忘れ霜 | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

 

 

 

今日はまたいちだんと寒くなって、

 

つい先日見た言葉を思い出しました。

 

 

 

 

 

 

八十八夜の忘れ霜。

 

 

 

 

 

昨日、5月8日(火)から

 

気温が下がり、

 

 

 

でもその朝ごはんはまだ柑橘類や

 

生の野菜を食べていますけれど、

 

今日はもうちょっと無理ね。

 

 

 

寒いよ、寒いよー。

 

 

今朝はこの温かいかぼちゃスープの残りなどを食べて、

 

生野菜はやめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週末から続いた小麦粉が多めの食生活から考えて、

 

 

昨日の朝はごはんを食べようと決めたから、

 

かぼちゃのスープにごはんを入れるのはやめたのです。

 

 

 

 

かぼちゃと豆乳と塩だけ。

 

 

 

 

 

ごはんをチャーハンにするので、いつもより塩も少なめ。

 

そして同じ理由で胡椒などスパイスも省いて、

 

代わりに香りは黒すりごまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じくサニーレタスも、散らした海苔でうまみは足したけれど、

 

味はさっぱり梅酢をほんのすこし。

 

 

 

 

 

チャーハンは、雑穀ごはんと納豆、大根、人参のぬか漬け、

 

ねぎ、塩、ごま油、胡椒。

 

 

 

 

これで出張に送り出しました。

 

 

 

(すごーく近いところだけど。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八十八夜の忘れ霜。

 

 

 

『日本の七十二候を楽しむ ー旧暦のある暮らしー』( 白井明大 )

 

の「穀雨・末候」の頁に記載があります。

 

 

 

 

 

新茶の季節。若葉の美しいこの時期に、

 

柔らかく雨が降る様は

 

暖かい場所、窓のこちら側にいる私たちにとっては

 

美しい物。

 

 

 

でもその場所が寒く、

 

その冷たすぎる雨や霜が作物を枯らしてしまうことにたいする

 

悲しみをどこかで想像することも多少はできるからこその刹那。

 

 

 

 

(でもそれはあくまでも多少。「実感」には到底およばないことも

 

 よくわかっていますよ。)

 

 

 

 

でも私のベランダでも

 

昨日今日の寒さに凍えるまだ私にはデリケートなのかどうかさえ

 

わからない新しい仲間が増えました。

 

 

 

ピカピカの透き通る緑の葉。サニーレタス。

 

これは3月のお墓詣りの時に苗を買ってきたものです。

 

あとはトマトの苗も買いました。

 

 

 

 

 

 

 

今までは一部のハーブ以外では「苗」を買うことは

 

ほとんどなかったのだけど、

 

 

すこしだけベランダの植物を「野菜」にシフトしたいと思っていて、

 

「大物」はまずは苗に頼ってみることにして、

 

ひとまずそれぞれひとつずつ。

 

 

(種まきではダンゴムシとの戦いに毎年泣かされてきたので、

 

 種まきだけで進める頑張りは今年はすこしお休みもしてみよう。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が越してくる前(5年くらい前に)ベランダも含む

 

外壁等の大規模改修があって、

 

たぶん5年くらいするとまたあると思うのです。

 

 

 

それで今までもバラを含むそれぞれの植物を

 

あまり大きく仕立てないようにしたり、

 

動かすのが大変な棚などは置かないように

 

してきたのですけれど、

 

(その期間中は植物を含め全ての物を室内に入れないといけないので。)

 

 

 

まず、今年はちょっと市販の「苗」に頼って

 

1年草(大規模改修のある年にだけあきらめればいいものね。)の野菜を

 

すこしだけ植えてみようかと・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冷たい雨。

 

忘れ霜。

 

ひとまずトマトもサニーレタスも凍ってはいません。

 

 

寒いけど、よかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日はこのあとこの食卓の下、

 

床に突っ伏すような姿勢で

 

針仕事をしました。

 

                     (2017年5月)

 

 

 

 

                    (2018年1月)

 

 

 

 

 

ピンクのミサトちゃんの香りは下に下に流れるのですよね。

 

ドライアイスの冷たい空気が床に広がっていくように。

 

 

その冷たい香りを私はたくさんすいこんでいたけれど、

 

食卓のコーヒーをこぼしてそれが今縫っているところに

 

こぼれたから大変!

 

 

 

でも実はどこかで無意識に待ち望んでいた

 

そういうアクシデント。

 

ここでも一部作為的ではないところでコトが進んでいくのが

 

いいような・・・。

 

 

(すこし変わった未来の描き方だとしても、

 

 先のこともわりと考える私だから要るのよね。やはり。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寒いとバラの保ち(もち)はいいです。

 

 

たぶんこれもカッカとせずに何年もかけて

 

気長に続けていくのがよいのだろうな。

 

 

そしてたとえある時、できあがったような気がしても、

 

すぐに繕う箇所が生まれます。

 

そのくりかえし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

半袖でダンゴムシとたたかったすぐ後に、

 

上着まで来て外に出なくてはいけない日がやってくる。

 

そんなびっくりするような事が起こるのだから、

 

無心にこれができる時間が

 

生活の中でぽっかりとあくことは喜びです。

 

 

 

 

 

そいいう楽しんでできる範囲で、

 

「忘れ霜」にもすこしは足元が暖かく感じる

 

敷物、白い布に、

 

気長に針を入れ続けています。