植物園
遠い、
赤道の真下の国の花になげやりな視線だけを向け
その背中はすいすいと進んでいってしまうので
私はただ、
変な形の葉っぱでも
カタカナの響きの名前でも
湿度の高い匂いでもなく
先ほどあなたの提示した
難解な問いについてのみ思考を巡らせていた
柵の向こうに
鳥が鳴いた
そんな気がした
うっそうとした緑は視界を狂わせ
ああもうどこまで行っても行っても
あなたを見失ってしまう。
みずたまり 。 〇 〇 。
思考する
詩行する
、
目を閉じる
ねむる
眺める
どれを取ってもまるでちぐはぐな
バランス感覚がおかしい
頭が重くて腕が麻痺している
指が蠟のよう
可笑しい
時間を止めてしまったようで
変なのおかしいの
空を時間がすべってゆく
夜
影は伸び縮みする
ねむる
。
液体
肩越しに、
虫が飛んでゆく
風が吹く
電線がゆれる
群青の暗い暗い空に雲が流れる
部屋の灯りがゆれる
闇はまだまだこわい
影
木の質感
赤
携帯電話
寝息
体温と、
肌寒さ
時計の針
この明るさを表現する言葉は。
翳り
まつ毛
手のひら
透き通る
夜
影
目が覚めたら
うんとやさしくしてもらう
どうやってか区切っても
時間は一定に過ぎてゆくもので
言葉よどうかしんじつになってゆけ
形の無いものを
どうにかしてどうにかして
腕
安らかであること
共有すること
言葉にすること
響く
流れる
沁みこむ
泣かない、泣くまい
いや違う
泣く必要の無いほど頭は冷静であるただただ
ゆらぐ
どこまでも揺れる
頭の奥で鳴る
夜のギター弾き
しんじつはどこかに
ここには今、体温と声があるのです
カーテンの裏の闇
ゆめゆめおもいもよらないような
そんな何かに浸かっているような
深く吸い込んで、そしてまた吐くそれと同時に身体をゆっくり沈める
爪の先から花びら花びら