高級レストランでデザートを食べなかったのは、ずばり食後は別のお目当てがあったからでしょう。
チェコの建築様式キュビズムの博物館のある黒い聖母の家の二階に位置するカフェ、グランド・カフェ・オリエント。ここのコーヒーとケーキが美味しいときいたので食後の腹ごなしに歩いてやってきました。


メインストリートの角にあるから場所を知らないと見逃してしまうかもしれないこのレストラン。
中に入るとまずガラスの棚に今日のケーキがずらり。。。
品定めをしながら席に着きます。


まずコーヒーはウインナコーヒーとターキッシュコーヒーを。
ウインナコーヒーは半分くらいがホイップクリーム。プラハの人ってクリームが大好きな様で、普通にコーヒーを頼んでもクリームがのってたりします。私のターキッシュコーヒーは後味にスパイスがほんのりきいて美味しかった。


ケーキがあんまりおいしくてふろちゃんもひっくり返ってしまいました。。。
写真の回し方がいまだに分からない私。。。
ケーキはおすすめを持って来てもらったらなんと三つも。
一番小さいのはチェコの伝統的なお菓子だそうで、なんと30クローナ。つまり一ポンドでおつりの出る値段。
棒状の卵ボーロみたいな味の硬いビスケットにクリームがのってました。これが一番美味しかったかも。
Sacher Cakeと言うチョコレートケーキは、恐らくザッハトルテがルーツ。
甘みを抑えたチョコレートのスポンジに多分杏ジャムと薄いチョコレートガナッシュの層が。
上には甘くないクリームがぎっしりのっていて、クリームは半分くらい残してしまいました。
Gはハニーケーキ。ハニーと言うからにははちみつの味を予想していたけれど、どちらかと言うとキャラメルクリームケーキ。
プラハ人って本当に、本当にクリームがお好きね。


折角なので2人の写真ものっけてみます。馬鹿そうだけど。。


カフェをでたら外はまた雨模様。
雨に濡れた中欧もまた美しく、写真写真で本格的な大振りになる迄気付かない体たらくでした。


夜のティーン教会は重々しい。


写真のひっくり返し方を覚えないと。。。


このからくり時計はこの時はじめて動いてる所を観ました。


カレル橋を渡ったら雨の中ホテルへ駆け足。
プラハの一日目は雨に始まり雨に終わる。


さて、明日は何をしようか。
プラハの夜は長い。

。。のは、治安が良いから。
うちの夫は人が多い所では不安になる人間なのだけれど、プラハは全く持って大丈夫でした。
客引きもあるけれど大体タイマッサージ(←はやってるのかやたらと店舗がありました)、レストラン、コンサート、そんなところ。京都の或る路地裏の様に、レストランだと思ってメニューを見てみたら女の子の写真がずらり、というような落とし穴はありませんでした。

とりあえず一日目の夜は予約していたレストラン、ウ・モドレー・カフ二チュキの二号店へ。
一号店は小泉首相やフィル・コリンズがごはんを食べたとかなんとか言う一流レストランだそうで、調べてみた所同じ名前のメニューが二号店の倍の額でした。
これ、本当に同じなのかしら。同じだったら一号店で食べたら大損だよね?
私たちは庶民らしく二号店へ。
一回くらいは高級ディナーコースを!と思ったけれど、2人でアラカルトから前菜とメインを1品ずつ。それからロゼワインとアルコールフリーのビールを頼んだ所大体60ポンドに収まりました。
ロンドンだったら多分一号店価格。味とクオリティーを考えると大バーゲン価格の2号店でした。


チェコワインははじめて。フルーティーなロゼは軽くておいしかった。



前菜はそれぞれ鹿の生ハムと、鴨のフォワグラテリーヌを。
テリーヌは中身迄みっしりと詰まっていて、食べきれるか心配だったけど、濃厚な割りに脂はしつこくなく意外にあっさりとした後口。おいしく頂きました。



メインもそれぞれ鹿と鴨。
鹿はGordon RamseyのClaridgesで食べたのが最後だったけれど、お肉の風味が鮮烈で驚いた。大陸側は肉の濃さが違うなー、と実感。
ここのクネドリーキはパンから作るタイプ。これも美味しいけど私たちはお昼に食べた肉まんの皮風のクネドリーキの方が好きでした。

