花を愛する男 | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

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旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土曜日。

 

普段ならすすんで行くことはないのに、

 

ミュージカルを観に行きました

 

 

 

 

 

 

 

 

そして日曜日。

 

この写真の朝ごはんを食べてから

 

映画を観に行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

映画。

 

ちょうど20年前くらいに好きになったこの人。

 

 

『 ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男 』

 

 

 

 

 

 

 

それまでは自分が、

 

花とか植物とか

 

西洋のものとか

 

いわゆる女性らしいものだとかに

 

 

惹かれることになるなんて

 

思いもしなかったのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう。

 

 

イッセイ・ミヤケ や ヨウジ・ヤマモト が好きで、

 

「概念から」、「根本的に」・・・

 

という言葉が踊るにふさわしいような美に

 

心を強く捉えられていたはずが、

 

(2人は今でも変わらず好きだけど)

 

 

「全てを許すことを自分に許す」ように、

 

ふわっと世界が広がり

 

自分の好きの範囲が思ったよりも広いことに、

 

その頃から気づいて行くことになりました。

 

 

 

 

 

そしてちょうどおなじ頃、

 

自分に起きた大きな出来事とともに

 

もうひとつ大きな変化が起きていて・・・、

 

 

(表に出てきていないだけで、

 

 自分に流れるものの中にもともとあったものだとは思うのだけど)

 

 

もっともっと若い頃や

 

子供の頃にはそう興味がないように思っていたのに

 

植物への興味や愛情や、

 

その存在に癒しを感じる気持ちが強くなりました。

 

 

(多くの人はもしかしたら、それがもっと歳を重ねてから

 

 徐々に徐々に起こることではないかとも思うのですが。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもたしかにその当時は

 

この人の作り出す服の中に

 

「いわゆる花」の姿を見出してはいなかったのだけど、

 

 

でもこの映画のポスターを見て「はっ」として気づいた。

 

 

 

 

 

 

それは目を見開いて全てを見てやろうと

 

ちょうど決めた時だったから・・・

 

 

 

赤土のような色の光沢のある生地には

 

華やかさをまだ感じるはずのない季節の土の下のことを感じ、

 

 

エメラルドグリーンのドレスには

 

今ももうすぐ泉から地上へ湧き出して

 

近くの花を咲かそうとしている水の色を

 

見て取って・・・

 

 

 

そうやって人や物事の

 

下に、裏に、眠る

 

希望のもてるものの存在に「ある種」敏感にいたせいも

 

あるのかもしれないな、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝ごはんはこれと納豆。

 

 

 

目玉焼きと小松菜を炒めたものだけは用意したけれど、

 

あとは土曜日の朝とほとんど同じです。

 

 

(なのでそちらでもうすこしくわしく。)

 

 

 

 

 

「あの人」のことを想いすでにわくわく。

 

でも実はこの映画はあぶなく見逃してしまうところだったのです。

 

(チェックを怠っていました。 tomoko* さんが教えてくださった

 

 おかげで観ることができました。ありがとうございます。)

 

 

 

 

 

 

 

ひととおりの映画をチェックしているはずの家人に

 

あわてて「行きたい」という旨を伝えると

 

当然その存在を知っていたよう。

 

 

 

 

 

 

(それでもあちらから声をかけられることがなかったのは

 

 私がもうずっとこの人の名をあげることなく過ごしてきたからなのです。

 

 だんな君忘れちゃってました。でも思い出したみたい。笑)

 

 

 

 

(今朝は2人で卵ひとつと豆乳、てんさい糖に

 

                シナモンのフレンチトースト)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春隣(はるとなり)。

 

 

大寒(だいかん)の寒さの中、今日は先々週までいた

 

バイト先に行ってきました。

 

そこで前と変わらず、でももしかしたら

 

前よりももっと優しくお話をしてもらって嬉しかった。

 

 

 

どんなことでも一つのことを長く続けるためには、

 

みんなたくさん努力をしていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

謙虚であるばかりが素晴らしいわけではないけれど、

 

 

縦横無尽に新しいものを生み出し続けている

 

かのように思われる「あの人」の

 

『ファッションは前の時代の焼き直し』

 

という言葉は私にはとても大きく・・・。

 

 

(この点は前述の日本のデザイナーのお2人のあり方と

 

 正反対なようで、でも実は共通するところでもあるようにも

 

 私は思っています。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花とファブリックを愛する男。

 

 

存在を静かに消して

 

目を凝らして相手(布)を見つめる。

 

 

花そのものの力を借りて

 

最良の場所にその花を飾る。

 

 

 

 

 

自分の出会ったものたちの中から

 

どのようにしてその美しさを拾い上げるかということに

 

揺るぎない信念を持ち

 

ずっと心をくだき続けてきた人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P・S  ミュージカルの中の「花」たちのことについては

 

    書こうかどうしようか、考え中。。。