さそり座の南部は美しい領域ですが、南中高度が20度くらいと低く撮影時間が限られており、中々条件的に難しいです。6/4の遠征では、近くの彼岸花+出目金星雲を撮るか迷ったのですが、あまり撮られていないM6近傍にしました。ここに散光星雲があるのは知らなかったのですが、以前紹介した津村さんの「星雲・星団・銀河ビジュアル図鑑」で発見しトライしてみました。
その方向は明るく障害物もあり、実際露光できる時間がわずかだったため、とにかく星雲を出すため3nmのデュアルナローバンドフィルターを使用しました。
【M6と散光星雲(Sh2-12・Sh2-13)さそり座】
さそり座のM6(写真左中央)は、隣のM7とならび夏の代表的な散開星団です。双眼鏡でみると本当にきらきらして蝶々のように美しく、海外ではButterfly Cluster(蝶々星団)と呼ばれています。東側には散開星団(NGC6383)を取り巻く散光星雲(Sh2-12・Sh2-13)があります。
鏡筒: タカハシ FSQ-85ED(レデューサ)327mm f3.8
カメラ:ZWO ASI 2600MC DUO(オートガイド)
赤道儀:ZWO AM5
フィルター:HYO 3nmデュアルバンドフィルター
画像処理:PIXINSIGHT(BXT)
日時: 6/5 1:35~ 300sx8FR (40分)
撮影地:岡山県美作市(大芦高原)