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温浴マネージメントサプライヤー 村山吉和のブログ|アスパポート株式会社

経営改善・集客ノウハウなど、実践に即したヒントをご提供していきます

長いゴールデンウィークも終わり、今日から温浴施設は少し閑散期に入ります。

 

5月5日は「こどもの日」なので、どの温浴施設も子供向けのイベントを実施していますが、私の経験上、子供向けイベントは費用対効果があまり感じられません。

 

温浴施設には滞在型施設や入浴特化型施設など様々な営業形態がありますが、客単価が高い施設ほど子供の入館比率が低くなっています。

低い施設では2~3%で、10%を超える施設は非常に少ないように思います。

 

天候によっても左右されますが、ゴールデンウィークなどの大型連休では通常比率の5割増程度でしょう。

 

子供を呼ぶことで親や祖父母が来るため、家族の集客になる考えも確かにありますが、家族の場合、財布はひとつなので、親としては費用負担を考える必要があります。

 

子供入館比率の低い施設では、「子供の日」やその前後の日に子供無料のキャンペーンを行うのが効果的です。

ただし、大人1名につき子供2名までなど、人数制限をしないと混雑が発生する可能性があります。

 

過去にあった話ですが、人数制限を設けなかった温浴施設では、サッカーや野球チームが来て入浴のみを利用する事例がありました。

 

今回のゴールデンウィークでのイベントの結果を踏まえて、次回のイベントは成果の感覚があるうちに考えるべきです。

 

2024年も2月が終わりになりますが、今年もサウナブームまだまだが続いているようです。

 

しかしトレンドワードとしては、少し変化が出てきています。

 

「サウナ」・「ロウリュウ」・「スーパー銭湯」・「日帰り温泉」の検索ワードをGoogleTrendsで過去3年間で検索すると、「サウナ」は右肩上がりだったのが横ばいになり最近では若干減少傾向です。

 

「日帰り温泉」は正月・お盆・GWは極端に上がっており、「スーパー銭湯」はあまり変動がなく推移しています。

 

ちなみに「ロウリュウ」はグラフに表示されない数値で、これをどう捉えるかはいろんな見方があります。

 

また最近コストコのネットショップでは、家庭用サウナやバレルサウナ・テントサウナが販売されています。

 

供給する側のサウナブームはまだまだ継続中ですが、消費者のサウナ意識が若干変化が見られるように思います。

 

ただスーパー銭湯ではサウナ利用者が相変わらず多く、男性風呂では昼間は年配層で夕方から若年層がどの浴槽よりも利用が多いように感じます。

 

女性のサウナ利用も増えていますが、岩盤浴ブームの時と少し違うようです。

 

 

サウナブームで「オロポ」や「サウナ飯」がかなり浸透し、特にサウナ飯は施設毎の特徴が非常に出ています。

 

辛い系メニューが多くなっていますが、インパクトや食欲をそそるにはメニューPOPやサイン看板によって大きく変わります。

 

たまたまネットニュースに出ていた記事をみて、すごく魅力とインパクトがあるPOPが掲載されていました。

 

中部国際空港セントレアにある温浴施設と同フロアの飲食店ですが、非常に強烈なインパクトを感じました。

 

見ただけで汗が出そうで、サウナの入浴後でも前でも食べたくなります。

 

9月30日をもって、松原天然温泉you,ゆ~が閉館しました。

 

22時の閉館時間を過ぎてもお客様は帰るのを惜しまれ、退館後も約100名前後のお客様が玄関前で記念撮影されていました。

 

長い歴史が刻まれた温浴施設ですが、翌日からは撤収作業がスタートです。

 

什器備品については、運営会社のグループ店での使用や他の温浴施設や飲食店・専門業者に譲渡したりの作業は今も続いています。

 

最後まで活気のあった施設ですが、いまは抜け殻になってしましました。

 

今月中に解体作業が開始され、来年後半には新たなレジャー施設として生まれ変わりる予定ですが、この地での温泉復活は今のところありません。

 

ただ非常に繁盛店であった松原天然温泉you,ゆ~の一部物品を継続して使用される施設は、繁盛店の「気」を引き継がれるでしょう。

 

 

またひとつ昭和の健康ランド型温浴施設の閉館が告知されました。

私のとっては2施設目のコンサルティング施設で、2009年の大規模リニューアル工事の時から運営面をサポートさせていただき、集客や販促について現場スタッフやオーナーサイドと協力しながら約2倍までなんとか達成できました。

 

コロナで約三ヶ月閉館していましたが、新しい運営会社の元で再開して現在に至ります。

 

再開後は非常に厳しい期間がありましたが、業績も徐々に回復しこれからという時期に非常に悲しいお知らせです。

 

施設所有者の諸事情があり運営契約の終了になりましたが、告知後閉館を惜しまれる多数の声がSNS等に上げられています。

 

温泉の泉質は「ナトリウム・カルシウム塩化物強塩温泉」で、空気に温泉触れると酸化して茶褐色になる有馬温泉によく似た特徴があります。

 

ただこの泉質で酸化する前の透明感のある温泉が入れる施設は非常に珍しいので、体験されていない方は露天にある「つぼ湯」を体感されることをおすすめします。

 

温泉施設としての再開はありませんので、いまのうちに貴重な生温泉を体験して下さい。