このレストラン、超高級店の二号店だから拡張高く。。。と思いきや雰囲気はビストロ風。
予約してドレスアップしてくる人もいれば、観光の途中にジーンズ姿で寄る人もいる。
そんなレストランでした。私たちのウエイターは「完璧な執事」風なおじいさん。
なのに堅苦しくなく砕けすぎず私たちには丁度良いサービスでした。
ただ、結果論としてはここには来なくても良かったかな...と。
文句のないサービスに味わい深いディナーで満足度は100%だったけれど、プラハは高級レストランに来なくても町中のダイナーのレベルがとにかく高く、もっと地元料理を楽しみたかったなーと言うのが正直な感想。一週間くらい滞在するなら是非また来たいレストランでした。
ホテルに着いたら一息..と言うのも勿体なくて、荷物を置いたら地図を確認してすぐ外へ。
どうやら私たち、イギリスから雨を持ち込んじゃった様で外は土砂降りの雨。
2人ともレインジャケットを羽織って向かうはObecni Dum (市民会館)。
ここの地下に或るレストランがなかなかだそうで、初日のランチはここを予約してました。
入ってみるとかなり広めのドームの様な空間に、木のベンチや長椅子、ブースなんかが整然と並んでいました。





アール・ヌーヴォーが好きな人はこの市民会館は外せない観光スポットだとか。
とりあえずプラハ時間では朝6時過ぎにごはんを食べたっきりの私たちは相当お腹が空いていたので、チェコ料理で腹を満たすのが何よりも先決。
折角プラハに来たので、ソーセージとハムは外せない!ので前菜に一皿ずつ。
それからGは定番のグーラシュ、私はこれまた定番のクリームソースのかかったビーフを頼みました。更に下戸の2人だけどとりあえずビールも注文。

ふろちゃんとチェコビール

私とGは下戸夫婦でワインは好きだけど一本買えば半分は料理に使う羽目になるし、ビールを買っても私はビールが嫌いだからGが半分飲んで後は冷蔵庫の肥やしになる始末。
でもチェコのビールは本気で美味しかった。
一度としてグラス一杯飲みきれた事はありませんでしたが。。。、それでもまた注文したくなる美味しさ。今回の3日間で、私は今迄の人生で飲んだビールの量の倍くらい飲んだと思います。

ちなみに日本のビールのルーツはチェコのビールだそうで、日本人はけっこうチェコのビール、好きになると思う。イギリスのビールとは違ってきちんと冷えたビールが出てきます。泡もたっぷりでコクがあり苦みは控えめ。初心者にもおすすめ。





メインは注文した時点では全く未知の世界。。。食べた後にはもう虜。。。
チェコ料理ってはっきり言って何?の世界だった私たち、額に第三の目が開いた気分でした。
チェコは豚肉と鴨肉、それからグーラシュが定番料理だとか。
そして大体何を頼んでも着いてくるのがクネドリーキ。この茹でパンがなかなかの役者。
肉まんの皮を円錐形にして切った様なそんな食感のむちむちしたパン。
これにソースを吸わせて食べるともう肉なんてどうでも良くなる美味しさ!
Gも私もぺろっと完食でした。


レストランの目の前には市民会館のレプリカが。


腹が膨れた所で1日目の観光開始。
当初立てていた予定ではこんな感じ;
13時の昼食後、14時から市民会館ツアー1時間弱。
その後ウンゲルト、ティーン通りのお店を冷やかす。
黒い聖母の家を観てゴルツ・キンスキー宮殿へ。
それから旧市街全体(ティーン教会/ミクラーシュ教会/石の鐘の家、旧視聴者ツアーに時計塔)をさらっと観てからカレル橋に向かう途中でクレメンテヌムの観光ツアーを。
カレル橋を観光しながら一度ホテルに戻り、着替えてから18時にディナー。。。

