SHOの画像処理が楽しくなってきました。今日の対象はモノクロカメラではなく以前紹介したカラーカメラ用の疑似SHO用フィルターによる撮影分です。カラーナローで撮ると真っ赤で面白みのない星域ですが...、ウオルフ・ライエ星起源の星雲でOIIIが強そうなので狙ってみました。昨日の方法と同じようにカラーシフトの画像処理をしています。元々の画像に比べ随分と立体感が出ています。
【はくちょう座南西部】
はくちょう座の三日月星雲(NGC6888)やWR134・135(真ん中下の青い星雲)付近は、M8(干潟星雲)のような散光星雲とは異なり、ウオルフ・ライエ星と呼ばれる高温・高光度の星が周囲に作った星雲です。
撮って出し(stackのみ、左:HO、右:SO)
この星域はHOとSOが同等の明るさ
(Sが比較的強い?)
鏡筒: タカハシ FSQ-85ED 328mm f3.8
カメラ: ZWO ASI 2600DUO
赤道儀: EXOS2/EQ5(ONSTEP)自動ガイド(ASI120MMmini)
フィルター:HYO 6nm HO・SOフィルター(RGB分解後、疑似SHO合成)
画像処理: PIXINSIGHT
日時: 7/7 00:09~ (総露出195分)
(HO:21FRx300S SO:18FRX300S)
撮影地: 兵庫県丹波篠山市
覚え:WBPP(Autocrop)→StarNet2 →SplitRGBChannel →HT(Strech)→ABE→BXT →ChannelCombinaton →PixelMath →HT →CurvesTransformation(Hue、Sat)→SCNR →NXT
SHOのPI画像処理の手順はこれでいいのか、試行錯誤中でまだ確立していません。NXTはお試し中ですが、やはり効果絶大です。