バーナードループ+M78(ウルトラマンのふるさと)+LDN1622(あんこう星雲)のカラフルな領域は天体写真の定番エリアですよね。やはり散光星雲、反射星雲、暗黒星雲(分子雲)が入り乱れています。次の撮影領域を検討する中で、過去の写真を見ていると、もっとまともに画像処理すれば、見れるのでは?...ということで再処理してみました。広い視野のためASKARのFMA180PROで撮影したものです。
(昨年(1年目)はやはりずいぶん雑な処理をしていたもので、今見ると恥ずかしい限り(特にカブリ処理)です。)
【昨年12月の画像「バーナードループとM78」再処理版】
あまり露光時間もかけていないので無理な処理はしていませんが、少しはマシかなと思います。
たまたまパタヤのspan265さんが購入検討されているようですが、回転装置やファインダー脚など使い勝手がよいだけでなく、シャープな星像でかつ発色も良い鏡筒なのでお勧めです。(旧モデルとは光学系が違うようですが、持っていないため比較できません)なおレデューサー内蔵なのでフランジバックは守る必要があります。(48mmのカメラマウント使用であれば考えなくていいです)
前回の処理
データ(再掲)
日時: 2023/12/8 22:20~ 85min(17frx300sec)
カメラ:ZWO ASI 2600DUO(フィルターCBP)
鏡筒: ASKAR FMA180PRO 180mmf4.5
赤道儀:ZWO AM5 ZWO ASIAIRによるガイド
撮影場所:丹波篠山市
画像処理:PI(今回)
※フィルターはCBPでよいと思います。反射星雲・分子雲でもCBP程度の広帯域のフィルターであれば発色が失われることもなく、自然な表現ができることがわかりました。散光星雲も混じった反射星雲・分子雲の場合は、フィルターなしではなくCBPを活用した方がよさそうです。(よほど暗い空の場合は除く)