Tokyo de Kurasu

Tokyo de Kurasu

日々の出来事について書いています。

Amebaでブログを始めよう!
長年続けてきたブログですが、今日で終わりにします。


日本の生活にも慣れ、多くの人に発信してまで伝えたいことが
そんなに無くなったからです。


ヨーロッパにいたときの私は、
最初のスイス生活、想像していたものとはずいぶん違っていました。
今思い返しても一番辛かったのは、スイスに移住してから2ヶ月半の
仮住まいの時でした。

初めて日本に帰国した時、
「うらやましい、夢のようなキレイな国で住んでいて。」と友人から言われ、
自分が現実の姿ではなく、テレビで紹介されているような
ステレオタイプのスイスの生活を
紹介していたのではないかと気がつきました。

私の思い出はいずれ美化してしまうものだから、
私がヨーロッパ生活を振り返った時に
素の生活、現実の生活を書かなければ、それは嘘だと思いました。

2年目以降、このブログは楽しかったことだけではなく、
あえて嫌だったことをそのまま書くようにしました。

旅行では決して見えない、
短期的な滞在だけでは見れない生の生活を伝えること、
それがこのブログで残しておきたいことでした。

いつの間にか、このブログは私の発散の場であると同時に
家族や友人たちに多くを説明しなくてもよい便利なツールとなり、
あまり会わなくても
たくさんのことをイチから説明するという煩わしさを解消してくれました。


途中から、このブログでは仕事のことは書けなかったので
ウィーンの生活の部分は正直いって
片手落ちの内容になってます。


ヨーロッパ生活は私の生涯の中で、非常に濃かった4年間だと思います。
価値観を大きく変え、決して会うことのできなかった人に
知り合うことができました。

今私は大学時代から夢見ていた仕事に就くことができ、
ヨーロッパにいた時よりも更に充実した毎日を過ごしています。
あの時があったからこそ、
私の今の仕事に対する熱意や執着は高まったのかもしれないと思います。

このブログは自分が精一杯頑張った4年間の記録として、
大事に残したいと思います。

私をブログを通して応援してくださった多くの方々にお礼を申し上げます。



2014年11月東京にて


以前にもブログで書いたオースケストラの演奏会がありました。
今回はアマチュアバレエ団の発表会に
オーケストラとして全幕参加するというものでした。

舞台装置は、プロが実際に使っているものを使用しています。

ずっとオケピにいるので、
お客さんがどの程度入場したかも分からないし、
舞台で何が起きているのかも、正直よく分からなかったです。

オケピの場合本番があまり緊張しないでできるし、
バレリーナ、舞台さん、照明さん皆で一つの物を
作り上げるのって、楽しいなと思いました。

バレエ曲は、やっぱりバレエあってこその曲なんだということも
よく分かりました。
非常にいい経験になりました。

バレエを目の前で見ていたら、バレエを始めたくなりました。
(信じられないくらい身体がかたいので、たぶん無理かもしれませんが。。)


さてオーケストラはしばらくお休みして、
今度はテニスにしばらくはまりたいと思います。
ちなみに10月からスクールが始まります。

来年の春に
ソロ&ピアノ四重奏でサロンコンサートに出るかもしれないので、
それに向けてもまた技術を上げていかないとと思います。

オーストリアの友人が、日本へ留学することになりました。
この3連休は我が家に泊まってもらい、一緒に東京観光しました。

久しぶりにドイツ語も話しました。
多くの単語を忘れてしまったけれど、2日目あたりから少しずつ思い出してきました!手紙やメールをよく書いているからかもしれないですが。




私が日本に5月に戻ってきた時と同様、駅や街中の人ごみの多さが辛かったみたいです。私だって、まだ慣れないんだから当然です。東京で、休みの日にどこかへ行くには必ず付いてまわる話です。

