密室人事のまま、
橋本聖子氏が、五輪担当大臣を辞して、
組織委員会会長に就任することになった。
この状況でこの時期に、
火中の栗を拾わされる羽目になった橋本氏には、
お気の毒、としか言いようが無い。
だが、前回東京五輪の5日前に産まれ、
聖火に感動した父君が聖子と名付けた、というのは余りにも有名な話で、
それ故、現役時代は五輪の申し子、と言われ続け、
奇しくも彼女を政界に誘い、
政界の父、と慕っていた森前会長の失言を受けて、
後任会長になる、というのは、
ある意味、宿命だったのかもしれない。
もっともご本人は終始固辞していたようだ。
「若い人で女性がいい」、という「官邸の意向」を受けて、
どうやって承諾させるか、の密談をする為に、
透明性を、と言いながら、
候補者検討委員会を非公開にしたんじゃないか、と思うのは穿ち過ぎだろうか(笑)
で、まだ選考中だから、と箝口令を敷いていたはずなのに、
昨日になって橋本聖子五輪相に一本化、という報道が流れたのは、
外堀を埋めて断れなくする為に、
わざとリークしたとしか思えない。
ここまでされて、とうとう腹を括ったんだろうな。
最後は森さんからの説得、とかもあったのかもしれないし。
ともあれ、問題は山積だ。
まずはやるかやらないか。
やるなら観客をどうするか、
入れるなら海外からも認めるのか。
また選手の入国や入国後の管理はどうするか。
中止になったらなったで、
多額の赤字をどこがどう負担するか、
IOCとのタフな交渉が待っている。
どう転んでも大変なのは間違いないし、
当時は問題なし、となった2014年のセクハラ問題を、
蒸し返される可能性もある。
橋本氏にとってはマイナスしかないと思われる会長就任だが、
それでも最終的に受諾した彼女の、
意気と頑張りに期待すると共に、
最大級のエールを送りたい、と思う。