ようやくプラハ3日目に辿り着きました。

ちょっと余談ですが、私はなんとなく写真が好きです。
カメラに拘りは無いので携帯でばっかり撮ってるけど、旅行に行ったら何もかも写真に残しておきたいタイプ。(ただし自分は入りたくないタイプ。。)
ついでに夫も中級くらいのカメラオタク。
撮りたい場所が見つかったら、今度は光の加減だの色んなモードだの立ち位置アングル、色々試さないと気がすまないのです。
後は私たちのちょっとした趣味で持ち運んでるしろくまのふろちゃんの写真も、遊びではあるけれどそこそこ真剣にやっているので旅先で歩いている時はいつも「ふろちゃんスポット」を探しながら歩いているわけです。
プラハでは私だけでも523枚の写真を撮りました。
お陰でブログを後からアップデートする場合でも写真を見ていると、ぶわーっと記憶が蘇ってくるのであんまり困らないのですがその分無制限に延期しがち。
更にアメブロは写真のアップにちょっと時間が掛かるし、量が多い場合は一枚一枚よい写真を探すのがちょっとめんどくさかったりするわけです。
今回も仕事の無い日に一日ずつまとめて...と思ってたんだけど一週間空いちゃいました。
別に忙しかったわけでもなくて、「ママさんバレーでつかまえて」って言うちょっとさむいコメディーにはまっちゃってたからなんだけど。。

以上は言い訳なんだけど、もうちょっと写真の扱いが楽だったらブログも頻繁にアップできる様になるかも。日本旅行もエディンバラ旅行もまだ手つかずだし!
プラハ旅行のアップが終わったら、半年放って置いたエディンバラの写真も整頓してちょっとずつあげようと思ってます。

さて、プラハの3日目ですが、この日はルームサービスの朝食で始まりました。
前の晩まで知らなかったんだよね、朝食込みの宿泊費。。つまりルームサービスでも追加料金にならないって事。
2日目はホテルの一階のレストランに行ったんだけど、正直あまりくつろげなかった。
このホテル、主な観光地が集まるモルダウ川の東側ではなくて、プラハ城に近いマラー・ストラナ地域のアメリカ大使館の真横に建っているのだけれど、静かな立地のせいかブルジョワな感じの宿泊客が多いのです。
宿泊客、と言うよりむしろ「毎年バカンスはここに数ヶ月住んでるんざます」系の奥様や、ペット連れでペントハウスに住んでるブロンド美女なんかが朝はレストランに集まってまあ久しぶり!とか言って抱き合ったりしてるんだよね。ついでにウエイトレスも飲み物のオーダーなんて取らずにするっと好みの物を運んで来る感じ。
なので私とGが完璧に浮いてるのは一目瞭然で、気の小さい私たちはささーっと最低限のごはんを食べて出て来てしまったわけです。当然早めにお腹はすいて、2日目は予定のスケジュールを全然消化できなかった。(寝坊もしたけど)
なので明日の朝は外で食べようか。。。なんて話していた時に枕元に見つけたメニューにお部屋での朝食も込みだと書いてあってわけです。
メニューはシリアル、フルーツ、パン、フルーツジュース。
暖かい飲み物は各種のお茶、コーヒー、ホットチョコレートから選んで前の晩、部屋のドアに札をぶらさげておきます。時間も大体指定できるから目覚まし代わりにもなって便利。
朝食

プラハのレストランで食べるフルーツは缶詰のシロップみたいなのにつかったフルーツサラダが多くて正直あんまり美味しくなかった。レストランに行っても野菜の種類は少ないから腹ごしらえ!と言う感じの朝食だった。
ルームサービスに出て来たシリアルは、一つのお皿に半分にミューズリ。もう半分はココアグラノーラ。甘みがなくて混ぜて食べても美味しかったです。
旅行は朝が肝腎。
しっかり食べないと後のスケジュールに響くのでルームサービスが無料で本当に良かった。

