人生を豊かにするお金の哲学 ― 資産形成の集大成

こんにちは、小林且昌です。
今日は「お金の話」だけど、少し違った視点からお届けしたいと思います。

お金って、“増やすこと”や“節約すること”ばかりに注目されがちですが、
本当はその裏に「どう生きたいか」という価値観があるんですよね。

このブログでは、私自身が20代から実践してきた資産形成の経験をもとに、
お金の「増やし方」「守り方」「使い方」を、できるだけやさしくお話しします。


◆ きっかけは2016年のチャイナショック

私は28歳のときに投資を始めました。
最初は少額の積立。でも、2016年に起きたチャイナショックで、
あっという間に含み損が数百万円…。正直、頭が真っ白になりました。

でも、この経験がターニングポイントでした。
「なぜ自分は不安なのか?」「どうすれば長く続けられるのか?」
そんな疑問をきっかけに、投資の本質を学び直しました。

そのときに出会ったのが、ジョン・ボーグル、チャールズ・エリス、バートン・マルキール。
3人の共通点は「市場を予測せず、居続けること」。

つまり、“短期で勝とうとしない”ということ。
これを理解したとき、ようやく自分の中でスイッチが入りました。


◆ 複利の力に気づいた瞬間

100万円を年7%で運用すると、20年後には386万円になります。
これが「複利の力」。時間が味方してくれる仕組みです。

私はそれから「給料日に自動で積立される設定」にしました。
相場が下がっても止めない。むしろ「安く買えてラッキー」と考えるように。

このシンプルな習慣が、10年後に大きな結果を生みました。
お金に支配されるのではなく、“お金と共に生きる”という感覚が芽生えたのです。


◆ 守る力 ― 感情ではなく仕組みで動く

お金を守るためには、「仕組み」を作ることが一番大事です。
人間って、感情の生き物ですからね。笑

私が実践しているのはこの4つ:

  • 投資は自動積立(感情を排除)
  • 支出は自動振り分け(予算管理)
  • 保険は必要最低限
  • NISA・iDeCoの制度を最大限活用

これだけで「勝手にお金が増える仕組み」ができます。
家計を守るのは、節約ではなく「整えること」なんです。


◆ 使う力 ― 幸せを生むお金の使い方

お金は、ただ貯めるだけじゃ意味がありません。
“どう使うか”で人生の質が決まります。

20代のころの私は、給料をもらうたびにすぐ使っていました。
ブランド品、旅行、家電…。欲しかったものは全部買いました。
でも、あとに残るのは「空虚さ」だけ。

そこから気づいたんです。
お金は「欲」ではなく「意図」で使うべきだって。

そして、「使い方」には3つの種類があると気づきました。

  1. 消費(生活の維持)
  2. 浪費(一時的な満足)
  3. 投資(未来への投資)

学び・健康・人間関係に使うお金は、必ずリターンをくれます。
これは数字じゃ測れない、“心の資産”なんです。


◆ 不動産がくれた“安心というリターン”

40歳を過ぎて、不動産投資を始めました。
現在は総額2億円規模、年間キャッシュフローは約300万円。
これが「心の安定」をもたらしてくれています。

株式が「増やす投資」なら、不動産は「守る投資」。
インフレにも強く、毎月の家賃収入があることで精神的にも安定します。

お金の世界では、バランスがすべて。
増やす × 守る × 使う、これが整ったとき、人生は一気に安定します。


◆ 経済的自由とは“働かないこと”じゃない

経済的自由=仕事を辞めること、ではありません。
本当の自由とは「お金のために働かなくてもいい状態」。

私自身、もし明日から給料がゼロになっても生活できます。
でも、働くのをやめたいとは思いません。
なぜなら、働くこと自体が「成長」であり「貢献」だから。

お金の心配がなくなって初めて、
“自分の好きな仕事を選べる自由”が生まれるんです。


◆ 次の世代へ ― 金融教育という贈り物

資産形成の本当のゴールは、次の世代にあります。
お金の知識や習慣を、子どもたちに伝えること。

家計の見える化、投資信託の説明、ふるさと納税の選び方。
家庭の中でできる“小さな金融教育”こそが、最も実践的なんです。

「お金の話=難しい」ではなく、「家族で考えるテーマ」にしていく。
これが、次世代の日本を変えていく第一歩だと感じています。


◆ お金の哲学は“生き方”そのもの

お金を増やすこと。守ること。使うこと。
この3つの力が整ったとき、ようやく「お金から自由」になれます。

私は10年以上かけてこの仕組みを作りました。
でも、やっていることはとてもシンプル。
「焦らない」「続ける」「仕組み化する」――この3つだけ。

お金を通じて、自分自身を育てる。
それが、人生を豊かにするいちばんの近道です。


次回予告

次回はシリーズ最終章、
「お金を使う力 ― 幸せを最大化する支出哲学」
について詳しくお届けします。


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💬お金を使う力 ― 幸せを最大化する支出の法則

こんにちは、小林且昌です。
今日は「お金の使い方」について、少し深くお話ししたいと思います。


🍀お金を使うのが怖い人へ

「お金を使う=悪いこと」
そんな思い込み、ありませんか?

日本では昔から“倹約が美徳”と言われてきました。
だからこそ、使うことに罪悪感を感じてしまう人が多い。

でも実は、お金は使ってこそ意味があるんです。
正しく使えば、人生の満足度を何倍にも上げてくれます。


💡お金を使う力とは?

