「ありがとう」が言える子になって欲しい
と聞くことがあります。
「ありがとう」
が言える子にするには、
「ありがとうって言いなさい」
と親が言うより、
親自身が誰に対しても
「ありがとう」
と言える人である
というのが重要だと思います。
でも
子どもが大きくなるにつれて、親は「ありがとう」を言うのを忘れがちになります。
例えば
2歳ぐらいの子に
「リモコンとって」
と頼んで、とことこ歩いてとってきてくれると、たいていの人は
「ありがとう」
って自然と言えちゃうと思う。
でも小学校5年生の子が、とってと頼んだリモコンを無表情で手渡してくれた時、
「ありがとう」
って、言えるかな?
時間差がある時も言い忘れやすい。
私だと、例えば
外出してて帰宅が遅くなる時に、高校生の息子に
「洗濯物、部屋に入れておいて」
とラインする。
↓
取り込んでおいてくれた。
そんな場合、頼んでいたことも忘れ、帰ってきた後にありがとうを言い忘れる。
とか…
頼んでいないけれど、洗濯物を取り込んでおいてくれた。
なのに、やってくれていたことに気づかないで、翌日になってからふと気づく。
そんなことがあります。
頼んだ仕事をやってくれるのも助かるけど、頼んでいない仕事をしておいてくれると、さらに助かりますよね。
これは絶対ありがとうと言いたい場面。
(そして、またやってもらいたい)
こんな時、後からでも気づいたら言えば良いと思います。
「そういえば、昨日、洗濯物入れといてくれてありがとね」
と、さらっと言うだけでもOK。
さらに、毎日子どもがしてくれていること。
朝、郵便受けから新聞をとって来る、とか。
ほんのちょっとのことだし、
「それぐらい当然手伝えよ」
とも思うかもしれない。
でも、逆に、お母さんのしている毎日の仕事に対しても
「お母さんがして当たり前(感謝の気持ち無し)」
にはならないで欲しいですよね。
バカ丁寧に一個一個
「お母様、ありがとうございます」
って言われなくてもいいけど、
さらっとでも
「ありがと」
って言われたら嬉しい。
子どもや夫や自分の親など、身近な人への「ありがとう」や「ごめん」って忘れがちかもしれません。