家にいる時間が増えて
繕い物をする回数も増えた今年。
夏にもふたたび枕カバーのお直しをしました。
ちょうどその頃、８月２６日（土）の朝ごはん。
ゴーヤのカレーと梨。
私がよく作る『 猫まんまカレー 』は
ルーを少なめにして出汁やとろみで補う
お蕎麦やさんのカレー丼に近いカレー。
それと比べるとこの日のカレーはルーが多めです。
でも、
食後に食べる梨などの果物がとくに美味しく感じるのは
もしかしたらこちらの多少ヘビーなカレーのほうなのかとも思います。
普段の好みよりやや濃いめの味。
温泉卵ですこしまろやかにして食べました。
ゴーヤと椎茸と、
あとは、ひき肉だったか大豆タンパクだったか。
たとえ後者だとしても、
使っているのはスーパーで普通に売っているカレールーなので、
（これには牛脂やラードのようなものがすでに含まれています。）
それを思えばとくにベジーなご飯というわけではないです。
さて、枕カバー。
ピアスのためか、私の使った方だけがより傷む気がします。
「麻は丈夫」だとは言っても肌に勝って傷つけるような強固さではではないので、
自分の身を削っていずれはなくなる。
この「強すぎないこと」が肌に優しいことにつながるのだと思うのですが。
もうだいぶくたくたになっているし、すでに繕うのは２度目。
いずれはなくなってしまうものなので、
まず新品の枕カバーも同様の白い麻で縫って安心してから、
「多めの枚数があってもこまらないもの。」・・・
こちらはなかば楽しみとして繕います。
そして出来上がったこちらが表。
やり方はまず、
裏側から薄くなったり破れた場所に麻の布をあててジグザクミシンで止めて、
表に返してから、穴のまわりもジグザグミシンをかけます。
寝具まわりを全部白い麻。
最初はお値段ははるけれど直して使う価値があるものを。
ほかの場所でも白い布だったらばいろいろ使い道があるので、
枕カバーとして直せなくなってからもこの縫い跡を生かしながら
他の使い方に転用するのも楽しかろう、と。
顔に当たるものだからあまりでこぼこするのはよくないけれど、
意外や意外。
布や縫い糸の凸凹はまったく気になりません。
それどころかまるでガーゼのようにくたくたふわふわになって、
それなのに（麻だから）さらっとした感じもなくならない。
この今の状態が1番いいようにも感じます。
（それでもこの繕った分は私だけが使うことにしています。）
くたくたになった生地はやはり優しい。
そして何よりもこの繕ったあとの模様が綺麗。
（私のような大雑把な方法でも。）
新しく何かを作ると同じくらいか、
それよりもかえって時間がかかることだって多い繕い物。
こういう時にはカレーが作ってあることはやっぱり嬉しいです。
ドライカレーなんかと同じように、
濃いめの味ですくなめ。
冷蔵庫に入れておきやすい。
ありがたい。
『 多めのルーで濃くて辛い味のカレー × 梨 』
『 ゴーヤで苦く、多めのルーで濃くて辛い味のカレー × 卵 』
『 ピアスに傷をつけられたヘビーな見た目 × 柔らかい肌触り 』
ヘビーなものに柔らかいものを合わせるのが好きで、
どこかで必ず意識してしまうのは、食べ物でも
日常目に触れるほかのものでも一緒。
それから
『 柔らかな見た目 × 強い心 』
『 ハードな外見 × 優しい心 』
そういう人も、
私の目には実際より（？）もさらに
より魅力的に映ってしまう・・かな・・？？？。
さあ、それでも。
この枕カバーの繕い物はそろそろ終えようと思います。
２枚直して使っているうちの１枚がまたビリビリと破れてきました。
袋状のものをミシンで繕うのはだいぶ骨が折れるという
勉強が十分できましたから、
もう次は袋を平らに開いてしまってからすすめます。
そうして次のステップにつなげる準備を始めましょう。
今日はいいお天気ですね。
昨夜使ったかっぱももうすっかり乾きました。