「お金を使う力」とは、
お金を“自分や家族の幸せ”に変える力のこと。

たとえば、
・家族旅行で得られる思い出
・学びに使うお金
・誰かへのプレゼント

これらはすべて、**消費ではなく「未来への投資」**です。
形としては減っても、心は豊かになる。
それが「使う力」の本質です。


✨消費・浪費・投資の違い

支出を3つに分けて考えてみましょう👇

種類 内容
消費 生活を維持するための支出(家賃・食費など)
浪費 一時的な満足のための支出(衝動買いなど)
投資    自分や家族の成長・幸福のための支出

この3つのうち、「投資」に近いお金の使い方を増やしていくと、
心の豊かさも資産も、どちらも増えていきます。


💬20代のころの失敗から学んだこと

社会人になってすぐの私は、
お金を“自由に使えること”がうれしくて、いろんなものを買いました。

でも、あとで気づいたんです。
「欲しいものを買っても、心の満足は長く続かない」と。

大事なのは「どんな気持ちでお金を使うか」。
この視点を持ってから、支出の質がまったく変わりました。


⏳時間を買うという考え方

最近では、お金で時間を買うという使い方も大切にしています。

家事代行を頼んだり、移動時間を短縮したり。
浮いた時間を家族との時間や健康維持に使えるようになりました。

「お金=時間を生み出す道具」と考えると、
支出の優先順位が明確になります。


👨‍👩‍👧教育・健康・家族は“最強の投資先”

私の家計では、教育・健康・家族への支出を最優先にしています。

教育は「未来への投資」。
健康は「人生の長期運用」。
家族との時間は「心のリターン」。

この3つに使うお金は、絶対に後悔しません。


🏠住宅ローンは“長期+低負担”が最適解

住宅ローンは、低金利時代の今こそ長期で借りるのがポイント。
月々の支払いを抑え、余ったお金をインデックス投資で運用する。

「借金=悪」ではなく、「借り方次第で味方になる」。
これが、家計の安定を生む大きな考え方です。


💰不動産は“守りの投資”

私自身、2億円規模の不動産を保有し、年間300万円のキャッシュフローを得ています。
この安定収入があることで、株式市場が下がっても不安になりません。

不動産は「攻め」ではなく「守り」の投資。
毎月の家賃収入が、家計と心の両方を支えてくれます。


⚙️支出の仕組み化で迷わない家計に

お金の管理は「自動化」が最強です。
固定費・変動費・未来費(投資)を分けて、
どこにいくら使うかを仕組みで決めておく。

これだけで、無駄遣いが減り、満足度が上がります。
お金の流れが整うと、心も整うんです。


🌈お金は「幸福の増幅装置」

お金そのものは、ただの道具。
でも、「どう使うか」で人生の質がまったく変わります。

浪費を減らして、未来につながる支出を増やす。
それだけで、お金はあなたの味方になります。


🎯まとめ:「使うこと」は生き方の表現

あなたがお金をどう使うか。
それは、どんな生き方をしたいかという“意思表示”です。

私は、お金を**「家族」「学び」「時間」**に使います。
それが、私にとっての幸せの形。

お金は減らすものではなく、
幸せを増やすためのツールなのです。

お金を守る力 ― 不況に負けない家計と心の整え方

こんにちは、小林且昌です。
今日は、シリーズ第2弾「お金を守る力」についてお話しします。
「お金を増やす力」が攻めだとすれば、「お金を守る力」は守り。
資産形成の後半戦では、この“守りの設計”こそがすべてを決めます。

お金を守るって、どういうこと?

「節約して貯金を増やすこと?」と思うかもしれませんが、実は違います。
お金を守るとは、**“お金を減らさない仕組みを作ること”**。
たとえば、収入が増えても生活レベルを上げないこと。
貯金や投資の積立を「自動」にしておくこと。
この「仕組み化」ができている人ほど、ストレスなくお金を守れます。

支出を見直すだけで「守り」は強くなる

私の家庭では、生活費を月24万円に抑えています。
住宅費49,000円、水道光熱23,500円、通信7,000円、食費6万円、教育費4万円。
こうして「何に使っているか」を把握するだけで、無駄は自然と減っていきます。
そして浮いたお金はすべて、未来のために。
教育資金、NISA、iDeCo、不動産積立に自動で回しています。
まさに「家計=守りのシステム」です。

暴落が来たときの“正しい反応”とは

2016年、チャイナショックで私は大きな損失を出しました。
恐怖から売ってしまい、そのあと後悔したんです。
それ以来、「暴落が来ても積立を止めない」と決めました。
なぜなら、長期では必ず回復する。
市場が安くなった今こそ、未来のリターンを安く買えるチャンスだからです。

現金の持ち方にも“バランス”がある

暴落や不況時に冷静でいられるかどうかは、「現金の量」で決まります。
私は生活費1〜2年分の現金をキープしています。
それ以上は投資に回す。
現金は“使うためではなく、耐えるため”。
このマインドが、長期投資を継続する原動力になります。

住宅ローンは「長期×低金利×インデックス運用」

住宅ローンは低金利なので、できる限り長期で借りるのがおすすめです。
そして、繰上げ返済はせずに余剰資金をインデックス投資へ。
固定費を抑えて、残りを運用に回す。
これが、守りながら増やすための最も効率的な方法です。

不動産がもたらす「守りの複利」

私は2億円規模の不動産を所有し、年間300万円ほどのキャッシュフローを得ています。
この安定収入があることで、株式市場が下落しても心が揺れません。
不動産はインフレに強く、ローンは名目固定。
つまり、時間が経つほど負債の実質価値が減る。
「守りながら増やす」ための柱のひとつです。

浪費は“心のクセ”から生まれる

20代の頃は、仕事のご褒美にブランド物を買ったり、衝動で出費したりしていました。
でも、買い物で得られる幸福はほんの一瞬。
本当の豊かさは、「満足を育てる支出」にあると気づきました。
浪費は、感情を整えるだけで止まります。
お金を守るとは、実は“自分の感情を守ること”でもあるのです。

