蒙霧升降（のうむしょうこうす）
『 日本の七十二候を楽しむ
ー旧暦のある暮らしー 』
白井明大
によると
立秋 末候 のそれには
まだ数日早いのだけど。
今朝は
川とそれづたいの桜の木の葉の上を
白い霧が覆ったかと思うと
すぐにザッと来た。
昨日もそうでした。
濃霧は昇降。
そういう風に
晴れと雨とを繰り返す中、
ついに破れ始めた椅子
（マッサージチェア）のカバーを
繕いました。
（薄手の綿麻。テーブルクロスに
していた物を４年前の夏にこの
カバーに縫い直しました。）
それからこちらも
現在進行形の繕い。
リネンのエプロン。
最初は紐が擦り切れて
それから本体も。
（今は自分の４枚のエプロンの内
これだけを繕っています。）
エプロンも
こちらのカバーも
その内ちがう物に生まれ変わらせる
かもしれません。
その時にも繕った部分を
生かして出来たらいいなあと
思っているので
今の繕いも「無」ではないから
「苦」では無いです。
写真では分かりづらいけれど
カバーの方もまだ繕い途中。
もう少し遊ぶつもりです。
（ポイントになりつつも、地の生地の
雰囲気を損なわないよう出来るかな。
私たちの肌を傷つけずに己の方が
擦り切れて行ったのが愛おしいよ。）
（mowさんの新作バッグの記事で
まだこの事を書いてなかったのを
思い出しました！）
２０歳の頃（誘われて）映画館で観た
手描きアニメーションの
『ライオン・キング』と
月曜日に観た” 超実写版 ” の
『ライオン・キング』は
『アラジン』と同じで
女性の描き方が違っていました。
ストーリーの中で。
でもそれは
自然に馴染んでいたな。
ちょうど今日の蝉たちの中に
昨日までは無かった鳴き声を
聞いたかと驚いていたら
それがその瞬間から
仲間たちの声に自然に覆いかぶさり
やがて馴染んで
誰も気にしなくなるように。
（手描き『ライオン・キング』は
この夏テレビでやっていた分を
何度も見返しています。
色がとっても綺麗！）
実は『アラジン』は映画館に
行かなかったし、
（テレビでこの夏やったのを
観ました。）
『ライオン・キング』も２０年前、
自分1人では行かなかったはず。
（ハリウッド映画はテレビで必ず
やるでしょう！と思っちゃう。）
でも
この夏の『アラジン』と
『ライオン・キング』は
楽しもう！と思って行った。
（”大きな人”と一緒だけど。）
私も ” 柔らかく ” なったものです。
昔の分も今の分も
よく観てみたら学ぶところが
沢山でした。
（特に背景の省略と色合わせが
綺麗に感じました。）
少しなら擦り切れてもいいか。
白い霧は
空から降りて現れるのではなく
地中の水分が地上に上がって現れる？
今年も昨年までと同じことを
考えながら
わずかな晴れ間に自転車を飛ばし
急ぎの買い物に行って来ました。
さっきまでの雨と霧と
今のかんかん照りも
すでに自然と馴染んでいて、
明日からも、そのずっと先も
やがて雨の多い日々に
すっかり成り代わるので。