蟄虫坏戸 5 | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

こちらで結婚式をしている写真を

 

どこかで見たのが初めてだった気がします。

 

 

 

雑誌だったかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それはあたかも「森の結婚式」のような風景でした。

 

 

 

 

 

 

『  チャウス おいしい・たのしい・があつまる。

 
                  那須の大きな食卓  』

 

 

10月の朝の日の光の中では

 

とすこしちがってこんな風景です。

 

 

 

 

10月に行った黒磯。

 

 

冬になればそこはとても寒いけれど、

 

この空間ではその季節にも外に出ずに、

 

森の中を、屋外を、イメージできそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

植物(家具の素材の木)がもともと持つフレッシュさと、

 

 

時間の経過によってかつてそこにあった命はもう

 

死に絶えてしまったかのようなイメージ、

 

 

その混在。

 

 

 

 

 

 

 

 

だけど

 

空間全体を暖色でまとめているわけではないのに、

 

くすんで似た者同士になった色たちはまとまりを見せ、

 

空間全体を大きく包みぬくもりを感じます。

 

 

 

 

(すっかりドライになった花のスワッグ。

 

 うちの小さなベランダの数少ない花のドライも長い時間かかって

 

  今年ようやくまとまった量になったから 

 

 まとめることができました。うれしいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20歳の頃、舞台のセットを作るのに

 

 

『 様々な形の椅子をおじいちゃん達が持ち寄って並べ

 

 外でひなたぼっこしているイメージ 』で、

 

 

と伝えたことがありました。

 

 

 

 

 

それはまずは、

 

かつてそこに人が自ら集まっていた気配やぬくもりの漂う暖かさと、

 

実際には今、人のいないその空間の冷たさとの

 

対比が欲しいと思ったからでした。

 

 

 

 

 

 

 

そしてもうひとつは、

 

人の集う村や町という小さな社会の暖かさの中に

 

隠れている狂気のようなものが

 

その本の主題であると思ったから・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて。ここからは想像の話ですよ。

 

(スタッフさんに聞いてくればよかったのだけど・・。)

 

 

 

チェックの座面のものとか、

 

いかにも「学習机用の椅子」というものも

 

いくつか写っていますよね?

 

(それだけを見ると結構真新しくて、

 

 すごく素敵とはいいがたいような。)

 

 

これはこの場所が家具屋さんだった時の商品を

 

そのまま使っているのかな?

 

 

・・・なんて、思っているのです。

 

 

 

 

(3年半前に黒磯に行った時には、

 

 この「以前は家具屋さんだった建物」が

 

 この通りの中で圧巻の大きさで、でも寂しげに

 

 まだそのままの姿で残っていたのを

 

 見ています。だからとっても感慨深い!)

 

 

 

 

 

 

 

 

もし私の予想が合っていたとしたら・・・

 

 

 

 

この通りのほかの建物たちに次々に

 

新しい命が吹き込まれていく中で

 

 

長くポツンとそこに残されていたひときわ大きなこの建物に

 

また明かりを灯して

 

家具店だった時からそのままそこにとりのこされていた椅子を

 

新しくそこにやってきた家具たちと共に並べ、

 

 

そうしてこの空間が息を吹き返して・・・

 

夜には人々が賑やかに集い、

 

お酒を呑んで楽しむスペースになっているのは、

 

 

 

それだけで長い夢物語のよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ツインの部屋に泊まった私たちの朝ごはん。

 

(ドミトリーのお部屋のものとは内容がちがうようです。)

 

夕飯につづいて全部がとっても美味しい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、

 

最初に運ばれてきた原色のマグカップと、

 

コーヒーの熱。

 

 

私たち以外に人のいないこの空間では、

 

森の中で焚いた火のように

 

急に辺りを活気づかせました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのレストランの上、

 

2階が宿泊スペースです。

 

(1階とはちょっとちがう雰囲気

 

 「隈研吾さん(!??)」と思ってしまうような

 

            雰囲気の階段を上がって・・・)

 

 

 

