ろくじょうのおとしあな -157ページ目

うろこ

あまりの天気の良さに

煙草を吸わないわたくしは

ただただ、しゃぼん玉を吹くのであった。

としょしつ


小さな電球のおおよそ及ぶ範囲で

古い物語はかさこそと音を立てる



あらゆる音は沈殿している

窓硝子に水滴がつたう

部屋の中に雨が降っている



赤い背表紙の金のタイトルを取り出したひとは

輪郭が溶けてぼやけてしまっている






白いノートの上、

鉛筆は黒く摩擦音を立てている

辞書の中から拾われる専門用語は

書かれて文字になるとたちまち意味を失い

それらは単に線の総体になってしまう



飽きっぽい睫毛は案外に長い

わたしはそれを、

水玉に開いたつい立の向こうに観察している

おとこはそれに、

気づかない振りをしながら

わたしの手の甲に浮き出た静脈を

見つめている

息を潜めて。

s am. 09:57 i ks yuuu



音楽を聞きたくないのだ。

何を聞いてもざわざわするばかりなのだ。




深い深い深い水たまりのような

自然発生的にそして半永久的に

ひろがるひろがる

その世界から



私は逃げることで向き合っていたいのだ。





遠くから見ていられればじゅうぶん




じゅうぶん?




。。






掃除機をかけてもかけても

髪は落ちるし埃はたまるし

この活動はいつまでも続いてしまう

硬質な手触りはとても近しい存在だけれど

白と黒は友達ではないのであった。







。。。。







そういえば質問に対する上手い答えが見つからないのです。



私は元気です。日々キャベツを食べて暮らしています。

詩人って職業なのだろうか。

それはなんだか、風、とか、音楽、とかとおんなじような意味を持ってる気がします。



おいしいお酒がいっぱいあるよ。












出たり入ったり

結局は私がいるのはここなのです



風通しの良い部屋である。