食べて元気が出て来た所でまず向かったのはストラホフ修道院。
これは昨日行く筈だった所。本来朝行く予定だったベトシーンの丘は諦めて今日の前半はこの修道院とロレッタ教会を観る事に。2人ともあんまり体力ないし、行きはケーブルカーでも帰りは歩くだろうなーと考えると切るのは簡単でした。。
ストラホフ修道院はプラハ城に向かう道からも行けるのですが、ホテルの裏を通る観光地図にあまり載っていない道でもいけるのでどうせなら!と言う事でそっちから向かう事にしました。
イタリアの領事館があったり。。。と言うかそれくらいしかない。。。
只管只管上り坂を登る登る登る。。石畳の狭い上り坂は結構キツくて、道程がものすごく長く感じる。
丘

地図もなんとなくあやふやで、不安に思いながらも上り詰めるといきなり視界が開けました。
急にあらわれた公園の敷地に入ると、登り続けた甲斐あって美しいプラハの街が眼下にさーっと広がります。


プラハ美しい!よくがんばった!
と、標識を観るとなんとそこはベトシーンの丘。
そう、体力を考えて諦めた筈のベトシーンの丘。
ケーブルカーで登って徒歩で降りる筈だったあのベトシーンの丘。。
知らない間に私たち、徒歩で登ってたわけです。そりゃあ疲れるよね。

登りきった所にあるのお目当てのストラホフ修道院。
予定通り10時半には到着。
ここは今では修道院ではなくて、民族文学博物館、だそうです。

ストラホフ

ストラホフ

ガイドブックに寄ると9時ー12時/13時ー17時が開館時間。
先にここを観てからロレッタ教会をまわり、ネルドヴァ通りでお昼を食べてカレル橋に!と言うプランだったんだけどここでまた予定外がおきました。
この日だけなのか最近そうなのかは不明だけれど、ストラホフ修道院13時からしか開いてません。。
係の人すらいないので、とりあえずここは置いておいて先にロレッタ教会を観る事に。
ロレッタはここから歩いて10分くらいだし、小さい教会なので1時間もしないで見終わるだろうからその後どうするか考えないと。。こういう予定外はプラハでは時々経験しました。

ロレッタへ向かう道はロレタンスカ。
つまりロレッタ通り、かな?チェコ語では~通りの事は~skaと言う様です。
大体の標識はローマ字読みで当たりなので、カタカナの名前をガイドブックで覚えておけばそんなに困りませんでした。むしろ英語の人の方が困るみたい。
ロレタンスカはすっきりとした綺麗な通り。
ろれたんすか

10分するかしないか、と言ううちに可愛らしい尖塔のあるロレッタ教会が見えてきます。
見るからにヨーロッパの小さな教会!と言う感じで愛らしい。

ロレッタ


丁度この写真を撮った裏の国連の建物は改装中。
工事現場のチームワークに脱帽。。
チームワーク
芸術で心は満たしたけれど、歩き疲れて腹は減った。
と言う事でGが行きに目を付けておいたと言うクレープ屋に行く事に。
チェコではクレープはパラチンキと言います。
なんとも珍奇な響きですが、イギリスでは味わえない日本の屋台で買う様なクレープ。
生地もなめらかで美味しかった。

私はバナナとクルミ。Gは擂り下ろしリンゴとシナモンクリームを。




クレープはお店の入口を入った所で焼いてます。
向かい側はプラハのお菓子、Tredelnikを焼いてます。
これはまた3日目に食べに行きましたのでその際に。。
Tredelnik

クレープと一緒にGはコーヒー、私はレモネードを。
このレモネードが美味しかった。
色んな種類があるんだけど、単純にレモンを水で割ったもので砂糖は入ってません。
それがすっきりしてて美味しい。
私はミントと生姜が入った物を頼んだんだけど、なんともさわやかな喉越し。
暑い時期に是非飲みたい味でした。
lemonade


お店の壁画もチェコアート↑


この後ホテルにちょっと寄って、橋の向こうの旧市街広場へ17時のコンサートを聴きに急ぎました。このコンサートはほぼ飛び込み。
Flyerが魅力的だったのでチケットを買って行ってみました。
会場は旧市街から伸びる路地を入った所にある建物の二階。
なんて事はない所なんだけど、天井がまたすてき。
客入りはまあまあで15-20人くらい。
15分前に入場したらみんなシャンパンやビールを飲んでパイプ椅子でくつろいでました。



