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温浴マネージメントサプライヤー 村山吉和のブログ|アスパポート株式会社

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もうすぐ3月7日の「サウナの日」で、満37歳の方とそのお連れ様1名の入館料が協賛店で無料になります。https://www.sauna.or.jp/pdf_files/2023_SaunaDay.pdf


1984年にサウナスパ協会が制定し、献血を中心にした活動やクーポン券配布のイベントとして各地域毎のイベントとして実施していましたが、37歳無料は関西支部からスタートしました。

 

当時その会議に私も出席していましたが、サウナ利用者が高齢化していたので若い客層を呼び込もうとする内容が大前提でのイベントでした。

 

ただ現在のサウナブームを牽引しているのはもっと若い層なので、今後バージョンアップのイベントが望まれます。

 

例えば誕生日に3や7が含まれるとか、年齢に3や7が入る方を対象にすれば対象者が大幅に増えます。


本人やお連れ様1名の無料のインパクトはありますが、対象者が限定されるのでイベントとしては厳しいかも知れません。

 

温浴施設の集客は基本的に足し算ですが、客数は足し算になっても売上はゼロの可能性があります。

 

かなり低くてもいいので、ハードルは必要でしょう。


サウナブールがこれからも継続し、今以上に盛り上がって客層がもっともっと拡大することを切に願います。
 

2019年に「サ道」が放映され、全国各地のサウナ施設が番組で取り上げられてから興味を持たれた方も多いと思います。

 

それからブームに火がつき、2021年のユーキャン新語流行語大賞には「ととのう」がノミネートされました。

 

コロナになってからは「ソロサウナ」や「黙浴・黙汗」という新語が生まれ、人気が衰えることはありません。

 

私が子供頃父親に地元のサウナに連れて行って貰ったことが有り、息苦しかったことしか記憶にありません。

ちなみにボウリング場に併設されたそのサウナは、その後ラウンドワン発祥のローラースケート場に変わりました。

 

かなり前の話ですが業界団体で役員をしていた頃、若い客層を呼び込まないとサウナ業界に将来は無いとまで言われた時期もありましたが、その当時は現在のブームがやってくるとは誰も想像が出来ませんでした。

 

サウナ好きを「サウナー」と呼び、「サ活」・「サウナ飯」・「オロポ」等サウナ用語が、一般の方々にも知解できるようになってきました。

ただ怖いのはかつてブームであった岩盤浴が路面店や商業施設等で営業店舗が拡大し、その後週刊誌で「岩盤浴は雑菌の温床」と掲載され一気にブームが去ったことが脳裏にあります。

 

これからの年末年始は多くのサウナーが増えますが、どの施設でも事故が起こらないよう願います。

 

◆2021年

9月26日からコロナ感染者数の全数把握が見直され、「65歳以上」「重症化しているなどすぐ入院が必要な人」「基礎疾患があり今後入院する可能性がある人」「肥満など重症化リスクがあり治療薬の投与が必要な人」「妊婦」のみ医師が発生届けを出すようです。

 

毎日16時45分に東京都から発表される感染者数を報道各社が競うように発表し、感染者が増えれば温浴施設の入館者数減る一方でした。

 

3年ぶりに行動制限の無い8月も感染者数が過去最高になり、お盆期間を含め予想を大きく下回りました。

 

特に高齢者や女性層は非常に敏感で、館内利用や喫食率にも影響が大きいです。

 

全数把握は見直しになっても感染者の総数と年代別の人数は継続するようですが、感染する方がどんどん身近になり重症化する方が少なく回復が早いのも理解できるようになってきたので、恐怖心が以前ほどでは無くなり心理的には徐々に影響が少なくなってきたようです。

 

しかし上場している温浴運営会社も債務超過で、上場廃止に係る猶予期間に入ったと報道されています。

 

一方で都市型サウナ等若い客層の店舗については、サウナブームでコロナ前よりも多く入っている温浴施設もあるようです。

 

いまこそ継続的な販促が必要で、行きたい心理を蘇る作戦を実施しましょう。

コロナウイルスに関して営業制限が解除になり徐々に入館者数や売上も戻って来ましたが、最近は感染者数増加によって伸びが止まりました。

 

緊急事態宣言や酒類販売不可の時と比べればまだまだマシですが、滞在型の温浴施設では滞在時間がまだまだ戻りません。

 

子供連れのファミリー層やサウナ利用の若い客層は増えていますが、年配のお客様や女性客は伸び悩んでいます。

 

またレストラン等の館内施設の利用が、コロナ前と比べると利用率が伸びません。

 

この状況は努力だけでは非常に厳しく、温浴施設の行動パターンがこの2年で大きく変わりました。

 

他業種で言えば冠婚葬祭が身内だけの形式に変わったのと同様、既存客はコロナ感染者が無くなってもこの行動パターンは変わらない可能性が懸念されます。

 

入浴メインの施設はそれほど影響が無いと思いますが、滞在型の施設は在館時間がある時間を境に止まっており、それによって館内利用やレストランの喫食率に影響が出ています。

 

プラス思考に考えれば、既存客頼みでは無く新規客を取り込む事で解消できることがあり、その戦略を考えることを今後実施すべきでしょう。

 

個人的には、コロナ感染を防ぐ手段は自己防衛しかないと思います。

 

私自身、先日接種券が届いたので、すぐに4回目のワクチンを接種しました。

 

4月29日(金)からゴールデンウイークです。

 

昨年は緊急事態宣言中だったので、やっと通常の繁忙期になります。

 

多くの温浴施設では昨年以上の入館者数を見込んでいますが、施設の受入が思うように出来ない店舗も多いようです。

 

一番の要因としては、スタッフの求人が思うようにいきません。

 

求人をしても応募も少なく、既存スタッフでできる営業展開になっています。

 

サービス業は感染者増加によって営業が制限され、スタッフの雇用が不安定になっているのが今の状況につながっていると考えます。

 

GWも入館者数は期待できますが、滞在時間がまだ短く館内利用がなかなか伸びません。

 

特にレストランの喫食率は、館内利用で一番減少している部門でしょう。

 

GWのような繁忙期は過ごし方が通常とは違うので、館内利用促進のきっかけを作れば今後につながります。

 

リラクゼーションのような直接スタッフが応対する部門はかなり回復しているので、人間力や企画力で大きく変わります。

 

館内を安心して過ごしていただけるようになれば、滞在時間が長くなり館内の利用も増えるでしょう。

 

温浴施設での安心とは何か、お客様の視点で考えることが必要です。