無題
それがたとえとてもうつくしいとしても、
わたしはおしまいをことばにできなかった
わたしたちのおわりを担保にして
揺さぶるべく表面なんて、とてもじゃないけど作れなかった
わたしのことばはいつも
おわりになんて向かえなかった
わたしのことばはいつも
おしまいのぎりぎりで
尚も手をはなせずにいるその温度を
心底祈っていた
心底、祈っていた、
そのためだけに、きっとあった。
力ない、ね
こうやって少しずつ忘れてしまう
まただ、
また流れていってしまった
あの衝動は
また流れていってしまった
黒い平面の日常なんかに阻まれて
わたしは日常なんていらない
いっそかなしいだけでも、いい。
消える
そうだ忘れていたツイートは消えてしまうのだった 忘れるべくして書いているのであった 消耗品のような 惰眠のような ツイッターってふしぎなツールだ 批判するつもりはないのだけども あの世界において、無名の人間は有名になれない気がした 有名になるのはツイートそのものだけで 言葉の元の人間は辿られない ような 極めて個人的であるのに極めて個人が埋没している まさに言葉の上だけのコミュニケーション 日常の知り合いでない人は特に顕著 リツイートすると言葉を消化できた気になる 実際わたしたちの周りには言葉が溢れすぎていて 本当には胸やけするほどだ 吐き出すこともままならず そうしてできた言葉は 言葉の連なりは まっくらな中へ まっくらな中へ 書いたそばから消えてゆく わたし、のようなもの 愛想笑いのうまくない わたし、のような言葉 言葉