今日は波田のアクトホールへ、バレエの清沢 飛雄馬さんのパフォーマンスとトークライブに行って来ました。
清沢さんは2001年ドイツ生まれで、松本市波田で育ち、9才でウクライナへ留学、
世界三大バレエコンクールのジャクソン国際バレエコンクールで銀メダルを獲得して、
17才でジョフリー・バレエ団と契約しました。入団してから世界で活躍しています。
清沢さんは数年前に、こまくさ音楽教室の発表会で踊ってくださったことがあります。
Momoko先生を楽屋に訪ねていらした時に、サプライズで踊ってくれることになり、なんと即興で踊ってくださったのです!
その時も本当にすばらしくて感動しましたが、今日はさらに逞しく成長された姿を拝見することができて、とても嬉しく思いました。
「マイウェイ」にご自分の振り付けで踊ってくださった時は、若者の苦悩や喜びが表現されて、本当に応援したい気持ちになりました。どうぞこれからも世界でご活躍ください!
ニホンカモシカは、鹿ではなくて牛の仲間だそうです。
ウシ科カモシカ属になります。
知らなかったな〜
信州でも見かけますね、
国の天然記念物です。
好奇心が強く、立ち止まって人間をじっと見ていることがあります。
ショパンについて、リストが書いた本があります。
その中で、ショパンの曲を聴いた人が「あなたの曲は、きれいな花畑だなと思っていたら、視界の端に戦死者の墓を見つけて、何とも言えない気持ちになるような感じだ」と言うと、
ショパンが「その感覚はポーランドの言葉でZal(ジャルまたはザル)と言います」と答えたそうです。
ショパンは、ジャルというホーランド語は、他の言葉で表すことはできないと言います。
ポニャトフスカの著書によると、ジャルとは「わびしい諦念」「深い恨みのもと」「はげしく反発する抗議」を意味します。
ショパンの悲しみやノスタルジー、喪失感などは、「亡命者のかなしみ」によるものであり、ショパンがジャルという言葉を口にする時、彼は涙ぐんでいたとリストは書いています。
ポーランドのジャルは、日本の「あはれ」に似ています。
「あはれ」は源氏物語などで、しみじみとした情感や寂しさ、悲しさ、人情などを表します。
日本の平安文学の基本的な美の理念であり、日本文学の美の根幹として発展します。
調和美、優雅美、静寂美、悲哀美などの内容を持つようになりました。
ポーランドのジャルのような激しさはありませんが、無常感的な悲哀をたたえています。
この世の中に形あるものは、必ずいつか壊れます。
その無常に、日本人は美を見たのですね。
無常だからこそ、今この一瞬が輝きます。
いま、ここに生きましょう!
これは上野の西洋美術館のショップで売っているパウンドケーキの箱だそうです。
気になるのはネウマ譜のところで、ハ音記号ですから、ミレレソソミソミレ とか書いてありますね。
この箱がほしいです。
(ネウマとは、黒い四角の音符のことです)
今日は茅野のピアノ工房へ行って、生徒さんが購入するピアノの選定に同行しました。
ヤマハとカワイが並んでいます。
このカワイは譜面台に象嵌があり、何かの記念に造られた美しいピアノです。
思わず「これ欲しい!」と言ってしまいましたが、そこはぐっと我慢して、
交互に同じ曲を弾いて、どちらが良いか、どちらが好きか、聴いていただきました。
それからご本人が両方を弾いてみます。
はじめはカワイがいいと言っていた生徒さんですが、結局ヤマハの方を選びました。
こればかりは、ご本人が好きな方が一番ですね!
きっとこれから練習が楽しくなることでしょう。
音に色彩を感じる・・・これは私たちが音楽で日常的に感じていることなので、何も不思議なことではないのですが、
ちょっと考えてみると、音も色彩も波なので、共通しているということができます。
同じ波といっても、色は電磁波の中で見える範囲にあるものであり、
電磁波とは、電場と磁場が相互に関連しながら伝わる波のことだそうで、エックス線、ガンマ線、マイクロ線などがあってその範囲は広く、意外と可視光線の範囲は狭いものなんですね。
色は、目に見える電磁波なんですね。
(すごいなあ、電磁波が見えるなんて)
可視光線より波長が短いと紫外線になり、これが見える虫もいます。
可視光線より波長が長いと赤外線になり、これが見える生物もいます。
もっと波長が長くなると「電波」になり、テレビやラジオが利用しています。
それよりもっと長い波長で、20ヘルツから20キロヘルツぐらいが、人間の可聴範囲になります。
(犬や猫は、明らかにもっと高い音が聞こえていますね)
音は電磁波ではなく、空気や物質の振動で伝わる波です。
音楽をやっている人は「倍音」をよく知っていますが、
音をきいた時に、波長の短い倍音が聴こえるように、はるかに波長の短い電磁波の「色」が共振して見えるということはあり得ると思います。
音をきいて色が見えることを「共感覚」と言います。
「共感覚」にも色々あり、数字や言葉に色を感じる人もいるそうです。(おもしろい!)