この日の演奏はアベマリア3曲(シューベルト、バッハ、グノー)にフィガロ結婚、カルメンのハバネラが歌付き。それからオルガンの演奏が一曲にドボルザークの家路や白鳥の湖のパ・ド・ドゥ、そして外せないのがスメタナのモルダウ。そんな感じ。
楽器は小さいオルガン一台にハープ二台、バイオリン、それだけ。後はソプラノ歌手が一人でした。この日はハープが一人欠席だったみたいで、予定してたヴィヴァルディは演奏されずモーツァルトを数曲足してる感じだった。
公民館でクラシック同好会の演奏って感じかなー、と思っていたらなかなかのクオリティー。
オルガンはちょっと残念。ハープはなかなかいい、そしてバイオリンが素晴らしい!
このバイオリンのおじいさんのクオリティーで他の欠陥を全て埋めている様な印象でした。
こんな小さいコンサートにあのレベルのバイオリニストがいるんだから、明日行くロイヤルチェコオーケストラは見事だろうなー、と期待は膨らむばかり。

ソプラノ歌手のおばあさんも現役時代はすごい歌手だったんだろうなー、と思わせるたっぷりした声量。。。だったんだけど時々ピッチが外れるんだよね。あと伸ばして欲しい所をぷつんと切ってしまったりして、そういうところはちょっと気持ち悪かった。
ハバネラがとても良かったから、もしかしたらソプラノじゃなくてメゾソプラノ?と思った事はナイショです。。
このコンサートで一番心に響いたのは、ハープ一台とバイオリンで演奏した「モルダウ」。
お国芸だから演奏しなれてるんだろうとは思うんだけど、交響曲をハープとバイオリン用に書き直しなおも叙情は失わない演奏に胸が熱くなりました。

愛国心あふれる演奏に胸が熱くなったところで、体も暖めたい私たちはプラハで一番有名なビアホール、ウ・フレクーへ。
下戸だけどビアホール、初体験。
U Fleku

1499年創業のこのビアホール。
今でも当時と同じ作り方の黒ビールを飲めます。
9つのホールがあり収容人数は1200人。中世には修道院だった建物を使ってるそうです。
超!観光レストラン!って感じかなー、と思いきや私たちがついた頃は現地人でかなり盛り上がってました。
注文は大きい声でウエイターを呼ばないと取りに来ません。
代わりにビールやお酒を大きなお盆に沢山載せたウエイターが練り歩いていて、テーブルにお酒が載っていないと「いる?」ときいてからどーんと置いて行く感じ。

U Fleku beer

ただただ人が多くて、私たちは真ん中にどすんと据えてある長テーブルに通されました。
ドイツの番組とかでみるビアホール!と言う感じで、広場恐怖症気味のGがちょっとナーバスになり始めてたので簡単にソーセージとカマンベールのピクルスを食べて出てきました。
ここのソーセージは美味しかったー。
夫婦で誤ってホースラディッシュをスプーンですくって食べると言う漫画的なミスを。
お陰でビールはけっこうぐいっと飲めました。
それから小さいショットグラスで出て来る蜂蜜酒もうちで飲み慣れてるミードに似ていて美味しかった。チェコでは珍しく良く飲んでます。
回りは結構出来上がって、アコーディオンにあわせて何故かMy Bonnieを熱唱してました。

熱気を逃がしながらも繁華街を歩き、市民会館の向かいにあるParadiumショッピングセンターへ。ここはプラハで今一番大きなショッピングモールだそうで、200店舗入ってるそうです。
一番上の回はフードコートになっているので食べ損ねたデザートをここで。
ただあんまりお腹もすいてなかったので今日は2人ともアイス。



Gはすいかとベリー。私は杏とマンゴー。二つのっけて1ポンドしないこのアイスがおいしかった!プラハは至る所でアイスを売ってるんだけど、ハズレがありませんでした。
一日目もそう言えば旧市街でアイス食べてました。
私はレモンソルベ、Gは苺だった。あれも滑らかで美味しかったけど、フルーツの味はフードコートの方がしっかりしてました。

ショッピングモールは全部で5階建て。
結構さらーっとまわれました。
シェパーズブッシュのウエストフィールドくらいの規模で、店構えもロンドンとそんなに変わらない感じ。
地下のスーパーで翌日用の水と、小さいパックのスモークチーズを買って今日の観光は終了。
また降りしきる雨の中ホテルへ歩いて帰るのでした。



黄金小路をぬけるとおもちゃ博物館があったりすてきなカフェがあったり。
時間もちょっと教えてたのでその辺はスルーして、ちょっと迷いながらも大本命聖ヴィート大聖堂へ!