知らないと言うのは恐ろしい事ですね。。。

実際町へ出てみると(雨もちょっと小雨に。。。)立ち尽くすばかり。
右を見ても左を見ても、はたまた振り返ってもまあフォトジェニック。
写真を撮り始めるとキリが無くて前に進めない現実。
とりあえず40歳を来年に控えたGはお疲れの様子だったので、市民会館ツアーは別の日に行く事にして目抜き通りを歩きながら旧市街を目指す事に。
プラハの町はとにかくにぎやかで、観光客向けのお店やレストラン、カフェがどこを観てもずらり。とりあえずウンゲルトという小さいショッピングスクエアに立ち寄るとここもおもちゃやさんだのオーガニック化粧品だの時間が幾らあっても足りないようなお店がずらり。
初日はとりあえず買い物はせずそのまま観光地である旧市街に向かいました。

途中寄ったChocolate Companyと言うお菓子屋さんではなんと金太郎飴を作ってました。
この日はもう組み立ては完了して、直径20センチくらいの大きな飴を二人掛かりで細く長くのばしている最中。柔らかいんだねー、と作っているお兄さんに言ってみたらカンカンッとトンカチで端っこを叩いて一口分分けてくれました。
ふにゃふにゃはしていない物の、固めのゴム管の様な感触。
これなら伸ばせるはず。。と口に入れたら途端に硬い飴の感触に。
温度変化と唾液との反応でそうなるそうです。常温だと細く伸ばしたら5分くらいで固まるとか。
金太郎飴

ここは他にも工具の形のチョコレートや、フルーツにチョコレートをかけた物なんかも売ってました。全部おいしそうだけど、観光地のど真ん中だから値段はちょっと割高。
チョコレート


さて、誘惑を振り切りようやく辿り着いた旧市街。
二つの角の様な塔の目立つゴシック建築、ティーン聖母教会を背にすると広場が見渡せます。
ここはいつもお祭りの様で、大道芸人がいたりクラシックカーや馬車の客引きがいたり。
これはまあ、京都の人力車みたいな物だと思います。私たちは結局ティーン教会を抜けた所で30分くらい立ち尽くして写真を撮ってました。




とりあえず我に返ったとき時間は既に3時半を回り。。。
ディナーの時間を考えるとクレメンテヌムとか言ってられないね、と。
更にわが家は夜には水が飲みたくなる夫婦なので、どこかスーパーにでも行って飲み物を調達しないと後困る事になるはず。
そこで地図を見た所目に飛び込んで来たのはそう、テスコ。
チェコにもあるんだ。。。

旧市街から行くと丁度ディナーを予約したレストランの位置も確認できるので、わざわざ行ってみる事に。。テスコだよ、テスコ。うちからも30分も歩けば大型店舗があるあのテスコなんだけどね。。
旧市街からテスコへの道はくねくねと小さな路地を歩いたり、はたまたマーケット街を抜けたり大通りに出たり。大体15分くらいで着いたかと思います。
テスコの或る大通りは観光地..と言うよりむしろ現地の人が利用するような言って見れば「普通」な感じの大通り。東京なら新宿南口から代々木に出るサザンタワーの裏の道。ロンドンならサドラーズウェルズからブルームズベリーに出るあたりの道。。。そんな感じか。


プラハの路地にある建物には、結構な確率で印象的なおじさんの顔がついてます。


途中で抜けたマーケット街。フルーツやらおもちゃやらアートやら。コヴェントガーデンのマーケットに良く似た印象。

ふろちゃんとクルテク
チェコの国民的キャラクター、もぐらのクルテク。ただのしろくまには勿体ないツーショットです。


テスコはかかれている言葉がチェコ語なのを除けば全く持って同じでした。
間違えてテスコクラブカードをスキャンしてしまって係員を待つ派目になるくらい同じ。。
フルーツジュースなんかはイギリスのテスコより充実していて、人参100%ジュースとなし100%ジュースも購入。どっちもみじん切りにした果肉が沈んでて喉を直撃。危うく命を持って行かれる羽目に。。
それからもう一つの落とし穴は水の種類。
チェコは炭酸水と普通の水の間に微炭酸水がある。。。
基本的には緑が炭酸、赤が微炭酸、青が普通のお水、と覚えた所失敗無しでした。
やっぱり現地語も少しは覚えて行かないとね。反省。。

