ろくじょうのおとしあな -158ページ目

植物園





遠い、

赤道の真下の国の花になげやりな視線だけを向け


その背中はすいすいと進んでいってしまうので






私はただ、

変な形の葉っぱでも

カタカナの響きの名前でも

湿度の高い匂いでもなく



先ほどあなたの提示した

難解な問いについてのみ思考を巡らせていた








柵の向こうに

鳥が鳴いた

そんな気がした











うっそうとした緑は視界を狂わせ

ああもうどこまで行っても行っても




あなたを見失ってしまう。

みずたまり 。  〇 〇 。

思考する

詩行する



目を閉じる

ねむる



眺める





どれを取ってもまるでちぐはぐな

バランス感覚がおかしい

頭が重くて腕が麻痺している



指が蠟のよう

可笑しい

時間を止めてしまったようで




変なのおかしいの





空を時間がすべってゆく





影は伸び縮みする



ねむる

液体

肩越しに、

虫が飛んでゆく

風が吹く

電線がゆれる

群青の暗い暗い空に雲が流れる

部屋の灯りがゆれる

闇はまだまだこわい



木の質感

携帯電話

寝息

体温と、

肌寒さ

時計の針

この明るさを表現する言葉は。

翳り

まつ毛

手のひら

透き通る





目が覚めたら

うんとやさしくしてもらう

どうやってか区切っても

時間は一定に過ぎてゆくもので

言葉よどうかしんじつになってゆけ

形の無いものを

どうにかしてどうにかして







安らかであること

共有すること

言葉にすること




響く

流れる

沁みこむ





泣かない、泣くまい

いや違う

泣く必要の無いほど頭は冷静であるただただ




ゆらぐ

どこまでも揺れる

頭の奥で鳴る

夜のギター弾き

しんじつはどこかに

ここには今、体温と声があるのです

カーテンの裏の闇

ゆめゆめおもいもよらないような

そんな何かに浸かっているような

深く吸い込んで、そしてまた吐くそれと同時に身体をゆっくり沈める

爪の先から花びら花びら