回廊

正面の二本の塔は高さ82メートル。
鐘楼は高さ99メートル。
感性迄実に600年を有したゴシック建築の傑作です。
とにもかくにも美しいのがステンドグラス。




有名なミュシャのステンドグラス。女性がたおやかに描かれていて実に優美。



入口から左手にまず並ぶ三枚のステンドグラス。このうちの一枚は日本でも人気と言うミュシャのデザインしたステンドグラスです。
私は恥ずかしながらミュシャは知らなかったんだけど、作品をみたら見覚えのある物が多かった。
そういういわれがあるとどうしてもミュシャの物に目がいってしまうけれど、他の二枚も甲乙付け難い美しさ。色のテーマが三枚違うんですね。
他のステンドグラスは目立った作家の物ではないようだけど、予備知識ゼロで行った私には全て同等の美しさでした。










愚かなただのくまの魂もお救い頂けるのでしょうか。。



ステンドグラスに次ぐ見所は聖ヤン・ネポムツキーの墓碑。
なんと銀2トンでできてます。
プラハ大司教の総代理を務めた後カトリック教会との対立の際に王を怒らせ拷問を受け、1393年3月にその遺体はカレル橋から投げ捨てられたと言う無惨な歴史を持つ聖人です。
投げ捨てられた遺体は一ヶ月後にモルダウ川で発見され、18世紀に聖別調査を行った際に舌が腐らずに残っていた為列聖されたとか。
今やボヘミアの守護聖人として愛され、カレル橋にも彼の像があります。
亡くなった時はどん底だったけど、死して名を馳せるって言うのは或る意味芸術家のようだね。

墓1

墓2
この墓碑は天使が飛び交っていたりネポムツキーもなかなか男前だったり。。見応えがあります。

ミュシャのステンドグラスを向かい合う反対側にも三枚の美しいステンドグラスが。
この教会のステンドグラスはどこで観た物よりもずっと綺麗だった。
宗教って善し悪しあると思うけれど、芸術には本当に貢献してると思う。







さて、もうすぐ15時。
ステンドグラスで心が満腹になった後、お腹の空きを埋めに行くのは。。。。?

トイレ休憩と腹ごしらえがすんだところで一路プラハ城へ。
プラハ城へと登る道、ネルドヴァ通りは石畳の美しい道。
レストランやお土産屋さんが沢山軒を連ねていて、いってみれば清水坂の様な雰囲気。
ここは1857年まで住所表示が無かったそうで、それぞれの建物がシンボルマークを飾って区別してたとか。カラフルできれいな建物が多かった。








上り坂きつい!ここまでくるとあともうちょっと。。。




坂道を上るとそこは広場だった。


このお城は世界で最も古く大きい城だそうでギネスブックにも名を連ねているとか。
チケットには色んな種類があって、買うものに寄って観光できる場所が変わってきます。
わが家は二番目に観光できる場所が多いチケットを購入。
面白いなー、と思ったのは建物に入らないのであれば、入場券を買わなくても敷地をぐるっと一周できる事。
時間が無いけどとりあえずプラハ城は観ておきたい!と言う人はそういう訪れ方もアリかと。

プラハ城は色んなドラマチックな歴史の場面になったお城で、時間があればもっと勉強してから訪れたかったなーと思いながら今Wikipediaを読む私。。
創立したのは870年。日本は平安時代の初めの頃。
10世紀には既に今の大きさだったと言うからこれはもの凄い事だと思う。
イギリスも古いものにかけては負けてませんが、大体12世紀くらいからのものが多いもんね。
10世紀とは。。。!

門をくぐってまずどーん!と目につくのは聖ヴィート大聖堂。
926年(日本は醍醐天皇とか朱雀天皇とかの時代)に教会が建ち、11世紀にロマネスク様式に。更に1344年(室町時代)にゴシック様式に立て替えるプロジェクトが始まり完成したのは600年後の1929年。
室町時代に始まった建築が昭和に終わるって言うのはなんとも壮大な浪漫じゃなかろうか。
何世代、何人の人が心血注いで建てて来たんだろう。
改めて言います。行く前に勉強しとけば良かった!!