テスコを出ると国民劇場が目と鼻の先なので、行きとは別ルートで一本先のレギイー橋を渡り30分くらい歩いてホテルへ戻りました。
カレル橋とは異なり観光客も少ないのでこれがまた良いフォトスポット。。。
結局ホテルに戻ったのはギリギリの時間で、レストランにはタクシーで行く羽目に。
国民劇場
チェコ人の心。国民劇場。チェコ語に寄るチェコ人のための舞台を、のスローガンで建てられた。





カレル橋方面
水上は遠く遥か。。なモルダウ。カレル橋も望めます。何故か足こぎスワンボートに乗っている人も。。。
8月30日(土)
サフロンを出てヒースローのホテルへ。
今回はイギリスに来てからはじめての国外旅行(日本を除いて)。
実は私はヨーロッパ旅行もはじめて。
イギリスからだと北海道にでも行く気分でヨーロッパ各地に行けるのが嬉しい所ですね。
今回はいつものバージンアトランティック航空は短距離便を扱っていないので、BAのフライト+ホテルパッケージで。
もともと泊まりたかったAlchymist Grand Spa&Hotel も予約できたのでちょっと割引もありで一石二鳥でした。

今回は一般的な夏休みの最終日から始まる旅行だったので、一番難しかったのはヒースローの駐車場付きホテルの予約でした。
普段日本に行く時はラディソンが定宿。今回も当然!とラディソンを検索したらもう駐車場の空きがゼロ。。。と言う事で今迄外観からビミョー...と思っていたルネッサンスホテルに宿泊してみる事にしました。
Gの希望で空港が見える部屋にしたら、窓の外はもうランウェイ。
飛行機ががんがん飛び立ってました。
更に窓の下を観ると、飛行機オタクがキャンプ椅子とコンピューターやカメラ持参でずらりと撮影中。むしろオタクビュールーム。。Gは寝る時間になる迄窓の外に釘付けでした。
部屋は小さかったけれどベッドは広くて2人でも楽に眠れました。
迷路の様な建物で火事になったらどうしよう。。と思ったけど、有難い事に非常階段が部屋の目の前。。外観からのイメージよりずっと快適なホテルでした。
次回は。。。多分またラディソンだけど。

翌朝5時に起きてタクシーでヒースローへ。
適当に朝食なんか食べてると7時半のフライト時間迄はあっという間でした。
今回は短距離フライトだから基本的にクラスの違いは無く、一機が全部エコノミークラス。
それはいいんだけど、直角の背もたれがかなりキツかった。。。
機体が古かったのかなー。たった2時間のフライトなのに腰も背中もガチガチで歩くのが待ち遠しかった。
長い長いフライトの後着いたプラハ空港は結構あっさりした感じ。
日本のパスポートのお陰か審査も特になく気付いたらあっさりタクシーに乗ってました。

プラハ仕様。スメタナの楽譜で
スメタナのモルダウの楽譜をそのままネイルに。
右の小指から左の小指に書けて主題の旋律になってます。
ほんやくこんにゃくがあったら世界平和も夢じゃないなーと思うんだけど、あれはどういう仕組みなんでしょう。
自分の話す言葉も相手の話す言葉も翻訳されるんだよね。
しかも自分が知らない言語でも良いと言うからには脳内にリンクするわけじゃなくてこんにゃく自体に翻訳能力があるんだと思うんだけど、言語によって違うこんにゃくを食べないといけなかったりするのかな。

昨日お店に入って来た、降ると三分でアイスクリームができる容器の日本語解説書は久しぶりに笑えるレベルだった。
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夢中になろう!4レシピ!

伝統的バニラ (classic vanilla)
ベリーの驚き (berry surprise)
チョコ中毒者へのご馳走 (chocoholic's treat)
カフェイン補給 (caffeine fix)
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こういうの観ると、日本にある外資系アイスクリーム屋のメニューが全部カタカナなのも頷ける。
しかしインターネットとかの無料翻訳ソフトが進化したらこういうので笑える事も無くなって行くんだろうね。ちょっとした癒しなんだけど。