「無でないから苦でない。」
との言葉を書きながらあの時、
そういう自分を笑っていたな。
まるで
「無になれば苦はない。」という
言葉に反論があるかのようで。
(昨日の記事でリンクを貼った
「蒙霧升降」を読んで。)
でもそうでは無いのですよ。
「むくむくと湧き上がる欲望は
キリがない。だからそれが
無くなる事で苦しみも消える。」
(欲望はキリが無い。全てを満たす
完全な満足にはたどり着けない。)
全くその通りだと思っています。
あの時も変わらず
「それはその通り」と思っていたな。
「無」とか「苦」という
言葉を使ったからややこしく
なっちゃったけど
「 前の日までの積み重ねに
今日また何かを足すのが楽しい。」
という事を言いたかっただけ。
両方ある自分が大好きだー!
なんとも程々。普通。
そこのところ、ブレてない。
さて写真は
1月4日の朝ごはんです。
お節を食べ続ける朝ごはん。
昼と夜も合わせて
食事のバランスを考えられるから
大好きな「4枚切り」の食パンを
焼きました。
(でも、オリーブオイルと
エジプト塩で。)
黒豆。
(ドレッシングも残り。)
2日に食べたサラダの
生野菜の残り。
そして、柚子なます。
なます大好き(お酢が大好き)な
私がお正月だけ作り方を変えて
「大根、人参、塩、柿、柚子果汁」
だけで作るこれを2日のお客さんも
とても気に入ってくれた。
31日に作ったから
毎年1週間食べ続ける私たちから
したらまだ酸っぱいだろうと
思うのだけど。
それでも気に入ってくれた。
毎年、毎日同じ物の並び続ける
正月明けの食卓。
それでも
その年ごとの僅かな変化を
こうして知る事が出来ました。
すごく酸っぱいはずだけど
「美味しい」と言われて自信が
もてた。嬉しい。
これも生活の中の積み重ね。
このなますは作ってから
3日か4日が期限と
本には書いてあるけれど、
冷蔵庫に入れる現代なら大丈夫。
(私のようにお重に詰めずに
他の食品と触れない保存なら。)
そしてここ数年の経験から学んだ
3日目より後ににわかに
味に丸みが増すという事実は
酵素の力だと思っています。
(大根、柚子、人参・・)
お酢を使ったものでも
時間の経過で丸みは増すけれど、
この「柚子なます」は
酢を使わない事で
素材を必要以上に殺菌しないのが
いいのだと思うのです。
(大根を絞る時だけでなく
柚子を絞る時に触れる私の手
・・・それもまた
いい仕事をしているのかな。)
けれども
「お酢」がものすごく大好きで、
「出来るだけ簡単に事が運ぶ」
事も大好きだから、
お酢を使ったなますも大好き!
どちらか一方を選ぶのが
苦手な牡牛座は
どちらも選んで
どちらも「いいように」
(どうでもいい・・・ではなく!)
事を進めるのがいいようです。