初めて東京を案内するのは初めてでしたが、浅草や日本橋に行きました。日本の友達に紹介する場所とは違う所をまわるのが新鮮でした。

彼女にとっては、人生初めてのお煎餅。初めてのラムネ。初めての白玉。初めてのサンマの刺身。初めてのツタヤ。初めてのブックオフ。初めて尽くしだったに違いありません。。そんな初めての経験(これからずっと日本に住む人に対して)の影響を与えられるのが嬉しいです。

私がヨーロッパで知り合った人たちも、私にこんな風にスイスやウィーンを紹介してくれたなぁなんて思い出しました。

彼女はまだ若いので、会うたびごとに日本語が上達していくに違いありません。次回また会うのが楽しみです。

2ヶ月半かかりましたが、オーストリアの銀行口座から送金できました。

この2ヶ月半毎日メールをチェックし、
担当の銀行員と不毛なやり取りを繰り返していました。

事態が変わったのは、最近彼が匙を投げてから。
ヘルプデスクに電話してくれ、と言われてからでした。

時差もあるため電話するのは嫌だったので、
ネットでヘルプデスクを探してメールしたところ、
その担当の女性が非常に優秀な方でした。
(といっても仕事ぶりは、日本の方と同じくらいですが。。)

私の口座の現在の状況を指摘してくれ、
こうしたらできるから、という指示をすぐにくれました。
メールの返信も、わずか3時間後に返ってくるという素晴らしい対応。


私が一度送金を試した直後確認をしてくれ、
すぐに問題点を指摘してくれたことで
どうすれば送金ができるかを細かなアドバイスをもらうことができました。

こんな人に、2ヶ月半前に出会いたかった(涙)
というか、なぜ同じ会社の人間同志がやり取りしてくれないのか、
もうそこは突っ込みませんが、理解できません。



そんなわけで、無事送金ができました。
夫のオーストリアの口座に移しただけですが、
無事私の口座は閉めることができます。

ようやくストレスから解放されました!!本当に良かったです!!
あとは夫が、一括で日本に送金できるステップが上手くいくことを望んでいます。

以前ブログで書いた銀行の海外送金。
まだやり取り続行中です。すでに実行してから2ヶ月が経ってしまいました。

考えた方法は全部上手くいきませんでした。
銀行員の人とメールのやり取りはしているのですが、
お願いしていることに全く答えられてはおらず、
一方通行な話で前進しません。

銀行員と話していると、まるでその銀行とは関係のない
一般人と話しているかのようです。
まったくアドバイスが的外れで、参考になりません。
システム上のエラーが出ているのかもしれませんが、
それも自分で関連部署とやり取りして!という最後通告のようなものを
突きつけられてしまいました。。。


私が本当にやりたいのは、
先方が書類を作り、私がそれを国際書留で受け取りサインをし、
オーストリアの銀行員がそのサインを基にして
海外送金を一括で行うという、ただそれだけの事なのです。


何度、このことをお願いしてみても、この2ヶ月間全て却下されました。
おそらく手間がかかるからに違いありません。
同時期に別の銀行で同じことをしようとしている夫は
数ヶ月かかってようやくサインして送り返すだけの書類を
送ってもらうことに成功しました。
それも、かなり大変だったようですが。。

正直言って彼らの怠慢には本当に本当に腹が立つし、
のらりくらりと言い逃れをする彼らに対して、
遠隔操作をするのは限界があることを感じました。

ヨーロッパがアジアの国の近さだったら、
金曜日に1日だけ休みをもらって行けるのに!!!



残念ながら日本でもお金を引き出すことができず、
2ヶ月間、私は毎日トンネルに入ったままのような気がしています。
唯一その銀行員がやってくれた偉大な業績は、
9月1日に自動的に口座が閉まる設定にしておいたのを
解除してくれたこと。

これは偉大な業績で、その日を境に私の多大なストレスは大幅に解消されました。


ヨーロッパに住み始めるのも、住むのも大変だったけど
全て引き上げるのも中々大変です。