次世代へつなぐ「守る力」

お金の話を家庭でしない家庭が多いですが、私はタブーにしません。
子どもには「使い方」「守り方」を教えることが本当の金融教育。
資産と考え方の両方を次世代に引き継ぐ。
それが、家族で豊かさを守るということだと思っています。

まとめ:豊かさを“続ける力”を育てよう

お金を守る力とは、節約術ではなく「心の安定を保つ力」です。
暴落が来ても慌てない。生活が変わっても焦らない。
その穏やかさこそが、経済的自由の本質です。

次回はシリーズ最終章、
「お金を使う力 ― 幸せを最大化する支出哲学」をテーマにお届けします。

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お金を増やす力 ― 複利で人生をデザインする資産形成の本質

こんにちは、小林且昌です。
会社員として働きながら、インデックス投資と不動産投資を組み合わせて資産形成を行っています。
今回は「お金を増やす力」について、実体験を交えてお話しします。

◆ きっかけは2016年のチャイナショック

当時、私は投資を始めたばかり。
順調に増えていた資産が、突然の暴落で一気に減りました。
「投資なんてやらなければよかった」――心からそう思いました。

でも、そこからが本当のスタートでした。
投資の本質を知るために、ジョン・ボーグル、チャールズ・エリス、バートン・マルキールの本を読み漁りました。
そして出会ったのが、「長期・分散・低コスト」の原則です。

◆ 「お金を増やす力」は生き方の力

お金を稼ぐ力よりも、お金を増やす力のほうが人生を変えます。
なぜなら、時間を味方につけることができるからです。
焦って結果を求めず、淡々と積み上げる。
それが一番の近道だと気づきました。

◆ 複利の魔法を信じる

複利とは、利息が利息を生む「時間の力」。
100万円が10%で増えると、10年後に約260万円、20年後には670万円。
最初は遅いけれど、途中から加速度的に増えていきます。
資産形成は、この“時間の味方”になることがすべてです。

私は給料日に自動で積立投資がされるように設定しています。
市場が下がっても「安く買えるチャンス」と考え、積立を止めません。
結果的に、何もしていなくても資産が増えていく仕組みができました。

◆ インデックス投資 ― 普通の人が勝てる唯一の道

個別株で勝ち続けるのは難しい。
でも、世界経済全体に投資するなら、誰でも「平均点」を取ることができます。
S&P500や全世界株式(オールカントリー)は、まさにその代表です。

経済は波があっても、長期では必ず右肩上がり。
市場に居続ける人が、最終的に勝ちます。
インデックス投資は“努力ではなく設計”なのです。

◆ 「売らない力」が最強の武器

暴落のときに売る人ほど損をします。
私はチャイナショックで痛い目を見た後、「絶対に売らない」と決めました。
市場が下がるときほど積立を続ける――それが将来の成長を生みます。

◆ 不動産投資 ― 守りのキャッシュフロー

株が「増やす投資」なら、不動産は「守る投資」。
毎月の家賃が安定収入となり、ローンを返すほど純資産が増えます。
しかも、インフレにも強い。
40歳で不動産投資を始め、家賃収入が“第二の複利”になりました。

◆ 自動化で感情を排除する

投資がうまくいかない原因の9割は「感情」です。
だから私はすべて自動化しました。
毎月の積立も家賃の再投資もすべてシステム任せ。
“何もしない仕組み”こそが、再現性のある投資です。

◆ ゴールから逆算して生きる

私は65歳で資産収入だけで生活することを目標にしています。
そこから逆算すると、今やるべきことが明確になる。
だからこそ、焦らず、長期で継続できるのです。

◆ 複利で生きるという生き方

お金も信頼も、コツコツ積み上げれば複利で増えます。
焦らず、諦めず、続ける。
複利の力を信じる人は、人生でも必ず成功します。

お金を増やす力とは、単なる投資の話ではありません。
自分を信じ、未来を信じる「生き方」そのものなのです。

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クレジットカードで人生が変わる?お金の“使い方”が未来を左右する理由

クレジットカードは、使い方を間違えると“資産を奪う道具”になります。
でも、正しく使えば“家計を守る味方”にもなれる。
同じカードなのに、どうして人によって結果が違うのでしょうか?

それは、「お金を使う力」が違うからです。
どれだけ稼いでも、どれだけ投資をしても、“使う力”を鍛えていない人は、いつまでたってもお金に悩まされ続けます。

1. カードに支配される人、使いこなす人

「毎月カードの支払いでギリギリ」「リボ払いが減らない」――。
真面目に働いているのに、なぜかお金が残らない。
実はこうした人ほど、「お金の流れを把握していない」ことが多いです。

カードは便利な反面、“未来の自分からお金を借りる仕組み”。
だからこそ、使う前に「これは未来の自分が喜ぶ支出か?」と考えることが大切です。

2. 「使う力」があなたの資産を決める

資産形成というと、「稼ぐ」「増やす」に注目しがちですが、実は「使う」が一番差がつくポイントです。
お金は「どう使うか」で結果が変わります。

同じ月収でも、
・感情でお金を使う人はお金が消える。
・目的を持ってお金を使う人は資産が増える。
その差は、時間がたつほど大きくなります。

3. クレジットカードの“錯覚”を理解する

カードで支払うとき、現金で払うよりも「痛み」を感じにくくなる。
これが、カード会社が作り出した心理のトリックです。

レジで1万円札を渡すときは「本当に必要かな?」と一瞬考えます。
でも、カードを“ピッ”とタッチするだけなら、その感覚が薄れてしまう。
その積み重ねが、「なんとなく使ってしまった支出」を増やしていくのです。

