まだ、青い。 | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

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旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

バラの声はきっと

 

 

 

 

『 トマトが真っ赤になる前に、また私の出番がやってきたわ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

もう間もなく梅雨が明けることになるなんて

 

ベランダのトマトも私も、

 

そう言って二番花が開き始めたバラも、

 

まだ知らなかった頃でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

だけど、

 

3歳の大ちゃんの興味が

 

「仏像」や「世界遺産」の本にあることを知って

 

もうしばらく経つというのに、

 

おかしくておかしくて

 

仕方がなかった頃でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その大ちゃんが10日後くらいにやってきます。

 

 

(私は ”青い”という言葉に『未熟』という意味とともに

 『澄んでいる』という意味やニュアンスも感じます。)

  

 

 

 

 

 

さて6月24日(日)。

 

 

 

夏だから?

 

なんだかこの夏は(今もなお、ということ)、

 

じゃがいも(陰性)がいつもよりさらに

 

とてもとても食べたいのです。

 

そんな中でのカウボーイシチューの朝ご飯です。

 

 

(大きな人もまずは写真で食事の記録。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃがいも、にんじん、玉ネギに加えて、

 

しいたけも。

 

 

 

 

さらにコーンのパックの汁の美味しさ(甘さ)

 

(原材料はとうもろこし、塩、だけなのに)を加えたら、

 

 

 

お肉の類はもちろん、

 

うまみやあまみを持つ植物性のたんぱく質も

 

ベジブロスなどの出汁も、

 

 

何もいらなかったカウボーイシチュー。

 

 

 

 

 

野菜の切り方をゴロゴロ大きめにしたのは、

 

このシチューの作り方から言ったら

 

(炒めた野菜に粉をまぶしてから水分・・・水、豆乳・・・を入れて、

 

 そこから煮込むので野菜を芯まで煮込むのが容易ではない。)

 

いつもは避けるべきコトだったのに、

 

 

完全にスープの味をすいこまない

 

じゃがいもやにんじんそのものの味を・・・

 

この時はどうしても食べたくて頑張った。

 

 

 

 

(最初は水分多めで煮込み始めて徐々に水分が飛んで

 

 ちょうどになるように。

 

 火が通るまでに、

 

 シチューが焦げ付かないように。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもの頃からじゃがいもの素(す)の味が好きだったけれど

 

『 じゃがいもそのままの味を食べたい病 』のこの夏の勢いは

 

もうたくさん食べた今も衰えず。

 

 

ごろっと蒸したじゃがいもに醤油や塩を

 

表面にだけつけて食べるような、

 

そんな食べ方ができる料理のブームが

 

ここのところ続いています。

 

 

(「大きな人」もかなりの芋好きなので喜んではいると思います。)

 

 

 

 

 

 

最近のヒットは蒸しじゃがいもの磯辺揚げ。

 

 

これに醤油をちょっとつけて食べることにはまっています。

 

(「大きな人」もすでに2回食べています。)

 

 

 

(バラの声:『あなたって食べ物にはまると続くのよね。』)

 

 

 

 

 

 

 

そしてこのシチューに関しては、

 

子どもの頃だってもちろん

 

「今朝は寒いから。」と、冬に作ってもらう事が多かったけれど、

 

朝だけはどうしても食事が進まない

 

(とくにパンがすすまない)私を見かねて

 

他の季節でもパンの日には作ってくれることがありました。

 

(子どもの頃はベランダにチリチリパセリがあったけれど、

 それを育てる事自体にはそう興味がなかったかな。)

 

 

今回ちょっと記録しておきたいのは

 

「去年2年間の寿命を終えたイタリアンパセリ。

 

 秋に種を蒔いて、うち一株が育ったことと。」

 

なのだけど、

 

そういう大人になった今だからこその変化はあるにせよ、

 

 

 

子どもの頃に食べ慣れたものは、

 

食べたくなるものだし、

 

子どもの頃に聞いていた「実況中継」(作りかた)は

 

血や肉になり、いつかきっと生活を楽しくします。

 

 

 

そう、大ちゃんを迎えるにあたって、

 

そういう事も書いておきたかったのでした・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤くなり始めたトマトはもう大きくはならないけれど、

 

まだ青いうちのトマトは大きくなっていく姿がかわいいな。

 

自分のいる場所から、

 

足元から、

 

吸収していく様子がかわいいです。

 

 

 

 

半分、青い。

 

まだ、青い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今月の『 大ちゃんの合宿 』では、

 

ひとまず大ちゃんは『仏像』ではなく『塑像』を見ることを

 

楽しみにしているようだけど、

 

 

(大ちゃんの)ママからは私、

 

以前に『合宿』と言われていて

 

食事についての宿題をいただいているように感じます。

 

 

 

 

 

以前に私が埼玉の大ちゃんの家にに行った時に

 

もくもくと食べてくれたけど

 

時期的にはさすがにこのシチューを作ることはないかな。

 

 

それで今は

 

大ちゃんはまだ食べたことがないけれど

 

私はよく食べているもの、普通のなんてことのないものを

 

一緒に食べられたらいいなあ、と思っているところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日は「トマトはまだもうちょっと赤くなるまで待とう。」

 

と思っていたのだよね。

 

 

でも朝起きてベランダを見たら、

 

真っ赤になろうとしていた実がひとつ消えていて

 

慌てて外に出るとコンクリートの上に落ちていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その ” 収穫 ”をしたのはだんごむし。

 

 

ヘタのすぐ上あたりの茎に、

 

まだしっかりしがみついておりました。

 

 

 

 

 

せっかく目の前で育つトマトの実。

 

本当の赤を見たかった。

 

けれども私の中では「まだ、青い」と思っていた実の

 

真っ青な茎の部分をだんごむしは必死にかじってる。

 

 

その姿はまるで「青」のもつ力を知っているかのようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?そこなの?」

 

「赤いところじゃなくていいの?」

 

 

いつも、いつでも、いいタイミング。

 

食べ物については毎日の事だから

 

とくにまだ幼い大ちゃんにとっては

 

毎日がきっと「いいタイミング」なんだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

「え?銅像?」

 

「動物には興味ないの?」

 

 

 

そう思いつつも、今後の興味の展開が楽しみだし、

 

絵本などに向かい

 

今その瞬間をすごく楽しんでいる姿を見ているだけでも

 

私もとても楽しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仏像好き。

 

それでも3歳。

 

 

「半分」とか「まだ」というよりも

 

「だいぶ」という表現のほうがふさわしい大ちゃんの青さ。

 

 

 

 

 

 

 

淡いピンク色にも「成熟」を見出す。

 

そんな「成熟」に憧れる43歳ですが、

 

 

「まだこれから熟すのだ」、「これからもっと熟すのだ」

 

という意味だとしたら、

 

「『未熟』もいいなあ、まぶしいなあ」と、

 

思います。