアカウントが、
時限付きではあるが、凍結された。
この事態に、共和党の内部からも批判が出たし、
ペンス副大統領さえも、
トランプへの直接非難ではないけれど、
暴徒、つまりトランプ支持者に対して、
勝ったのはお前達ではない、
暴力が勝利することはない、
自由が勝つのだ、という怒りの発言をしている。
そりゃ副大統領は上院議長でもあるので、
よくもやってくれたな、と怒るのも当然だろう。
トランプはペンスに選挙結果を認めるな、と圧力をかけたらしいが、
拒否されたそうだし。
本当にトランプは何がしたいのだろう。
影響力を誇示したかったのか?
そうだったとしても、やり過ぎたのは否めない。
一部の熱狂的な過激派ではない、
普通のトランプ支持者は、
理性を取り戻した後は離れていくのではないか。
実際、あれだけ共和党支持が顕著だったジョージア州で、
大統領選挙で負けただけでなく、
僅差で過半数取れた候補者がいなかったので行われた、
上院議員選挙の決選投票で、
2議席とも民主党が勝った。
これで上院も両党同数となり、
議長である副大統領の1票で、
バイデンの政策は上下両院で通り易くなる。
トランプがジョージア入りしたのが裏目に出たんじゃないか、という気もして、
何だか不利になる行動ばかりしているようにも見える。
そういえば今回の事件を受けて、
政権の中で大統領を免職しようとする動きが出てきたらしい。
実際には後2週間しか任期が無いので、
実現は難しいと思われるが、
そういった動きを察知したのか、
敗けは認めないが政権移行は行われるだろう、というコメントをトランプが出したようだ。
まあ連邦議事堂に、
民主主義にとって最も重要な日に、
暴力で侵入したんだから、
トランプが煽った、
何なら支持者を使った首謀者、と認定されたら、
任期終了後、争乱罪、
下手すると国家反逆罪に問われかねない。
事の重大性を、理解しているのだろうか。
訴追されて有罪になっても、
元大統領だから恩赦が出る、と思っているのかな。
まあ普通は大統領の権威を落としたくないから、
そうする場合が多いだろうけど、
民主主義を否定するような行為を、
しかも暴力に訴えてやった、となると、
どうなるか分からないんじゃないか。
4年後の大統領選、なんて絵に描いた餅を信じているより、
現実の足元をちゃんと見た方がいいと思うけど。
ともあれ、政権交代は無事に行われそうにはなった。
ここまで分断が進んでしまうと、
バイデンもハリスも苦労するだろうけど、
まともなアメリカを取り戻す為に頑張って欲しいと思う。
後は就任式で、またトランプ支持者が暴走して、
これ以上民主主義に泥を塗らないでくれることを祈るばかりだ。