正面

裏




ひとしきり建築美を味わいますが、順路では一番最後のこの聖堂。
とりあえずは後回しにして旧王宮へ。
聖ヴィート大聖堂の圧倒的な存在感に較べるとこの旧王宮、かなり地味。
16世紀迄は歴代の王様が使用した宮殿だそうで、ロココ様式の建て替えられたのはかのマリー・アントワネットのママ、マリア・テレジアの時代。
大広間はかなり大きさで馬術競技なんかもしていたとか。。。
確かにすごい広さだったけど、馬術競技するにはちょっと小さいんじゃないか?
ちなみにこの奥に簡単な博物館があって、そこの説明によるとわずか三歳の王様もここで戴冠式を行ったとか。

旧王宮

三歳の戴冠式ってどうやってやるんだろう。
とびきり気性の良い子でも、疲れたら急に座り込んだりしちゃう歳じゃない?
とりあえず戴冠グッズを持たせて大事な所だけやらせたら、代理の人が立ってたりするのかしら。
気性の荒い子でひっくり返って癇癪起こしたりするタイプだったらどうするんだろう。
それだったらむしろ赤ちゃんのうちの戴冠しといた方が楽かも。。?
歴史上の幼児に思いを馳せてしまうのもきっと職業病ですね。

意外に地味だった旧王宮を出るとお次は聖イジー教会。
これもまた900年代に建ち、火災で焼失した後1100年代に今の姿になったとか。
聖イジー教会外観
ピンクの外観が可愛いけれど、中は意外に無骨です。

石造りの建物が音響が良いから、今はコンサートなんかでよく使ってるそうでこの日もチケットを売ってました。こっちのコンサートも行けば良かったなー。



この次に訪れるのが、楽しみにしていた黄金小路。
16世紀と17世紀に錬金術士や王室の側近が住んでいたと言われる小さな住宅街(実際は錬金術士ではなくて金細工士だったらしい)。
有名どころではフランツ・カフカが一時期住んでたそうです。
スラムだったこの通りを芸術家が住みたくなる美しい通りにした立役者はこれまたマリア・テレジア。女帝ともなるとそういう細かい所にも目が届くんだね。
いかにもヨーロッパの小路!と言う感じのメルヘンな建物が建ち並び、一つ一つは当時の生活を思わせる室内のレプリカがあったり、お土産屋さんになっていたり。
しかし全戸狭い!お針子さんだった人の家には当時の服なんかも飾ってあったんだけどそれがまた小さくて可愛らしくて。。私より二周りくらい小さかったから、当時の成人女性はヨーロッパでも150センチ程度の身長だったのかも。
それにしてもベッドはまるでJRの座席の様な幅。絶対寝返りは出来ません。





二階/三階は全部を繋げて武器と鎧の博物館になってました。
狭ーい通路に只管鎧が並ぶ並ぶ。。武器オタクには血湧き肉踊る光景でしょう。
わが家はそんなに武器には興味なかったけれど、時々変な顔の兜があったりして面白かった。
かぶと

後は下品な話だけど、大体の鎧って守りたいだろう急所がカバーされてないんだよね。
私だったらぜったいそこ狙って槍突くだろうね、とGと話していたらありました!特注品、急所カバー付きの鎧!
見栄っ張り
実は二つあったんだけど、絶対こっちの鎧作った人は見栄っ張りだと思う。
鎧はあまたあれど、冠までついてるのはこれだけでした。

夢の様なこの黄金小路を出ると、次はお待ちかねの聖ヴィート大聖堂です。


20代の時とは違って体力の衰えた夫婦にとって、休暇前の激務と短距離フライトはなかなか堪えるスケジュールでした。
と言うのは言い訳で、単純に早起きできなかった2日目の朝。
当初立てていたこの日のスケジュール。。。;

朝10時からプラハ城へ。
ロングサーキットで全部をみてからその足でロレッタ教会、ストラホフ修道院を巡り17時頃にはベトシーン公園のケーブルカーに乗り写真を撮って19時のディナーへ。

はい、破綻。
ホテルを出たのが11時過ぎです。
旅の予定はあってないようなもの。
とりあえず大枠のプラハ城と19時のディナー以外は様子を見る事に。。。
その上17時から行きたいサロンコンサートを見つけてしまったので、「なんとなく出来る事をしよう」に一日の予定を切り換えました。




ホテルを出たら左に曲がって、広場を抜けて石畳の道へ。。。の筈が広場にあったミクラーシュ教会に立ち寄ってしまったのが大失敗。
この教会、外観からは想像できない程ゴージャスな内装。
後でガイドブックで調べた所、モーツァルトゆかりの地の一つだそうです。
モーツァルトが亡くなったとき、地元では大した葬儀も無かったけれどこの教会では盛大な追悼ミサが行われ押し掛けた人が聖堂を埋め尽くしたとか。




ふろちゃん、誰か見てるよ?