4. リボ払いは「便利」ではなく「危険」

「毎月の支払いがラクになる」「少額で分けて払える」――。
リボ払いは一見“助かる仕組み”に見えます。
でも実際は、金利が15%前後と非常に高く、支払いを固定しても元本はほとんど減りません。

つまり、カード会社はあなたの支払いを“複利で運用”しているようなもの。
これでは、資産を築くどころか、カード会社の資産を増やすことになります。

5. 借金して買うもの=未来の自分の自由を奪う

家電、ブランド品、旅行……。
楽しい買い物も、ローンを使えば「未来の自分」へのツケになります。

借金は、将来の時間を前借りする行為。
「今の満足」を優先しすぎると、将来の自由を失うことになります。
お金を使うときは、“未来の自分を幸せにする支出かどうか”を意識してみてください。

6. 借りてもいいお金と、借りてはいけないお金

もちろん、すべての借金が悪いわけではありません。
低金利で「価値を生み出すもの」に使うなら、それは賢い選択です。

  • 住宅ローン:今の家賃よりも支出が下がる場合
  • カーローン:仕事など収入に直結する用途の場合

ただし、ショッピングローンやカードローンなどは金利が高く、資産を削る原因になります。
「金利を払う=未来の時間を失う」という意識を持ちましょう。

7. 一括払いが「お金の筋トレ」になる

クレジットカードを上手に使うコツは、一括払いを徹底すること。
分割やリボは避け、毎月の支出を可視化しましょう。

カード明細を確認し、
・必要な支出
・減らせる支出
・浪費だった支出
を自分で仕分けていく。
この習慣をつけるだけで、自然とお金が貯まるようになります。

8. クレジットカードは「敵」ではない

カードを使うこと自体が悪ではありません。
むしろ、履歴が残るので家計管理にはとても便利です。

・ポイント還元を生活費に活かす
・自動引き落としで支払い忘れを防ぐ
・家計簿アプリと連携して支出を見える化

こうした工夫を取り入れることで、カードは“管理の味方”になります。
カードに使われるのではなく、カードを使いこなす。これが大事です。

9. まとめ:「使う力」が豊かさをつくる

資産形成の基本は、「稼ぐ」「増やす」「使う」。
この中で一番大切なのが「使う力」です。

お金の使い方が変われば、人生が変わる。
クレジットカードを上手にコントロールすることができれば、
お金の不安から解放され、安心して未来を描けるようになります。


リボ払い・ローンに頼らず、一括払いで支出を管理する。
それが“お金に支配されない生き方”への第一歩です。

お金を「どう使うか」を意識した瞬間から、資産形成は始まります。

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資格より行動。実践していないFPに、お金の相談はできない理由



こんにちは、小林です。


今日は「FP(ファイナンシャルプランナー)に相談してもうまくいかない」と感じている方に向けて、少し本音で話をしたいと思います。


最近はYouTubeやSNSなどで、FPの肩書きを持つ人が増えましたよね。FP資格を持っている=お金のプロ、と思われがちですが、実はそこに大きな落とし穴があります。


実践していないFPに、資産形成は語れない。


この一言に、私はすべてが詰まっていると思っています。



1. FPに相談してもうまくいかない理由



「FPに相談したのに、結局どうすればいいかわからなかった」

「保険や投資信託をすすめられただけだった」

そう感じた経験がある方、実は多いと思います。



FPという資格は、実は誰でも取れます。国家資格ですが、試験に合格すればOK。

そのあとに実務経験があるかどうか、実際に投資しているかどうかは問われません。



つまり、FP資格を持っていても、自分で資産形成を実践していない人はたくさんいます。

そうなると、どうしても「机上のアドバイス」になってしまう。



「リスクを分散しましょう」「長期で考えましょう」「節約が大事です」

確かにどれも正しい。でも、それだけでは人の心は動きません。



お金のことって、感情が大きく関わります。

焦り、不安、希望、嫉妬——。それらを全部経験してきた人じゃないと、本当の意味で寄り添うことはできません。



2. 「資格=信頼」とは限らない



FP資格を持っている人の中には、保険会社や銀行に勤めている方も多いです。

FPという肩書きはあくまで「販売のための信頼づくり」に使われているケースもあります。



たとえば、あるFPが相談に乗ってくれたとしても、実際には「保険の契約を取るため」「投資商品の販売のため」ということもあります。

それ自体が悪いわけではありませんが、本当に顧客の将来を考えているFPとは方向性が違います。



お金の相談というのは、信頼の上に成り立ちます。

その信頼を生むのは、肩書きではなく、「この人は自分の人生でも実践している」という事実です。



3. 実践していないFPが見落とす“リアル”



私が感じるのは、お金の世界には“体験して初めてわかる感情”があるということ。



投資をしていれば、暴落を経験します。
そのとき、心の中では「これ以上下がったらどうしよう」と焦りが出てくる。
理論上は「下がったら買い増しがチャンス」とわかっていても、実際には行動できないこともある。



こうした心理的な“揺れ”を知らずにアドバイスしても、響かないんです。
顧客は数字よりも「気持ち」を求めています。
「この人は、自分と同じように悩んで乗り越えてきた」と感じた瞬間に、初めて信頼が生まれます。



