ろくじょうのおとしあな -154ページ目

08.10.26 Sigur Ros @東京国際フォーラム


Takk







かつて
詩は、すなわち音楽だった
という言葉をおもいだした。


楽器は、声のために後から生まれたものである。という。






音楽
じゃあない
もはや






動けなくさせる
震わせる
包み込む
沁みてゆく








液体
引いては寄せる波の運動
それはつまり、呼吸







空間
浮遊、同時に沈殿
紙ふぶき
雪のような
閃光
震える、声、声、声






目を閉じて
色を変える
目を開けたら
そこはただただまっくらやみ
髪の毛の先っぽの毛細血管までもゆらす、
残響音の中で。

プロペラ


じっと目を凝らすと、

夕方五時は黒ではなく、未だ群青であった





あらゆるものにはひっそりとした影が

しかしひとつくらいそれを怠ったとて、きっと私はまるで気づかない





五線譜が黒く浮かぶのをみつめているけれど

三本じゃなんにもどうすることも、わたしにはできないのよ








ぼんやりと輪郭をなぞる、ここにあるべき

手は空をたたずむばかりで、

重力を感じない、触覚を感じない

手は水滴のような音を、拾うばかり、で。





呑まれる

呑まれている

居心地の良い、体液のような、声。声。声。

答えはないですがここには声があります

諦めたようにやさしく途切れる言葉、或いは吐息




呑まれている!

彼の右脳の中にいる、左脳の中にもいる

私はそこで、ちゃちな一個の固体に過ぎず

溶かされも壊されも諭されもせずただ、

ただただ呑まれている

彼の思考の方向の中にて。











身体が音をたてる

形づくった指先には影が無い

私はじっと、ただただ通り過ぎるのを待つ

夕闇の中で、ただただ通り過ぎるのを待つ。

絵画的

才能をあいするってどういうことなんだろうか。




後ろで泣いていることしかできないのかもしれないな。


追いかけるのに必死でいるけれど、
ライトはまぶしすぎる、まぶしすぎる、
ひとの渦やら上げられた手やらそんなものに
みうしなってしまうかもしれない。いつか。



遠い。遠い。よ。とどかない。よ。ああ。