 (客室と共用のトイレ・シャワースペースなどの作りはシンプル。

 

  でもこの階段を上がってすぐのスペースは曲線を生かした

 

           有機的なデザインに仕上げてありました。)

 

 

 

 

 

  (ツイン、ダブル、和室、ドミトリー・・・

 

                そしてふたたび階段を上がると)

 

 

 

 

 

                 (3階はラウンジスペース)

 

 

 

 

 

 (どのタイプのお部屋も扉の作りは一緒。シンプル。

 

                   並んだ様子が綺麗です。)

 

 

 

 

 

 

    ( 寝具やディヒューザーは無印とか・・・みたいです。)

 

 

 

 

 

      (1夜目につづき2日目の晩もお勉強ご苦労様でした。)

 

 

 

 

 

                (私たちが夕飯を食べた席。

 

 

 

 

 

            (子どもが使いやすいコップも発見。)

 

 

 

 

高い高い天井。

 

中なのに外を感じます。

 

 

今生きているものと、かつて生きていたもの。

 

でこぼこと、でも寄り添ってそこにあります。

 

 

 

 

 

 

 

相対するイメージが同居してうごめきそうなのに

 

ギリギリのところでバランスをたもって

 

 

人や動物の命(フレッシュなもの)がにぎやかに

 

そこになだれ込んでくるまで、

 

 

この場所は静かにそこにありました。

 

 

 

 

               (ひとりで来てもくつろげそう。)

 

 

 

 

絶対私またここに来よう。

 

 

 

 

 

(向こう側が入り口。マルシェでは野菜とマヨネーズ、

 

                 ケチャップを買いました。)

 

 

 

 

 

 

 

 

(元気だったら今度来る時は携帯じゃなくてしっかり写真を撮らせて

 

                      もらいたいなあ。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かつて自分が舞台上にセットとしてイメージしたことのある世界。

 

その中のひとつで暮らしたいと思っている節が私にはあるのかな。

 

 

(テイストは限定されないけれど・・・

 

 たとえば色味で言えばvividなものも大好きだし・・・

 

 でも好きなもののその根底に流れているものって

 

 そう簡単には変わらないのですよね。)

 

 

 

 

でも実際には家には椅子はあまり置いていないな。

 

 

 

(天井の高さとの兼ね合いや、

 

 物を持ちすぎないことを考えて

 

 床にそのまま座るスタイル(禅スタイル)にしています。

 

 椅子自体はそんなに必要がないのです。

 

 

 天井の低いぎゅうっと小さな箱のような空間に

 

 おままごとのように椅子やテーブルが詰まっている、

 

 60年代創世記の団地のリビングの風景なんかも

 

 かわいらしくていいのだけど・・・

 

 人数が何人になっても譲り合いながらみんなが足を入れられて、

 

 寒い時には自然と人が集まる求心力のあるこたつは

 

 楽しいでしょう?)

 

 

 

 

 

 

 

それでも椅子いがいのもの

 

(手すりのパーツ、板切れ、人から頂いたもの、

 

気づいたら側にあったもの、西洋のもの、東洋のもの)の

 

「寄せ集め」を楽しく思うところはかわらない。

 

 

 

それとたくさんの歴史とメッセージをもった空間に、

 

花嫁のベールのような軽やかな白いカーテン。

 

 

これは引っ越す前から決めていたことでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エネルギーをもらいたくて

 

「好き」に会いに行くこと目的に出かけたのだから

 

当然といえば当然なんですけど・・・

 

 

 

 

 

あらためて自分の好きなものを「噛みしめに行く」。

 

そういう旅になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アウトレットに寄って野菜などを買ってから、

 

 

旅の最後は ”ともちゃん”さんおすすめの

 

ラーメン屋さんに行きました。

 

 

 

 

なにかひとつご自慢のラーメンがある・・・というお店が多い中、

 

こちらは趣のまったく異なるラーメンの

 

それぞれが全部美味しそう!

 

 

 

 

 

 

季節限定のものもあるようだし、

 

こちらも飽きずに何回も来たいわ!