つまり、FPに必要なのは「正解を言う力」ではなく、「一緒に考える力」。
それができるのは、行動してきた人だけです。



4. 行動してきた人が語れる言葉



本当に実践しているFPは、データではなく“体験”で語ります。

「暴落のときに積立を止めなかった」

「コツコツと支出を最適化して、家計の黒字を仕組み化した」



そうした話には、教科書には載っていないリアルがあります。

数字よりも、習慣。
理論よりも、行動。
その積み重ねがFPとしての説得力を生み出します。



顧客が本当に知りたいのは、「この人はどうしてうまくいったのか」。

つまり、結果よりもプロセスなんです。



5. 習慣が信頼をつくる



資産形成で大事なのは、一度の決断よりも“続ける力”です。

毎月の積立、支出の見直し、学びの継続。
これらを地味に、コツコツと続けている人ほど結果を出します。



FPも同じです。
相談を受ける人自身が「継続の習慣」を持っていなければ、言葉に力が宿りません。
お金の話は、理論よりも“生活の延長線”にあるからです。



私自身、これまでたくさんのFPを見てきました。
本当に信頼されている人は、特別なスキルを持っているわけではありません。
日々の積み重ねを続けている人。
それだけです。



6. 本当に信頼できるFPとは



お金の世界で「信頼されるFP」には、3つの共通点があります。




  • 投資家としての視点:自分でも投資をして、市場の動きを肌で感じている。

  • 経営者としての視点:家計を“ミニ企業”として捉え、戦略的に管理している。

  • 教育者としての視点:顧客を依存させず、自立に導くことを目的にしている。



つまり、FPは知識を教える人ではなく、「共に歩む人」であるべきなんです。

一方的にアドバイスするのではなく、同じ目線で未来を考える。
そんな存在こそ、本物のFPだと思います。



7. まとめ:FPを選ぶときに大切なこと



FPを選ぶときに大切なのは、「資格」でも「肩書き」でもありません。

その人がどんな価値観で生きているか。
どんな行動をしてきたか。
どんな習慣を積み上げてきたか。
そこに、信頼のすべてが詰まっています。



私が考える“良いFP”とは、こういう人です。




  • 自分のお金でも同じ行動をしている人

  • 数字ではなく「人」を見てくれる人

  • 売るのではなく、共に考えてくれる人



お金のことは、人生そのもの。

だからこそ、「実践している人」に相談することが、あなたの未来を変えます。



資格より、行動。
理論より、経験。
そして、正解よりも、あなたに寄り添ってくれる人。



それが、本当に信頼できるFPです。





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住宅ローンの繰り上げ返済は「安心」か「錯覚」か|資産形成のプロが語る“やってはいけない理由”



住宅ローンを早く返したい。

借金がある状態が不安だ。

そう感じる方は多いのではないでしょうか。



でも実は、住宅ローンの繰り上げ返済は資産形成の観点から見ると、やってはいけない行動です。

これは多くの家計サイトやFPの一般論とはまったく逆の考え方ですが、

「お金を増やす人」「守る人」ほど、ローンを上手に“利用”しています。



今回はその理由を、実際の数字とともにわかりやすく解説します。



1. 「借金ゼロ」は安心ではなく“停滞”



繰り上げ返済をすると、確かに心理的には安心します。

しかし、手元の現金は減り、「自由に使えるお金」=流動性を失います。



キャッシュが減れば、投資・教育・転職・独立など、

人生の選択肢がどんどん狭まります。

つまり繰り上げ返済は「安心を得る代わりに自由を失う」行動なのです。



2. インフレの時代に「借金」は味方になる



インフレとは、お金の価値が下がること。

同じ3,000万円の借金でも、物価が上がれば“実質的な負担”は軽くなります。



10年前に3,000万円借りた人が、今も同じ金額を返している。

でも、10年で物価が1.5倍になっていれば、

実質的には「2,000万円程度の価値」しか返していないのです。



つまり、インフレが進むほど、住宅ローンは“軽くなる負債”。

焦って返すほど損をします。



3. 500万円の繰り上げ返済で得られる利息軽減はわずか



例えば金利1%の住宅ローンで500万円を繰り上げ返済した場合、

軽減できる利息はおよそ81万円ほど。



一方で、その500万円を年5%で30年間運用すれば、

資産は約2,160万円になります。



つまり「81万円の節約」と「2,160万円の資産」。

どちらを選ぶかで、将来の結果はまったく違ってきます。



4. 資産家が借金をするのは“インフレ対策”ではない



私自身、最初はこう思っていました。

「お金持ちはインフレを味方につけるために借金をする」と。

でも実際に資産家の仕組みを学んで分かったのは、

借金の本当の目的は“資産を守るため”だったのです。



相続税対策としての借入



現金や株式は相続時に“額面そのまま”で評価されます。

しかし不動産は、「路線価」「固定資産税評価額」で評価され、

実勢価格の70〜80%まで下がります。



さらに、借入金は「負債」として差し引けます。

たとえば資産10億円の人が10億円を借入して賃貸不動産を購入すると、

相続評価は「不動産7億円−借入10億円=−3億円」。

課税対象が大幅に下がり、相続税は数億円単位で減ります。



つまり、資産家にとって借金は“節税と防衛のツール”なのです。



貸家建付地・借家権割合の仕組み



不動産を賃貸すると、土地は「貸家建付地」として評価され、

さらに建物には「借家権割合(30%程度)」が適用されます。

この結果、相続時の評価額は実勢価格の半分ほどに圧縮されることもあります。



だからこそ、資産家は積極的に借金をし、

「守るための借入」を戦略的に行うのです。



5. 借金は“悪”ではなく“仕組み”