ドームのフレスコが美しい

二回はものすごく簡単な聖画ギャラリーになってます。
正直な所絵よりもバルコニーから見えるドームや、パイプオルガンの方が見応えがありました。



モーツァルトが演奏したパイプオルガン



ふらっと立ち寄ってさらっと観るはずが、気付いたら一時間くらいここにいたみたい。
プラハの観光地って、外から見るとふーん、入ってみるとうわーって言うのが多い。
何度入口で立ち尽くしたか。。。
写真好きは気軽に立ち入っては行けない教会でした。

気付けば12時過ぎ。
こうして予定は狂って行く物です。
そして教会を後にした我々。
気付けば無性にトイレに行きたい。。。。!教会にはトイレってないんだよね!
と言う事で遠のくプラハ城。まずはトイレの或るレストランで腹ごしらえする事に。

と言う事で入ったのはネルドヴァ通りに入った所にある小さなレストラン。
入口の看板の横に或る階段を下りて地下へ進みます。

レストランに入る階段の上にはクグロフ型が。キッチンショップで働く者としては見逃せないデコレーションですね、これは。

まずはトイレトイレ。。
落ち着いた所で注文したのは、鱒のグリルとクリームソースのかかったビーフ。
このクリームソースは私のお気に入り。今回はGが頼んだので私はもう一つの名物鱒を食べる事に。注文を終えるとサービスのパンとバターが。

ホイップバター
プラハのレストランって大体サービスでパンとバターが付いてくるんだけど、そのバターがどうしようもなく美味しい。バターそのものがクリーミーで牛乳の味わいが生きてる。
このレストランはニンニクとハーブと併せたホイップバターだったけど、そのまま一玉食べたくなる美味しさだった。

パンを味わってるとウエイターのおじさんが持って来てくれたのは調味料の入ったかご。
魚料理に好きに使って下さい、と言う事なんだけどさすが観光地で世界各国の人が満足のいく様なレパートリー。
バルサミコ酢、バージンオリーブオイル、ケチャップにHPソース、さらには謎の照り焼きソース迄。その中で唯一これは。。?と思ったのがmaggiのソース。
ちょっと味見してみると、醤油にブイヨンを足した様な味。これはチェコ人の醤油+味の素だな。
調味料

鱒にはトマトとバジルのソースが掛かっていたけれど、半分くらい食べた所で例のチェコ醤油をつけてみると一気に味がジャンキーに!
高級レストランの味に、体に悪いと分かりながらどうしても食べに行きたくなるファストフード的な味が加わりこれが滅法美味しい。どの国にもあるわけですね、何にでもかけて食べたくなっちゃう調味料。
鱒

サイドでたのんだのは千両役者のクネドリーキ。
まだじゃがいものクネドリーキは食べた事が無かったので、今回はそっちを頼んでみた所伝統的にはクリームソースには小麦のクネドリーキ、と言う事で無料で一つのっけてくれました。

クネドリーキ
じゃがいものクネドリーキはニョッキを大きくしたような食感でねっとりむちむちとしていて美味しかった。

プラハはどのレストランに入っても、たとえ小さなカフェだとしても、サービスが素晴らしい。
丁寧なんだけどちょっと笑わせてくれたり簡単に会話があったり。
チップを払う国だから、と言えばそれまでなんだけど、「チップを払いたくなる国」と思わせる心地の良さがあった。
ちなみにウエイターさんに寄ると、このレストランは昔プラハ城と地下道で繋がっていたそうで、その扉も見せてくれました。
いざとなったら逃げるため!と言う血なまぐさい理由じゃなくて、単にこのレストランでお昼を食べたい人がお城に多かったから繋げたんだと。うーん、さすがグルメの街。