夜の蝶といっても、もちろん天体の蝶ですw 天体の蝶々は銀河、散光星雲、惑星状星雲、散開星団と形を変えて夜空を彩り、蝶々捕獲の楽しみもあります。
昨日さそり座の散開星団M6は海外でButterfly Clusterと呼ばれていることを投稿しましたが、他にも以前Butterfly Galaxyと呼ばれているおとめ座NGC4567・4568も撮影しました。
今日掲載するのは先日撮影した はくちょう座の蝶々IC1318です。はくちょう座のγ星でサドルという星をとり囲むように星雲が取り囲んでいます。中でも最も濃い部分がIC1318でその形が蝶々に似ていることから海外ではButterfly Nebulaと呼ばれています。
ちなみにこちらのさそり座にある双極性の惑星状星雲(NGC6302)もButterfly Nebulaと呼ばれていますが、まだ捕獲できていません。
【はくちょう座サドル周辺の散光星雲(IC1318B・C)】
はくちょう座は天の川のど真ん中にあり、北アメリカ星雲や網状星雲など天体写真マニアにとっては対象が満載です。写真のひときわ明るい星がはくちょう座の十字の交点γ星(サドル)です。この周辺は星雲星団だらけですが、西側に蝶々の形をした散光星雲がひときわ目を引きます。
鏡筒: タカハシ FSQ-85ED(レデューサ)327mm f3.8
カメラ:ZWO ASI 2600MC DUO(オートガイド)
赤道儀:ZWO AM5
フィルター:HYO 3nmデュアルバンドフィルター
画像処理:PIXINSIGHT(BXT)
日時: 6/5 2:26~ 300sx7FR (35分)
撮影地:岡山県美作市(大芦高原)