お金を増やす人は、借金を「活かす」視点で見ています。

借金をすることで流動性を保ち、資産を増やし、

税金を抑える。それが、真のファイナンス戦略です。



金利1%の住宅ローンは、ほぼ無利子でお金を借りているのと同じ。

この“レバレッジ”を使える人だけが、資産を増やしていきます。



6. 返済よりも「理解」



お金の不安を消すために必要なのは、「返済」ではなく「理解」です。

仕組みを知れば、住宅ローンは怖くなくなります。

借金を「負債」ではなく「資産を守る仕組み」として扱う。

それが、お金を増やす人の思考です。



まとめ:返済で安心を買うより、知識で自由を買う



・住宅ローンはインフレに強い

・手元の現金こそ自由の源泉

・資産家は借金を防衛と節税に使う

・借金は返すよりも活かすもの



「借金ゼロ」がゴールではありません。

お金を増やす人は、借金すら味方にして、資産を守ります。



返済で安心を買うより、知識で自由を買う。

これが、豊かさへの最短ルートです。



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隣の億万長者に学んだ「お金を築く力」|相続ではなく、自分の力で豊かになる方法



あなたは「お金持ち」と聞くと、どんな人を思い浮かべますか?



大企業の社長、老舗の資産家、一族で何代も続く家……。
私もかつては、そんなイメージを持っていました。



「お金持ちは相続で資産を受け継いでいる。
努力では追いつけない世界なんだ」と。



でもある日、その考えを根底から覆されました。
きっかけは、ある一冊の本──『隣の億万長者(The Millionaire Next Door)』です。



『隣の億万長者』が教えてくれた意外な真実



この本は、アメリカの研究者トマス・スタンリーとウィリアム・ダンコが、
全国のミリオネア(純資産100万ドル=約1億円以上)を徹底調査した名著です。



調査の結果、衝撃的な事実が分かりました。
なんと、アメリカの億万長者の多くは“相続ではなく、自力で資産を築いた人”だったのです。



約6〜7割が「自分の代で資産を築いた人」。
つまり、派手な生活をしている人よりも、むしろ“隣に住んでいる普通の人”のほうが、
本当の意味での富裕層であることが多いのです。



彼らに共通するのは、「稼ぐ」よりも「残す」ことを大切にしている点。
地味でも堅実に、支出を抑え、貯めて投資し続ける。
そんな“地道な積み重ね”こそが、富を築く最大の秘訣でした。



日本では「お金の教育」が欠けている



日本では、「お金の話をするのは恥ずかしい」「子どもにお金のことは教えないほうがいい」
という風潮が今も残っています。



でも、その結果どうなるか。
子どもは「お金をどう扱えばいいのか」を知らないまま大人になり、
相続を受けても管理や運用ができずに資産を失ってしまう──。



これは実際に、税理士の方からもよく聞く話です。
「親の遺産を相続したけれど、数年で使い切ってしまう人は多い」と。



お金を“持つ力”ではなく、“扱う力”を教わっていない。
これこそが、富が続かない最大の理由だと思います。



「お金を築く力」と「お金を守る力」



ロスチャイルド家の言葉に、こんなものがあります。



「富を築くのは難しい。だが、それを守るのはその十倍難しい。」



本当にその通りだと思います。
努力してお金を増やすことよりも、
増えたお金を正しく使い、次につなぐことのほうがはるかに難しい。



「お金を守る力」とは、
・欲望に流されない自制心
・価値ある支出を見極める判断力
・そして、長期的な視点で考える哲学



この3つが揃って初めて成り立ちます。



だからこそ、私は思うのです。
お金を“与える”よりも、“考え方”を伝えることのほうが大切だと。



魚を与えるより、釣り方を教える



『バビロンの大富豪』という古代バビロニアの物語にも、
この考えに通じる話が出てきます。



大富豪アルカドが息子に旅立ちのとき、
金貨と「お金の原則が書かれた石板」を渡しました。
息子は教えを軽んじ、金貨を浪費してすべてを失います。
そして初めて、石板を読み直し、
お金の扱い方を学んで再び富を築くのです。



これこそ、「魚を与えるより釣り方を教える」という考え方。
お金を与えるだけでは、人は成長しない。
お金の扱い方、考え方を教えることこそが、
本当の“豊かさの継承”だと思うのです。



相続よりも大切な「お金の哲学」



私はこの本を読んでから、「相続」という言葉の意味が変わりました。
お金を残すことよりも、「お金の哲学を残すこと」が大事だと気づいたのです。



お金とは、目的ではなく手段。
それをどう使うかによって、人の人生は変わります。



だからこそ、子どもに残すべきものは、
通帳の残高ではなく「お金の扱い方」や「価値観」なのだと思います。



どんなに多くのお金を相続しても、
その人の中に“考える力”がなければ、長くは続かない。
逆に、知恵と哲学があれば、
どんな環境にあっても自分の力で豊かになれる。



お金は「生き方」を映す鏡



『隣の億万長者』を読んで以来、
私の中で「お金の定義」が変わりました。



以前は「どれだけ増やせるか」ばかりを考えていましたが、
今は「どう使い、どう残すか」を一番に考えています。



お金は、その人の生き方を映す鏡。
努力、判断、価値観、習慣──
それらすべてが「お金の流れ」に現れます。



だからこそ、
“お金を築くこと”は経済活動ではなく“人生活動”なのだと思うのです。



お金を築くことよりも、守ることのほうが難しい。
でも、その難しさを乗り越えた先に、
本当の豊かさが待っているのだと思います。



おわりに



『隣の億万長者』が教えてくれたのは、
「富は受け継ぐものではなく、築くもの」。
そして「守るには十倍の知恵が必要」という真理でした。



私たちは、子どもに魚を与えるより、釣り方を教えることができる。
お金を残すより、お金の考え方を伝えることができる。
それが、これからの時代に必要な“本当の相続”ではないでしょうか。



今日からでも遅くありません。
お金の話をタブーにせず、
「お金の本質」を次の世代に伝えていくこと。
それが、私たち大人の使命だと思います。






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40歳の金融資産中央値は250万円。なぜ日本人はお金が貯まらないのか?