音に色を感じる人は音楽家に多く、「色聴」と言われます。
モーツァルトやリストもそうですし、スクリャービンも色聴に違いないと思います。
スクリャービンは音楽と色彩を統合し、虹の7色がスクリーンに投影される「色彩ピアノ」を考案しました。
音階から感じる色は、人によって違いはありますが、ほぼ虹の色に近いと言われています。
ドが赤、レが黄色、ミが緑、ソが青、ラが紫というように。
スクリャービンの色は、ドが赤、レが黄色、ミが空色、ファが深い赤、ソがオレンジ、ラは緑、シは青でした。
音階だけではなく、調によっても色がありますね。
ベートーヴェンの田園交響曲はへ長調で緑色のように。
転調すると色が変わります。
それから和音にも色がありますね。
そのように、ピアノを弾くときに、色をイメージしながら弾くと、表現が豊かになると思いますので、色々と色で遊んでみてはいかがでしょうか?
「音と色彩のワークショップ」を行ないました。
染色作家の園原ひろみさんをお招きして、
前半は私のピアノ演奏からイメージする色を、光る仕掛けのある箱に描いていただきました。
皆さん初めてなのに、美しくうっとりするような色彩を描いてくださいました。
これは私のバッハに合わせて、園原さんがライブで描いてくださった作品です。
できあがった皆さんの作品をステージに飾ると、幻想的な美しさです!
音楽と色彩のすばらしい融合世界を体験することができました。
後半は型染めに挑戦!
型染めを描きながら、生徒さんたちも次々に演奏し、
音楽が流れる中、できあがった作品をステージに飾って眺めました。
音楽と色彩に包まれた空間で、本当に心踊る時間を過ごすことができました。
教えてくださった園原先生、ご参加の皆様、スタッフの皆様、
どうもありがとうございました!
またお目にかかりましょう!
以前に、庭の山椒を切ってきたら、アゲハ蝶の幼虫がいたという記事を書きました。
その後、だんだん幼虫が脱皮して大きくなり、
虫が苦手な人はごめんなさい、見ないでください。
さなぎになりました。
それから今日で11日め、
とうとう羽化しました!
あのちっちゃな幼虫が、だんだん姿を変えて、本当に蝶になるなんて、
ものすごく感動しました!
山椒の葉っぱをもりもり食べていた赤ちゃんが、
蛹の中で、いったん溶けて、それから蝶になる細胞がどんどん成長していくとは、
本当に自然の造化はすばらしいですね!
こんなに立派な蝶になりました。
明日は外に放してやります。
私は動物や植物や石が好きですが、とうとう虫の世話までするようになってしまいました。
今も2匹の赤ちゃんが産まれています。
外にいる幼虫を観察していると、突然いなくなってしまうことがあります。
それはどうやら鳥に食べられているようですし、他の虫が寄生することもあるそうです。
途中で死んだ幼虫を、蟻が運んでいくこともありました。
自然界の食物連鎖ですね。
アゲハ蝶の卵から生まれた幼虫が、大人の蝶になる確率は、なんと1〜2パーセントだそうです。
そうすると、やはり幼虫を家の中で保護した方が、確実に蝶になれるのかもしれません。
でも、でも、幼虫の保護活動までやっていると大変ですね。
幼虫から蝶への変態を見ていると、きっと人間も同じだなあと思います。
小さかった生徒さんたちも、ぐんぐん大きくなって、美しいお嬢さんや、立派な青年になっていきます。
今はまだ子供の生徒さんたちも、きっとこれからすばらしい変身を遂げて、大きくはばたいていくことでしょう!
大人の私たちだって、もっともっと成長できると思いますよ!
庭の百合が咲きました。