*********追加情報(11/23)*********
成澤さんの評価YouTubeが出ました。画質はわずかながら改善されているようで安心しました。ZfcとZ50、Z30は基本同じはず。
*****原文(11/22)********
今日は珍しく機材ネタです。Nikonユーザーとか興味のある方以外は読み飛ばしください。
NikonからAPS-Cの廉価機が発売されます。もうすでに主力は天体用CMOSセンサーカメラ3台に移っており、Z6(改造機)・Z30があるので今更高級機を買うことはないのですが、この価格に釣られZ30を売却、原資とし、予約してしまいました。(昔からカメラをやっている人には、ボディで13万が廉価?と言われそうですが、これが実態です...日本の国力も弱まったということか)
Z30は中古で買ったファインダーレスのカメラですが、満足度は200%、通常の撮影に使用するのはもちろん、天体では、特にタイムラプス動画撮影で、オーストラリア遠征や各地の遠征、先日の大彗星など、大失敗もなく200%活躍してくれました。なお日出日没のタイムラプスはニコンの独壇場です(成澤氏等の発信をご覧ください)。
Z50IIスターライトビューついているんですね。星の写真取れそう。Z30売って買おう。 https://t.co/zdJ5TQwt36
— kohei (@kohei_m22sgr) November 11, 2024
これに対しZ50IIはファインダー付きでセンサー自体はZ30・Z50と同じものですが、中のチップEXCEEDがZ9などと同じ最新版が入っており、端的に言えば廉価機なのに最高機の機能を有するということで、すでに話題になっています。私の場合今回進化したAFとかは関係ないですが、鉄ちゃんや鳥やさん、飛行機さんには効果大のようです。この中で、動画撮影強化(4K60P?)、高効率RAW、15分までの長時間露光やスターライトビュー、ディスプレイの赤色表示、静止画撮影時の縦向き表示などの機能は星やにとっても非常にうれしい機能です。(長時間露光は星景だけなら30秒あれば十分だが)特にスターライトビューは、今回の彗星でその優位性をはっきり確認できました。(見せていただいた方はキャノンの高級カメラでしたが...)ピント合わせに便利なのは言うまでもないですが、それ以前に自動導入を使わない・使えない撮影シーンでは対象を認識、導入、構図決めできるかどうかが死命を制しますので、必須というわけです。
***追記(2024/12/31)***
実際使用してわかったこと。スターライトビューにすると明るくなるが画質が落ちるため、拡大してピント合わせはできないです。一旦スターライトビューを外してから拡大→ピント合わせという手順になります。ただ魚眼でも3等星くらいまで見えるので、導入・構図決めには最強の味方です。ファーストライトはこちら
***追記(2025/1/5)***
USB給電ですが、Z30ではどんなケーブルでも給電できたが、Z50IIはニコンの付属ケーブルしかできない。すこぶる不便。バッテリーの持ちもZ30に比べ非常に短いので、流星等の撮影はUSB給電必須なんですが…。USB給電自体は切れたりすることもなく快適で、10000AHのバッテリーで7〜8時間くらいは余裕。
ところでレンズは今はFマウントの10.5魚眼(上の写真)とかフルサイズ用のサムヤン14mmを使っていますが、10mm程度の超広角が欲しいです。皆さんが書かれている通りAPS-C(ニコンはDX)用広角レンズがプアなのですが、フルサイズのように何十万のレンズを発売されても買えませんので、中華系で探してみようかなと思います。(銘匠光学 TTArtisan 10mm f/2 が安くていいらしいです)望遠系はフルサイズと共用出来ますが、広角系はそうはいかないのが悩みです。私はしませんが、ニコンは天体改造も容易なので、改造しガチで使うこともできます。(13+4=17万円でZWOの2600MC相当になります)
色々書きましたが、結論としては、ニコンが主力の方はサブ機として、またこれから星景写真やタイムラプス動画を始める人にも超おすすめだと思います。また実際撮影したら作例を掲載いたいと思います。