金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(2022年)」によると、

40代の金融資産の中央値は単身者で53万円・二人以上世帯で250万円です。



この数字、想像以上に少なく感じませんか?

15年以上働き、家庭を持ち、子どもを育ててきた40代。

それでも半分の世帯が金融資産250万円未満という現実。

私はこの数字を見て「これはもう、個人の問題ではない」と強く感じました。






平均値では見えない“本当の日本の姿”



よくニュースなどで「40代の平均貯蓄額は800万円」と言われますが、

これは一部の富裕層が全体を押し上げているだけ。

真実を知るためには中央値を見る必要があります。



中央値250万円ということは、

「40代世帯の半分が貯金250万円以下」ということ。

つまり、多くの人が「働いてもお金が残らない構造の中で生きている」ということなんです。






なぜお金が貯まらないのか?



日本人が貯金できない最大の理由は、「仕組みがない」からです。

「余ったら貯金しよう」と思っても、ほとんどの人は余りません。

お金は“使える限り使ってしまう”ものだからです。



大切なのは「余ったら貯める」ではなく、

「先に貯めて、残りで生活する」という仕組みです。

これは努力ではなく設計の問題。収入を自動で資産化する仕組みを作ることが、最初の一歩です。






サラリーマン家庭のリアルな数字



例えば夫が年収450万円、妻がパートで100万円。

世帯年収は550万円。手取りにすると約460万円ほどです。

ここから住宅費・食費・教育費・車・通信費を払えば、

年間の黒字は数十万円。貯金どころではありません。



日本の家庭が貯められないのは、収入の問題ではなく、構造が「消費前提」になっているから。

給料が上がっても支出が増え、残らない。これを断ち切るには“設計”の見直しが必要なんです。






住宅購入の落とし穴



住宅ローンも家計を圧迫する大きな要因です。

銀行は「年収の35%まで借りられます」と言いますが、

それは銀行が貸したい金額の話。あなたの生活を守る金額ではありません。



私のルールは明確です。

「今の家賃を超える住宅ローンは組まない」



例えば賃貸が月7万円なら、ローン+管理費+固定資産税+駐車場、

すべて合わせて7万円以内に収まらないと買うべきではありません。

私はこの基準で、実際に1,500万円台の中古マンションを購入しました。



住宅ローンの返済額は月4万円、管理費や税金を含めても7万円以内。

“見栄ではなく仕組みで選ぶ”ことが、家計防衛の基本です。






家計を黒字化する「黄金比」



私が実践している理想の家計バランスは、こうです。




  • 生活費:40%

  • 投資:40%

  • 貯蓄:20%



この4:4:2の黄金比を守れば、どんな年収でも資産は積み上がります。

年収1,000万円でも浪費家なら資産は増えません。

逆に年収600万円でも仕組み化できていれば、資産は確実に増えます。






インデックス投資は「勝者のゲーム」



ジョン・ボーグルの『インデックス投資は勝者のゲーム』、

チャールズ・エリスの『敗者のゲーム』、

そしてマルキールの『ウォール街のランダムウォーカー』。

これらの名著が伝えるのは一つ。



「市場に勝とうとするな。市場に参加し続けろ。」



S&P500やオルカンなどの低コストインデックスファンドを、

給料日翌日に自動積立するだけ。

10年・20年の時間があなたの代わりに働いてくれます。



相場の上下で一喜一憂せず、「売らない」「止めない」「続ける」。

それが唯一の再現性ある投資法です。






不動産投資は“守りの資産”



私は現在、総額2億円の不動産を保有し、年間キャッシュフローは約300万円。

不動産はインフレに強く、ローンは固定金利なので実質負債が減ります。

給与所得・投資所得に加えて家賃収入という第3の柱があることで、

家計の安定性は格段に上がります。






「自動化」で人生は変わる



私が一番大切にしているのは「仕組み化」と「自動化」です。

つみたてNISA・iDeCo・不動産・教育費……。すべて自動設定。

意志ではなく、仕組みが資産を増やすのです。



この仕組みを作ると、もう頑張る必要はありません。

「使わなければ増える」ではなく、

「自動で増える」状態にすれば、生活も心も安定します。






40歳からでも人生は変えられる



資産形成は、始めるのが遅いほど怖いものです。

でも大丈夫。40歳からでも遅くありません。

むしろ知識・経験・収入が揃う今こそが、本当のスタートです。



重要なのは年収ではなく、「お金の流れを設計する力」

家計を自動化し、資産が働く仕組みを作れば、誰でも経済的自由に近づけます。






最後に伝えたいこと



貯金250万円という数字を見て「絶望」と感じるか、

「まだ間に合う」と考えるかで、未来は大きく変わります。



大切なのは「どれだけ稼ぐか」ではなく、

「どう使い、どう仕組み化するか」



あなたも今日から、少しずつ構造を変えてみてください。

“売らない・崩さない・続ける”。

それが、人生を変える一番確実な方法です。






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転職ブームの真実|転職で人生を変える人、変えられない人の違い

最近、転職がとても身近になりましたね。SNSを見れば「転職で年収アップ」「転職して人生が変わった」という話題がたくさん流れています。

でも、その一方で「思っていたのと違った」「転職しても結局変わらない」という声も多いのが現実です。

私はサラリーマンとして20年以上働きながら、多くの転職を経験した人、そして転職せずに結果を出した人、両方を見てきました。そんな中で確信しているのは――

転職で人生を変えられるかどうかは、会社ではなく“自分”にかかっている。


■ 転職が当たり前の時代に思うこと

私の勤める会社でも、若手社員の転職が増えています。人手不足もあり、採用も難しくなっています。

でも私は、転職自体を否定するつもりはありません。環境を変えることは、人生を変えるひとつの手段です。
ただし、それは「正しい準備をした人」にしか意味がないと感じています。

