長いゴールデンウィークも終わり、今日から温浴施設は少し閑散期に入ります。
5月5日は「こどもの日」なので、どの温浴施設も子供向けのイベントを実施していますが、私の経験上、子供向けイベントは費用対効果があまり感じられません。
温浴施設には滞在型施設や入浴特化型施設など様々な営業形態がありますが、客単価が高い施設ほど子供の入館比率が低くなっています。
低い施設では2~3%で、10%を超える施設は非常に少ないように思います。
天候によっても左右されますが、ゴールデンウィークなどの大型連休では通常比率の5割増程度でしょう。
子供を呼ぶことで親や祖父母が来るため、家族の集客になる考えも確かにありますが、家族の場合、財布はひとつなので、親としては費用負担を考える必要があります。
子供入館比率の低い施設では、「子供の日」やその前後の日に子供無料のキャンペーンを行うのが効果的です。
ただし、大人1名につき子供2名までなど、人数制限をしないと混雑が発生する可能性があります。
過去にあった話ですが、人数制限を設けなかった温浴施設では、サッカーや野球チームが来て入浴のみを利用する事例がありました。
今回のゴールデンウィークでのイベントの結果を踏まえて、次回のイベントは成果の感覚があるうちに考えるべきです。