ろくじょうのおとしあな -28ページ目

無題





わたしの生活は、わたし以外のいろんなひとの手でつくられている

そのひとつでも欠けるのは心苦しい、



でも、大きないっこを欠かせてしまっている気がする。近頃。

心底に信頼している友達だったのに、

冷静さを欠いた態度をとったから、きっと呆れてしまったのだと思う。





昨日、おんなじことを日常の中心となるひとにしてしまった。




うしなうことは、わたしにしかできないのだ。

外の誰かよりも、何かの噂話よりも、わたしはわたしがいちばんこわい。





ふにゃふにゃぎょうざ


歩き方を変えてみたら早く歩けるようになった





大学は、けっこうすきだった

全員が全員、どこにも居場所のない感じに安心した

図書館は隠れ家のようだった 三階の奥







卒論を返されて、

三年間お世話になった白石公子先生とすこし話をした

三年、

ものすごく長いはずなのに

少しも変わらなかった、ぶれなかった、と先生は笑った。






西友で日常のものを買い

こたつでおせんべいを食べた








書くことにしがみついていよう

そのことを手ばなしに許してくれる場所はなくなるけれど

見つけ出そう

また新たな場所を







夜を持て余すかと思えば、そんなことはなかった

外から水の音がする






卒論の詩集はなんだか、とても良いものに仕上がったのでいつかこれも形にできたらいいなあ、と思う次第です。






帰途





書かなくちゃいけない、と思うからつまらないんだろうな





日差しだけはやわらかい午後の部屋でメロンパンを食べた。

表面がクッキーのようにさくさく、

夕方、渡部直己先生の最後の授業でレポートを出し(しかし授業などなく、数分の話で終わった)

帰り道、彼氏とラーメンを食べて帰った。

大盛りのキャベツともやしと麺を食べ終えた私の胃が拡張しているのではないかと彼氏は心配した

お腹が苦しくてぼーっとする頭でわたしは笑った。

KARAの月収に驚き、仕事を探さなくてはいけないと思った。

月は、限りなく満月のように見えた。

私はこの先、批評言語で思考するだろうか。

拡張する私の胃は、いまやなんだって収めてしまえるような気がする。

まんぷくにぼんやりと、笑っている私がいる 彼がいる

私は世界と、対峙できるだろうか

虚構のような自意識で、その輪郭を試行するだろうか。

幸福、ということばが宙に浮かんでいる

わたしの中の怪物、



月は、限りなく満月に見えた。