私はこれまで転職を一度もしていません。
それでも年収1,000万円を超え、会社の売上の半分を任され、不動産投資とインデックス投資で経済的自由に近づいています。
つまり、「転職しなくても人生は変えられる」ということを、私は自分の人生で証明してきたんです。


■ 転職で人生を変える人の共通点

転職で結果を出す人には、共通点があります。

それは、「明確な目的」と「積み上げた実力」がある人です。

「今の会社が嫌だから」ではなく、「自分のやりたいことが明確だから」転職する。
こうした人は、どんな会社に行っても成果を出します。

彼らは「転職先で何をもらうか」ではなく、「自分がどう貢献できるか」を考えています。
つまり、環境に依存せず、主体的にキャリアを築いているのです。


■ 転職しても変わらない人の特徴

一方で、転職しても何も変わらない人もいます。
その共通点は、「原因を環境や他人に求めている」こと。

「上司が悪い」「会社が古い」「評価されない」――こう言って会社を変えても、結局次の会社で同じ不満を抱えます。

なぜなら、環境を変えても自分が変わらなければ、結果は変わらないから。

上司が理不尽でも、どう動かせるかを考える。
仕組みが非効率でも、自分なりの改善を提案してみる。
そういう人こそが、どんな環境でも必要とされる人材です。


■ 稲盛和夫氏が教える「能力 × 熱意 × 考え方」

京セラやKDDIを創業した稲盛和夫氏は、次のような方程式を残しました。

人生・仕事の結果 = 能力 × 熱意 × 考え方

この中でも最も大事なのが「考え方」です。
どれだけ能力が高くても、考え方がマイナスなら結果もマイナス。
つまり、「人のせいにする考え方」をしている限り、何も変わらないということです。

若い頃の私は、「ポジティブかネガティブか」くらいにしか考えていませんでした。
でも本当は違いました。考え方の“プラス”とは、自分中心ではなく、他人中心で考えることなんです。

人の立場を理解し、周囲に貢献しようとする姿勢。
そうした人が、信頼され、チャンスを掴んでいくのです。


■ 環境を変える前に、自分を変える

私もこれまで何度も「転職したい」と思ったことがあります。
上司は頑固で話を聞かず、非効率な仕組みばかり。

でも私は環境を変えるよりも、自分を変えることを選びました。

自分には何ができるのか。
どうすれば上司が動いてくれるのか。
毎日考え、本を読み、実践を繰り返しました。

社員5人の小さな会社から始まり、いまは15人ほどの組織で働いています。
けっして大企業ではありませんが、年収は1,000万円を超え、会社の売上の半分を担当しています。

これは、環境に恵まれたからではなく、自分で環境を変えようとしたから
転職を選ばず、現場で磨いた結果です。


■ 自己実現のための転職という選択

ここまで読んで「転職は悪なのか」と思われたかもしれません。
でも私は、自己実現のための転職なら大いに賛成です。

マズローの欲求5段階で最上位にあるのは「自己実現欲求」。
人は誰でも「自分の可能性を発揮したい」という気持ちを持っています。

ただし、自己実現とは「一人で完結するもの」ではありません。
社会の中で、人から認められ、感謝されることで初めて到達できるものです。

だからこそ、「自分の目標を明確に持っている人」「社会に貢献したい人」にとっての転職は、前向きな選択だと思います。

たとえ一時的に年収が下がっても、そうした人は必ず成長します。
なぜなら、目的が明確な人ほど、努力をエネルギーに変えられるからです。


■ 今の職場で磨くべき3つの能力

私はこれまで、転職せずに成果を出すために意識してきたことがあります。
それが、次の3つの能力を磨くことです。

  • ① コミュニケーションスキル:どんな職場でも人間関係が土台。上司や部下との関係をどう築くかが、仕事の質を決めます。
  • ② 専門スキル:営業であれば「人間力」。スキルやテクニックより、「あなたから買いたい」と言われる人間になること。
  • ③ 問題解決スキル:トラブルを愚痴にせず、次につなげる力。現場で鍛えられるのは、まさにこの力です。

私はこの3つを意識し、日々磨いてきました。
社員5名の会社からスタートし、いまや会社の中核を担う存在になりました。
これは才能ではなく、積み重ねと習慣の結果です。


■ 逃げる転職ではなく、挑戦の転職を

転職は悪ではありません。
でも、それが「逃げ」なのか「挑戦」なのかで、結果は180度変わります。

もし今の会社でまだやり切っていないなら、こう問いかけてみてください。

「この環境で、自分は本当にやり切ったと言えるだろうか?」

この問いに「はい」と答えられたとき、あなたの転職は“逃げ”ではなく“挑戦”になります。

環境を変えるのは最後の手段。
それまでは、まず自分の力で環境を変える努力をしてみる。
その経験こそが、どこに行っても通用する「本物の実力」になります。


■ まとめ:転職に頼らないほど強くなれ

私が伝えたいのは、「転職するな」ではなく、
「転職に頼らないほど強くなれ」ということです。

今の場所で結果を出し、自分を磨き続ける。
その姿勢を持てば、どんな環境でも通用する人になります。

転職とは、自由を試すための“挑戦”です。
でもその自由は、「今の場所で戦い抜いた人」にしか手に入りません。

だから今日も、自分を磨きましょう。
環境を変える前に、自分が変わることから。


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