不動産仲介が回復傾向?
仲介復調が鮮明に 不動産各社の第3四半期
好調な個人需要を背景に、不動産各社の仲介件数が経済危機以前の水準に戻っていることがそれぞれの2010年3月期第3四半期決算で鮮明になった。ただ、販売価格は下落を続けており、法人需要も依然鈍いことから売上高(手数料収入)は軒並み前年割れだった。
第3四半期の三井不動産、住友不動産販売、東急リバブルの仲介件数は、前年同期比9・8%増(1万0512件)となったリバブルをはじめ、住友販売が同6・6%増(2万2078件)、三井不が同5・5%増(2万4009件)と各社前年を上回った。
価格下落で動きが活発化した個人需要を取り込んだことで「リーマンショック前の水準にまで回復」(住友販売)するなど明るさが見えてきた。ただ、価格下落に加え、需要層の中心が比較的低額な物件を求める一次層であることから取扱単価は下落している。
また、単価の大きい法人需要が大幅に減ったことも響き、手数料収入は三井不動産が前年同期比11・5%減の355億2800万円、住友販売が同2・0%減の287億5300万円、リバブルが同2・8%減の193億8900万円だった。
好調な個人需要を背景に、不動産各社の仲介件数が経済危機以前の水準に戻っていることがそれぞれの2010年3月期第3四半期決算で鮮明になった。ただ、販売価格は下落を続けており、法人需要も依然鈍いことから売上高(手数料収入)は軒並み前年割れだった。
第3四半期の三井不動産、住友不動産販売、東急リバブルの仲介件数は、前年同期比9・8%増(1万0512件)となったリバブルをはじめ、住友販売が同6・6%増(2万2078件)、三井不が同5・5%増(2万4009件)と各社前年を上回った。
価格下落で動きが活発化した個人需要を取り込んだことで「リーマンショック前の水準にまで回復」(住友販売)するなど明るさが見えてきた。ただ、価格下落に加え、需要層の中心が比較的低額な物件を求める一次層であることから取扱単価は下落している。
また、単価の大きい法人需要が大幅に減ったことも響き、手数料収入は三井不動産が前年同期比11・5%減の355億2800万円、住友販売が同2・0%減の287億5300万円、リバブルが同2・8%減の193億8900万円だった。
(10年2月5日週間住宅online)
仲介件数自体は回復しているようですが、依然として売上高は伸び悩んでいるようです。販売価格はやはり低いままですし、法人用のオフィスも空室率がなかなか下がりません。
日本全体の経済が活気を取り戻さない限りは完全な回復はありえませんが、回復の兆しくらいは見えてきたのかな、と思いたいです。
住宅版「エコポイント」その6
住宅版エコポイント目前、メーカーの販促策続々
住宅版エコポイント制度の創設を受け、住宅メーカーが動き出した。最大手の積水ハウスは自社版エコポイントを、政府発行分と同じ分を15万円を上限に発行する。大和ハウス工業も工事後の光熱費や二酸化炭素(CO2)の削減量を専用ソフトを使って明示することを徹底し、リフォーム需要を取り込む。
積水ハウスは同社で住宅を建てた顧客のリフォームを対象に、上限15万円分のエコポイントを発行することを決めた。政府発行分とあわせると、消費者は最大45万円分を享受できる。窓のサッシや保温性のある浴槽への取り換え工事のほか、太陽光発電装置の設置工事も対象にする。
[10年2月3日日経住宅サーチ]
住宅版エコポイントを目前にして各住宅メーカーが一斉に販促策を打ち出してきました。 今回の販促で顧客のリフォーム需要を取り込むことで、業界全体の活性化に繋がればいいと思います。
展示会はWEBで!
「WEB 住まい博」で家づくりを疑似体験 住友林業
住友林業は1日、インターネットを使った「WEB 住まい博」を開いた。ウェブ上に8つのパビリオンを設け、場所や時間を問わずに家づくりのバーチャル体験が楽しめる。従来の住まい博は大きな展示場を借りて東京、名古屋、大阪で実施していたが、開催地から遠い人や開催日と休日が合わない人にも気軽に参加してもらえるようにした。21日までの期間中、2万件のアクセスを見込む。
「住友林業の家」のデザインの外観や内装を比較検討できる「住まいグランプリ」、住まいづくりの資金計画や建築後のライフプランをシミュレーションできる「資金計画ナビ」、バーチャル植林にゲーム感覚で参加できる「みんなのエコ島」など8つのパビリオンをウェブ上に設けた。
参考:住友林業「WEB住まい博」
[10年2月2日日経ネット住宅サーチ]
閲覧にはIDとパスワードの発行が必要ですが、なかなか面白い企画だと思います。
実際に会場を指定して開催すると、どうしても場所や時間の都合上、参加できない場合がありますが、このようにネットなら、誰でも気軽に参加できるのではないでしょうか?

住友林業は1日、インターネットを使った「WEB 住まい博」を開いた。ウェブ上に8つのパビリオンを設け、場所や時間を問わずに家づくりのバーチャル体験が楽しめる。従来の住まい博は大きな展示場を借りて東京、名古屋、大阪で実施していたが、開催地から遠い人や開催日と休日が合わない人にも気軽に参加してもらえるようにした。21日までの期間中、2万件のアクセスを見込む。
「住友林業の家」のデザインの外観や内装を比較検討できる「住まいグランプリ」、住まいづくりの資金計画や建築後のライフプランをシミュレーションできる「資金計画ナビ」、バーチャル植林にゲーム感覚で参加できる「みんなのエコ島」など8つのパビリオンをウェブ上に設けた。
参考:住友林業「WEB住まい博」
[10年2月2日日経ネット住宅サーチ]
閲覧にはIDとパスワードの発行が必要ですが、なかなか面白い企画だと思います。
実際に会場を指定して開催すると、どうしても場所や時間の都合上、参加できない場合がありますが、このようにネットなら、誰でも気軽に参加できるのではないでしょうか?